こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

責任は自分に

2014年09月08日 18時19分06秒 | Weblog
高知県長岡郡本山町の「デスカバー農村漁村の宝 土佐天空の郷」ブランド米を管理している本山町農業公社が、そのブランド米の計画を作っている自分が禁則を犯したことについて、かなり動揺している。
それは当然の事として、今迄付き合ってくれている米屋に対して、産地としての示しがつかないからである。

動揺しているさまがメールから分かったので、先ほど「全責任は自分が取る」と返信した。

今まで自分が作っていたブランド米は、全量が米屋でのみの販売となっていた。
しかし、米屋が買ってもらえないのであれば、それは成り立たない。
産地にお米が余ってしまったら、お米を売る時期を逃してしまったら、今回のような各産地の失敗と、同じことを「デスカバー農村漁村の宝 土佐天空の郷」でさえも、しなければならなくなる。
つまり、売れなければ、買ってもらえなければ、最悪の結果となる前に、産地自らが売っていかなければならないのだ。

こんなことは、誰でも判る事である。
それを判っていながらも、今迄自分は、米屋以外での販売を認めていなかった。

多分、こんな心配をしなくても「デスカバー農村漁村の宝 土佐天空の郷」は完売していく事だろう。
しかし今回の暴落事件を期に、どんな状況になったとしても、産地として動いていくための方法を、やはり探っていくしかないだろう。

それの第一歩を始めたというか、ブランド化計画を確実なものにしていくための、パイロットトンネルを作り始めたと思ってもらいたい。

全責任は産地側には無く、全て自分である事については、知ってもらいたい。
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福井発コシヒカリ全国キャラバン出発

2014年09月08日 16時52分56秒 | Weblog
福井発コシヒカリ全国キャラバンのキッチンカーは、先ほど、出発式を終え、滋賀県に向けて走っていったそうです。
4月から進めてきた企画、多くの皆さんのご支援・ご協力により、無事、出発できたことに感謝しているとの事です。。



9月8日(月)13:30〜15:30福井県庁 出発
9月9日(火)13:30〜15:30滋賀県草津市 イオンモール草津
9月11日(木)13:30〜15:30兵庫県伊丹市 イオンモール伊丹昆陽

「越前ガニセット」も6名様に当たりますので、皆様からの写真をお待ちしております。
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ブランドを残せるか

2014年09月08日 15時58分12秒 | Weblog
県内農産品の販売が低迷するなか、広域化と大規模化で経営を効率化し、「売れる農業」を模索している中で、島根県内の11の農業協同組合(JA)が来年3月に合併し、奈良、沖縄、香川の3県に次いで、全県単一JAを実現する事で、約23万人の組合員数を誇り、全国のJAで最大となる知っているだろうか。

そこで問題となるのが、JA隠岐と作っている「隠岐世界ジオパーク 島の香り隠岐藻塩米」「島の香り隠岐藻塩米」と、JA石見銀山と作っている「巨木・ご神木・棚田米 石見銀山つや姫」「石見銀山コシヒカリ」等の、地域ブランド米。

他県であった合併とは違い、JAとしての機能は残されている事から、合併によってブランド米が消えてなくなってしまうという事にはならないが、JA隠岐やJA石見銀山という地名が無くなり、JA島根となってしまう事から、イメージがボケてしまうのは間違いないだろう。
もっとも、ブランド米を作り始める時から、これは想定内に入っていたが・・・。

だからこそ、JA名としてではなく、地域名を入れ込んだブラント名を作っていたし、JAのキャラクターを入れ込んだブランドを作っていた。

「隠岐世界ジオパーク 島の香り隠岐藻塩米」や「巨木・ご神木・棚田米 石見銀山つや姫」については、これからテレビなどで紹介されていく。
その中で、どれだけJA名ではなく、ブランド名を知ってもらう事が出来るかどうかが、今後のブランド米の生き方を決めていく事だろう。
そのために、JAが販売する白米でも、売りやすい価格ではなく、産地の将来を考えた、シッカリとしたプランド米としての価格設定になっている。

この頃、産地JAが売っている方が価格が高く、プロの米屋の方が価格が安いという、変な事が起きている。
その辺も含めて、これからは見直す必要があるんだろうな。
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某料理雑誌に紹介

2014年09月08日 15時20分31秒 | Weblog
島根県・隠岐世界ジオパーク 島の香り隠岐藻塩米コシヒカリを、「お米マイスターに聞く「おにぎりに向くお米」」という中で、某料理誌に紹介しました。
10月6日に発売だそうです。

質問に「地元の食材、地元の食文化ならではのおにぎりがあったらお教えください」とあったので、当然の事として「地元の藻塩を使ったおにぎり」と答えておいた。

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5品目関税撤廃阻止 TPPで石破地方創生相

2014年09月08日 15時09分11秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「5品目関税撤廃阻止 TPPで石破地方創生相 (2014/9/8)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
石破茂地方創生相は7日、NHKの番組に出演し、地方経済の中心である農業に影響を与える環太平洋連携協定(TPP)交渉について「私たちはうそつきではないので、米、麦、牛・豚肉、乳製品、甘味資源の関税を取り払うような交渉は絶対にしない。(選挙公約に掲げた)約束だ。破ったら政権そのものが揺らぐ」として農業重要品目の関税撤廃を阻止する意向を示した。
その上で、農政改革や農協改革を通じ「付加価値を上げコストを下げるということをやめてはいけない」とも述べた。

