こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

退いている

2017年06月14日 11時30分21秒 | Weblog


「スズノブさんは、以前、第一線を退くと言っていましたが、その後も変わらずご活躍のようで、何よりです」という、皮肉たっぷりのメールが届いていた。

判って無いなぁ、と笑ってしまった。

言った通りで、明らかに自分は、一線から退いている。
なぜなら、新しい提案等は、もうしていない。
米業界に対しても、ガタガタ言っていない。
マスメディアに対しても、断る回数も、かなり多くなった。
プロジェクトライスも終了した。

証明しろと言われても困るが、実際に、自分のパソコンの電源は、夜は切れている。
スリープにしておく必要が無くなったからだ。

今しているのは、全て継続のみ。

プロジェクトライスの終了を言った時も、継続を願い出た産地は数ヶ所。
その産地を続けているだけ。

産地の将来は、産地が。
米業界の将来は、米業界が。

自分は退いているので!
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見直し

2017年06月14日 09時28分56秒 | Weblog


昨日午前中、長野県庁の担当者が変わったので、その顔合わせと、これからの長野米についての話し合いをしていた。

「コシヒカリ」中心の長野ブランド。
長野県から「コシヒカリ」を取ってしまったら、売るお米が無いというほど。
であるが、これも時代として「限界」となっている。

長野ブランドを維持していくためには。
より強いブランドに育てるためには。

どうしても、県の計画の見直しが必要となっている。
当然そこには、「長野県原産地呼称管理制度」も含まれる。
GI。
J-GAP。
G-GAP。
についても考えなければならない。

では、長野県オリジナル品種の「風さやか」を、どう育てるのか?

「コシヒカリ」と「風さやか」とのブランドバランスは?
「風さやか」の理想の立ち位置は?
「風さやか」と競合する他県産品種は?
そして、何年後の実現を目指すのか?

規模が大きすぎて、自分も直ぐにはイメージ出来ない。
しかし、それでも見直さなければ、どうにもならない。

なんとなく見えているのが・・・・
競合する品種が多い「風さやか」を育てるためには、競合するどれかの品種を、1つ犠牲にするしかないのだろうということ。

「みんな仲良く」は、もう有り得ない。
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さて、

2017年06月14日 04時02分52秒 | Weblog


確実に米業界は変わり始めている。
というか、法律等までもが変わり始めている事から、変わって行かざる終えない。
なので自分も、その中で生き残って行くための方法を、必死に探している。

数年前の計画であれば、とっくに新しい時代に向かって動いていたはずなのだが、それは見事に失敗してしまった。
なぜなら、計画の中心にあった「産地と足並みを揃えて・・・」という部分が出来なかったからである。

30年問題を目の前に、産地は生き残るために、必死になって、色々な計画を実行してくれると考えていた。
しかし、現実は違い過ぎた。
だから、各産地で実行していたプロジェクトも、実行して行く意味を失ってしまった事から、数ヶ所を残して終了した。

マスメディアからは、毎日のように「米業界の将来は?」「ブランド米は無くなるのか?」「最先端の産地は?」等の問い合わせがくる。
しかし、プロジェクトライスを終了したことで、その答えを言え無くなった。
自分の考え方について、信憑性が無くなったからである。

「産地と足並みを揃えて・・」が無くなった今、必要となったのは「お米の実力」だけ。

しかしそれは、「特A」だとか「優勝米」とかの、昭和の時代を引きずった、ズレた事を言っているのではない。

お米の消費はさらに減り。
産地は、より高齢化が進み。
日本米は価値を失い。
外食は外国米が当たり前となる。

その中での「お米の実力」なのである。

さて、いくつの産地が、気付くことが出来ただろうか?
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