某産地のブランド化戦略の一部。
お米好き女子高生の青春ラブ米マンガ「あきたこまちにひとめぼれ」。
漫画家:吉谷光平。
監修:五ツ星お米マイスター西島豊造。
のコミックで話題となっている「食味チャート」。
多くのマスメディアが取材してくれて、記事にしてくれている事から、コミックが発売されてから、ずっと話題となっている。
なので、本当なら、しばらくはそのままにしておきたい。
であるが、新米データが手に入ったし、産地との擦り合わせも出来た事で、数品種について、修正が必要となったのだ。
この食味チャートについての取材は、30日にもある。
その時に、今までのチャートを使うか、最新版で説明するか。
悩む。
スズノブの取り扱い産地・品種に、大きな変化が出ている。
佐賀県(10→5)、大分県(1)、島根県(8→6)、高知県(6→4)、福井県(1→2)、鳥取県(1→0)、富山県(2)、石川県(2→1)、滋賀県(0→1)、京都府(2→0)、奈良県(1)、三重県(0→1)、新潟県(2→0)、新潟県魚沼(7→8)、新潟県佐渡(4→2)、長野県(6→5)、群馬県(1)、茨城県(2)、千葉県(1)、福島県(1)、宮城県(6→1)、岩手県(0→2)、山形県(4→2)、秋田県(5→6)、青森県(0→2)、北海道(9→6)
不動の産地が、ついにマイナスとなった。
スズノブの店頭の玄米ケースの数は変わらない。
よって、空いたケースには、新規の産地・品種が入った。
3年以上前から自分が言っている、「戦国時代」「弱肉強食」というキーワード。
それが、スズノブの店内では、当たり前の現実となっている。
千葉、魚沼、岡山、松山、国立、富山、長野、宮城、長岡、魚沼・・・・
まだまだ産地めぐりが続く。
遊びたい、ゆっくりしたい。
温泉に入りたいという思いもありながらも・・・・
産地のため。
ブランド化戦略などのために産地に行っている。
だからいつも、限界ギリギリの精神と精神との戦いばかり。
さらにその間に、マスメディアとの取材なども入っている。
どんにな説明しても、悔しいけど情報は正しく伝わってくれない。
睡眠時間は、全盛期の2時間だけに戻った。
夢の中でも戦略を練っている。
下肢静脈瘤の手術は、またまたまたまた延期。
全ての産地は助けられない。
それでも、1か所でも多く生き残ってもらいたいと思っている。
なので、ヘルプと言われれば、1か所でも多くの産地に乗り込んでいっている。
今日(27日)午前中。
滋賀県農政水産部 農村振興課地域資源活用推進室と食のブランド推進課と湖北農業農村振興事務所と、今年新米から販売を始めた「滋賀県魚のゆりかご水田米」についての評価や、ブランド化、販路の拡大などについて話し合っていた。
http://www.pref.shiga.lg.jp/g/noson/fish-cradle/
滋賀県魚のゆりかご水田米プロジェクトは、魚・環境などを語りながらも、元々は農業土木の発想と考え方がベースとなっている。
だから、同じ農業土木出身の自分からすると、何をやりたいのか、何処を目指して立ち上げたのか等が、ハッキリと見えている。
したがって、何処で躓いているのかも、ハッキリと見えてしまう。
滋賀県魚のゆりかご水田米プロジェクトは、農業土木色が強いまま、平成13年から着手している。
水田魚道排水桝から排水路堰上げ式水田魚道を経て、平成18年に「魚のゆりかご水田技術指針」を策定し、「魚のゆりかご水田米」によるブランド米の試みも始めた。
そして、平成19年には、世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策(滋賀県版「農地・水・環境保全向上対策」)と連携しての取り組みを行った。
なのだが、ここで止まってしまっている。
以降は、県内取り組み地域が増えて、合わせて面積も広がっているという報告だけ。
つまり、8年に渡る長い間、プロジェクトは先に進めないままだったということ。
スタートの考え方が農業土木だったため、ブランド米としての考え方が弱い。
なので、面積を拡大していくことが、そのままプロジェクトの中心となってしまっているみたいだ。
でもそれだと、販路を広げる事は出来ない。
気付いたのだから、ここで一気に修正をしてしまいたい。
それも、来年2月末までに。
ブランド化・担い手・地域活性化等だけであれば、もう少し時間はある。
しかし、魚・環境・農業土木が絡むとなると、田植え前が絶対ルールとなる。
もう11月になる。
残り3か月。
たった3ヶ月で、古い農業土木ブランド計画から、今の消費地の流行に合わせた、琵琶湖周辺地域環境改善活性化ブランド化戦略にまで修正できるか。
大変だな。
これは!
