こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

そんなものは無い

2017年10月31日 16時05分27秒 | Weblog


某テレビ番組の収録をしている最中に、違うテレビ局から「新米の美味しい研ぎ方を教えてほしい」という電話があった。
またまた出てきました、テレビ局の、無い引き出しを、無理やりにでも引き出そうとする悪い癖。

何をどう言われようが、新米でも古米でも「お米の保存」と「お米の研ぎ方」は一緒。
昭和の時代であれば、お米の品質も良くなかったし、精米技術も悪かったし、保存も適当であったので、新米と古米での違いは確かにあった。
今の時代、それはありえない。

ただし、新米の方が柔らかく感じるという消費者もいるので、そう感じるのであれば、炊飯器の炊き分けモードを変更するか、水加減を減らす事を試してみれば良いだけのこと。
「新米は水加減を減らして炊く」というのは、自然乾燥米の頃の話で合って、今の時代では完全に間違い。

「新米の美味しい研ぎ方」を提案するよりも、「基本的な研ぎ方で研げないほどの、古いお米を持たないようにする」という情報を、追加するべきだね。
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やり直す

2017年10月31日 15時00分50秒 | Weblog


今日は前半後半に分かれているが、お米についての収録を、ほぼ丸1日している。

お米の保存や研ぎ方を、今日収録している番組で放送することは、以前から決まっていたことであった。
しかし、先日放送された某番組の「新米・玄米」特集によって、使えもしない情報が、また発信されてしまったことから、「お米の保存」と「お米の研ぎ方」「ほぐし方」について、「正しい方法」として放送してもらうことにした。

五ツ星お米マイスターでも三ツ星お米マイスターでも、「お米の保存」と「お米の研ぎ方」について、自分の研ぎ方を全て伝えてくれている人から、「ふざけるな」と言いたいほど勝手で、酷い方法を教える人までいる。
「よく試験を通ったな」と疑問に思ってしまうレベルも多い。

こんなことだから、消費者は本当に美味しいお米を食べることが出来ない。
お米なんて、どれも同じと言われてしまう。
当然、お米をもっと食べようという消費者も増えない。

お米を食べる消費者を増やそうと思うのなら。
お米の良さをもっと消費者に知ってもらおうと思うのなら。
まず業界として、「お米の保存」と「お米の研ぎ方」「ほぐし方」を統一するのは当然である。

この「お米の保存」と「お米の研ぎ方」「ほぐし方」という基本が出来ることで、次のステップに進めて、初めて「お米の美味しさ」について語れるようになる。

お米業界は、完全に限界点を超えてしまっている。
活性化するだけの体力は、もう残っていない。
何処まで延命出来るかを考えているだけ。

その中で、限りなくゼロに近い可能性に頼って、新しいお米の時代に進んで行かなければならない。
身勝手な考え方や行動が、どれだけ悪となっているのかは、誰でも判ることだろう。

プロと言う看板をあげているのなら、間違えた情報を伝えるのは自分の首を絞めるだけ。
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あきたこまちにひとめぼれバージョン

2017年10月31日 10時26分50秒 | Weblog


パフォーマンスも上がり続けている、29年産米食味チャートですが、今回「あきたこまちにひとめぼれ」のキャラクターを入れた、ほのぼのバージョンを作ってもらえましたのでお知らせいたします。

マスメディア・講演・イベント等、色々な場所で使っていただけるようになりました「食味チャート」です。
なので、仕様場所によって、この「あきたこまちにひとめぼれ」パーションも、使用していただければ幸いです。
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