石破氏は「TPPで国益を守る交渉と農林水産業、地方発展は必ず両立させる」と強調。
ただ農業については「高い関税で守られ、補助金が入ってきていると、コスト意識が出てこない。本当に産業というのか」と指摘した。
今後改革すべきこととして農業団体の関わり方を挙げ、「今までうまくいった。でも世の中が変わったんだから、そこを変えていかなければならない」と述べた。

甘利明経済財政・TPP担当相も、「農業の産業化は、農業に企業のノウハウがどれだけ入るかだ」と指摘。企業が農業生産法人に出資しやすくすれば、企業の市場調査やブランド化戦略の発想が持ち込まれて「(農業が)強くなる」として、国家戦略特区での取り組みを地方創生につなげたい考えを示した。
というもの。

石破さん、言い切っちゃってるけど、阿部さんの考え方は、違っているんじゃないかな。
最初から不協和音となっている気がする。
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福井発コシヒカリ 全国キャラバン

2014年09月08日 14時16分54秒 | Weblog
コシヒカリを生んだ福井県から、和食の基本形「ごはんと味噌汁」の魅力を全国に発信し、「和食」の普及と新たな「ごはん」の需要拡大を推進することを目的とした全国キャラバンが始まりました。

http://fukui-gohan.jp/index.html

「福井発コシヒカリ」全国キャラバンのキッチンカーや、各地イベント設置されている「おにぎりくん」や「恐竜ゆるキャラ」、「試食の様子」、「わが家の和食(ご家庭で作られた味噌汁等)」を撮影し、写真を応募フォームよりお送り頂く事で、豪華なプレゼントがもらえます。
(キッチンカーが行く時間帯が、HPから確認できます)

Facebookも有ります
https://www.facebook.com/pages/福井発コシヒカリ全国キャラバン/1542792385950082

みなさん。
ご参加の程、よろしくお願いいたします。

米屋さんからの、情報発信もお願いいたします。
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2.2mmふくまる

2014年09月08日 13時48分41秒 | Weblog


選別2.2mmの、茨城県ふくまる。
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自ら禁則を犯す

2014年09月08日 11時45分02秒 | Weblog
自分が作っている、高知県長岡郡本山町の「ディスカバー農村漁村の宝 土佐天空の郷」ブランド米。
生産量に限界があり、全国での販売は不可能であるが、お米好きの消費者の中での知名度は、魚沼に匹敵しているほど。
地域としての取り組みもダントツ。
消費者からの評価も信頼も、他産地の追随を許さない。
流通価格も、他のブランド米よりもかなり高い。

よって、今回の日本のお米全体の暴落さえなければ、このまま真っ直ぐに進む事が出来たはずである。

しかし、今回の暴落によって、このブランド米でさえも、足元が怪しくなってしまった。
他の産地のお米からすると、2倍以上の価格差となってしまうからである。
それによって、お米の価値は認めていながらも、買い切れない米屋も消費者も出てくることは、当然だからである。

優れたブランド米が、こんなことで潰されていくのは耐えられない。
自分は、自分が作っているブランド米に付いては、全て生き残ってもらいたいと思っている。

ブランド計画については、産地が勝手に変えてしまう事は出来ない。
「ディスカバー農村漁村の宝 土佐天空の郷」は、米屋での販売がルールとなっている。
個人的な販売も、一切認められていない。
そこまで、ガチガチにしているからこそ、売り場が限定されている事からも、米屋は、このブラント米を可愛がってくれている。

なのに、今回自分は、「ディスカバー農村漁村の宝 土佐天空の郷」のブランド計画では禁則となっている部分について、産地側の判断を仰ぐ前に、勝手に変更してしまった。
それは、西の某県にある、こだわりスーパー(中の上ランク)に対しての販売を計画したことだ。

スーパーへの販売は、産直同様に、自分が一番嫌っている部分である。
それをしてしまうと、米屋同志の足並みも崩れる。
それらの、絶対に起こるであろう事象を、全て知っていてでもだ。

「デスカパー農村漁村の宝 土佐天空の郷」は、生産量を減らすとブランドとして成り立たない。
急こう配の棚田しかない事から、流通価格を下げることも出来ない。
当然の事として、売れなくてもブランド米としても成り立たない。

今の生産量を、最低でも維持し、さらに担い手を増やしていくためには、縛りすぎていてはどうにもならない。
産地にとってマイナスとならない部分については、考え方を変えなくてはならないと決断した。

11月過ぎになると、某県のスーパーに、「ディスカバー農村漁村の宝 土佐天空の郷」が並ぶだろう。
その県内の米屋は、動揺を隠せないだろうとは思う。
しかし、誰もが店頭価格を見て、驚くことであろう。
スーパーとして初めて、「ディスカバー農村漁村の宝 土佐天空の郷」の希少性を、ブランド米としての価値を認めてくれての、堂々とした価格がついている。
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