こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

適正価格って

2016年04月20日 17時59分03秒 | Weblog
なんでもそうだが、販売価格を決めてしまって安売りをさせないとなると、法律に引っかかってしまい大事件となる。
各産地のブランド化を手伝っている自分も、販売価格の決定権というものは持っていない。
産地の将来・担い手問題・地域の活性化・ブランド価値などの色々な提案をして、参考値を伝えるだけ。
 
では、産地の将来・担い手問題・地域の活性化・ブランド価値などの全てを切り離して、お米を売るだけに特化したとしたら、お米の店頭販売価格というのは、だいたい現在のスーパーで販売している5kg1500円程度となるのだろうか。
 
そうであるならば、5kg2000円を超えていると、かなり高いお米となる。
もしかしたら、それがブランド米としての平均的な価格でありながら、限界の価格なのではないだろうか。
実際、スーパーで販売されている「つや姫」「ゆめぴりか」などの価格を見ていても、5kg2000~2500円前後の価格帯に入っている。
ブランド米だと言っている他の産地も、それで納得しているようだし。
 
そうだとしたら、自分たち米屋が「産地のために」なんて考えて、可能性が少ない「ブランド米」を目指して、5kg3000円以上での販売を考えている方が、明らかに時代遅れなのではないだろうか。
産地側として必要もない、理解しなくて良い、聞く耳も持たない提案をし続け、無駄な苦労と努力を、ずっとしていただけなのではないだろうか。
 
なんだか、物凄く阿保らしくなってきた。
 
意地張って。
体調まで崩して。
1人でバカすぎる。
 
どうせ産地は、何度も頼んだって、やってくれないのだし。
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砕けるブランド

2016年04月20日 17時08分16秒 | Weblog
長い期間をかけて作っていた某産地のブランド米が、少し前に大手米卸の精米で某スーパーに流れて、そこで販売された。
どうやら、売れると思っていたブランド米が、計画通りに売れなかったことから、精米年月日がギリギリとなり、激安販売となっていったらしい。
理由は理解できるとしても、だからと言って、「そうですか、仕方がないですね」で済まされることではない。
 
そのブランド化に、深くかかわっていた自分は、今回のトラブルがいつか発生することを把握していて、ことあるごとに某産地に対して検討するように言い続けていた。
毎年検討し続けてくれていると思っていたから、自分がかかわっているブランドとして、差別化米卸である「和穀の会」にお願いして流通を切り開いてもらい、全国の差別化米を販売している米屋で、産地のためにと一生懸命に売り育ててもらっていた。
その全てに、泥をかけられた。
 
産地側の言い分としては「全国流通量は極少量なので・・・」「期間限定・売り場限定・数量限定なので・・・」。
世の中、それで通るものなのだろうか?
 
特に今回、自分が一番苛立ったのが、事件発覚後、直ぐに説明を自分たちが求めていたのだが、その対応が約10日後であったこと。
それも、シッカリとした説明も出来ないという、あり得ない内容。
同じ事件でスーパーのバイヤーに呼ばれれば、上手く説明できない段階であろうが、何が何でも、産地はすっ飛んで説明に来るだろう。
 
自分たちが怒っているというのに、その対応というのは何なのだろうか。
自分たちに米屋には、いちいち説明する必要はないということなのだろうか。
自分たちの存在が、それだけ下に扱われていたということが、大ショックである。
 
自分たちが「売らしてほしい」と頭を下げたわけではない。
「売ってほしい」と言ったのは、某産地側からである。
それも、安い価格で量をさばいてほしいというものではなく、「産地が活性化できる価格で、ブランド米として育ててほしい」と言われていたのだ。
だからこそ、各店が一生懸命に販売してくれていた。
 
自分も、何度も産地に足を運んで打合せをしていたし、テレビや雑誌でも紹介し続けていた。
それなのに、この事件であり、この対応である。
 
来週産地と会い、それなりの説明をしてもらうことになっている。
しかし、説明してもらって、どうにかなることなのだろうか。
どうやって、もう一度一生懸命に販売してくれていた米屋に対して「売ってほしい」とお願いできるのだろうか。
 
自分としては、もうお願いは出来ない。
「頑張ってほしい」と言葉にする理由が、全く見えないからである。
 
そしてもう一つ。
 
自分の気持ち。
「疲れた」というよりも「折れた」。
 
そんな気がしているからだ。
 
 
そして今日。
別の某産地でも、同じようなことが起こった。
 
産地は、自分が危機感を持って説明していた内容つにいて、どんな理解をしていたのだろうか。
 
危機感が弱すぎる。
なさ過ぎる。
甘ったれすぎている。
 
ブランド化するには、最短でも3年以上かかってしまう。
しかし、壊れてしまうには、半日あれば十分。
そして、今の時代。
一度壊れたものが復活するというのは、ほぼ不可能。
 
某産地は、納得できる説明が出来るのだろうか。
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苦から嬉へ

2016年04月20日 16時14分28秒 | Weblog
高知県「土佐天空の郷」からの情報が更新されました。
 
急こう配の棚田を維持していこうと考えると、こんな小さな田んぼ1つでも、疎かにすることは出来ません。
棚田群の中に放棄田んぼほを作ってしまうと、周りに与える悪影響が、平場の田んぼよりも大きいからです。
 
何から何まで、棚田には「楽」という文字はありません。
あるのは「苦」ばかりです。
 
そして、その「苦」を「嬉」に変えてくれるのが、ブランド価値を認めてくれる人たちです。
 
検索:土佐天空の郷 もとやまファン倶楽部
https://www.facebook.com/motoyamafanclub/
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時間はありますか

2016年04月20日 16時07分07秒 | Weblog
佐賀県「逢地の里 旧名:逢地の米」からの情報が更新されました。
 
以前から「土壌分析はどうなっているの」と質問し続けていました。
見た目には健康そうに見えていても、実際にはという事は良くあります。
「逢地」ブランドも同じでした。
 
他の産地では、1年1作のお米のため、試験を行う時間が無いため、実施しながらデータを取るところもあります。
時間が膨大にあるというのであれば、試験栽培をしてから実施したいところなのですが、全国でその時間は、もうないと思っています。
 
「逢地」は、試験している時間があるのですか?
大丈夫ですか?
他人事ですが、気になるところです。
 
検索:逢地の里
https://www.facebook.com/逢地の里-1696306423936679/
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データ入力

2016年04月20日 14時23分26秒 | Weblog
佐賀県「JAさが(城田西)」からの情報が更新されました。
 
土質データを入力しているようです。
大水田地帯の城田西でこの作業をしようとすると、本当に大変な作業となってしまいます。
 
しかし、この入力が終わると、城田西だけが持っている独特の田んぼを使いこなせるようになると思います。
 
検索:城田西プレミアム天使の詩
https://www.facebook.com/城田西プレミアム天使の詩-484729578352329/
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