こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

千葉で稲刈り

2008年09月07日 21時15分50秒 | Weblog
 事故米でお米業界が揺れている中で、今日は消費者とともに、千葉県夷隅市で「千葉・万喜コシヒカリ」の稲刈りをしてきた。
消費者が約350人で、関係者まで入れると400名ほどとなったので、会場は結構にぎやかで、子供の喜ぶ声も沢山聞くことが出来た。

 会場で、前日に稲刈りした新米コシヒカリを試食したのだが(残念ながら炊き立てではないが・・・)、試食した感じでは、今年の出来は「良好」と言えそうだ。
柔らかくて粘りがあるという、一般的なコシヒカリの評価ではなく、モッチリとした食感で粘りもあるという、コシヒカリとしては高い評価となるだろう。

 この「万喜」は、最初のうちはコシヒカリのみだったのだが、現在は、千葉県の新しい品種「ふさこがね」が加わり、2品種となっているが、ともに、千葉県としては異例の、「大粒」を目指して栽培されているものだ。

 早ければ2品種とも、今週中の入荷となるのだが、昨年もお米でも、良い評価だったのだが、今年のお米なら、もっと良い評価になるだろう。
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事故米を、「回収作業は困難」で、すませていいのか

2008年09月07日 20時23分13秒 | Weblog
 2008年9月7日 asahi.com(朝日新聞)で、「三笠フーズ」(大阪市北区)が工業用に限定された「事故米」を食用に転用した問題で、同社幹部は「すでに消費され、残っていない可能性が高い」として、これ以上の回収作業は困難との見方を示した。という記事が出ていた。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200809060081.html

 「すでに消費され、残っていない可能性が高い」、だから「これ以上の回収作業は困難」だと、よく言えたものだ。

 この幹部は、事件の重大性が解っていない。
この事件は、自分たち米業界内だけの事件では終わらないで、焼酎メーカーと製粉メーカーにも、多大な迷惑をかけてしまっているのだから。

 この重大性が解っていて、それでも回収作業が出来ないというのなら、内部事情なんて無視して、いつからいつまで、どれだけの量が2つのメーカーに渡ってしまっているのかを、一刻も早く2つのメーカーに伝えて、もしも、まだ販売していない商品があるのなら、販売を止めてもらうよう、全面的に協力するべきだ。
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事故米の波紋が広がっていく

2008年09月07日 19時58分17秒 | Weblog
 2008年9月7日 読売新聞の記事に、「約10年前、冬木三男社長からカビの生えたコメの販売について相談されて不正転売を勧め、自ら主導して始めたことを認めた。そのうえで「事故米の転売は他の複数の業者も行っていた」と話した。」という記事が出ていた。

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20080907-OYS1T00187.htm

 テレビで冬木は、不正転売が始まった時期について、「5~6年前から」と言ったていたから、この顧問の説明とは食い違っている。

 自分としては、5~6年前だとか約10年前とかは関係ない。
今知りたいのは、その間に、どれだけの事故米が食用になってしまったのかということだ。

 それともう一つ、この記事で、新たに絶対に知りたいことが出てきてしまった。
それは、「事故米の転売は他の複数の業者も行っていた」というコメントの真実だ。
もしこれが真実なら、事件はさらに大きくなっていってしまう。
今は、「嘘であってほしい」と祈るしかない。
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事故米の大半が食用になったのでは

2008年09月07日 19時45分18秒 | Weblog
 09/07 17:00 関西テレビで「三笠フーズが、過去5年間に政府が売却した事故米の合計は7,401トンで、このうち三笠フーズが仕入れていたのは1,779トンと、全体のおよそ4分の1を占め、事故米の購入業者17社中、最も多かったことがわかった。」と報道した。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00140105.html


 さらに、2008/09/07 17:04 共同通信では、「農水省の担当者は「少量だと輸送費がかさみ、採算割れになる場合もある」と話しており、工業用のりなどといった非食用ではなく、利幅が大きい食用目的に買いつけた可能性があるとみている。」という記事もあった。

http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008090701000304.html

 事故米の仕入れている数字からしても、これについては、考えたくは無いが、自分も間違いなく、そうだろうと思っている。

 大変なことになってしまった。
この事件は、日に日に大きくなっていくことだろう。
これについて、お米業界は、どういう説明をするのだろうか。
しっかりとした説明が出来ないようだと、お米業界は信用を取り戻すことが出来ないだろう
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