新聞社の取材を受けていた。
作況指数が発表になった事で、ようやく自分なりの「豊作・不作」が言えるようになった。
自分の考えとして、「今年の新米は、生産者の考え方と実力が、判りやすい」と思っている。
天候のせいにしている生産者も多いが、同じ天候の中で、同じ品種で、倒れずに、しっかりと生育していた稲は、沢山存在していた。
という事は、全てを天候のせいには出来ないはずである。
違いは何なのか?
答えは解っている気がする。
産地は、生き残りを賭けた、最期の戦いを始めなければならない。
どんなに今、実力があっても、担い手がいない産地は、戦わなくても自然に負ける。
欲しいのは、今は未熟でも、将来がある産地。
消費地は、その戦いを、冷たく静観しているだけ。
今までのように、助け船は出さない。
弱肉強食の時代。
強い産地が生き残り、弱い産地は消えるだけ。
どうやって生き残るかは、産地の考え方だろう。