http://www.naharino310.com/html/page8.html
奈半利町のふるさと納税で販売する新米から、奈半利米の特徴などを伝えるためにコラボを始めたのだが、なんと既に完売となってしまったという連絡が入った。
「奈半利の郷 通販ショップ」のページでは、奈半利米の味覚、特徴、チャートだけでなく、美味しい研ぎ方やほぐし方、さらには合うおかずまでも紹介している。
なのだが、お米が完売してしまったという事は、来年の新米まで、このページは開店休業になってしまうな。
午前中に、某産地の1品種について、今年の販売を見送ることを産地に伝えた。
天候不順により、完全に生育が止まってしまっていて、品種の特徴は全く出ていない。
強選別をしても、未成熟米と死青米が大量に弾かれるだけで、品質は上がらない。
継続して購入してもらっていたお客様からも「硬いし甘みが無い。美味しくない」とクレームが入ってしまった。
このまま販売し続けて産地イメージを下げて、お客様を失ってしまう事は避けたい。
なので今年は、あえて販売を中止して、店頭内の看板も消すことにした。
そして来年、新たに仕切り直しをした方が、産地としても品種としてもダメージが無いのではないかと考えた。
しかし、そこで問題となるのが、生産者の生活。
自分の契約数は極少量なので、生産者の生活を脅かすほどではない。
であるが、それでも1年間は、お米の販路を1つ失うことになるし、その分の収入も減ることになる。
JAとの関係を断っている生産者ではないことから、JAに引き取ってもらうことは出来る筈である。
よって、売れないお米を年明けになっても抱えて、1人で路頭に迷うという事にはならないだろう。
であるが、自分の気持ちとしては複雑である。
29日に、千葉県佐原中央公民館で、平成29年度香取市米食味コンテストが開催される。
なので、その時に使用する資料を、先程香取市商工観光課園管理物産班にメールで送った。
今回は試行を変えて、自分は「30年以降のお米について」の講演をして、その後に、東芝ホームテクノ株式会社の守道信昭さんにも来ていただいて、「炊飯器の現実について」の講演をしてもらうことにした。
さらに、普及モデルで炊飯したご飯の審査にも参加してもらい、審査後には、普及モデル・旗艦モデルで炊飯したご飯の食べ比べを一般参加者も交えて実施することもお願いしてしまった。
今回の平成29年度香取市米食味コンテストは、何でもかんでも、東芝ホームテクノ株式会社さんに甘える形となってしまった。
なぜなら、生産者が知らない炊飯器の世界と、品種や特徴の違いを知ってもらうためには、自分では役不足だからである。
昨日夜の、某番組のお米情報は酷かったな。
某番組には、自分も何度か番組には出演している。
自分が出演していなくても、お米に関する情報は、常に提供していた。
実際に何度か、保存、研ぎ方、むらし、ほぐしなどを、番組内で自ら紹介している。
なのに昨晩の内容は、今まで自分が教えてきたお米に関する情報を、完全無視だものな。
完全に協力する気持ちが無くなった。
問い合わせなどが来ても、もう回答する気持ちはない。
これがマスメディアだと言ってしまえばそれまでだが、呆れ返る。
14:30~16:00までと長丁場になったが、富山県農林水産部農林水産企画課と、「富富富」の30デビューに向けた差別化の仕方や、ブランド化の仕掛け方などについて話をした。
自分は「富富富」と同じ30年デビューの、福井県の「いちほまれ」のブランド化を手伝っている。
なので、「いちほまれ」と「富富富」のブランド化戦略については、何処まで違いを出せるかが全てとなる。
同じ3角形の戦略では駄目。
3角形は3角形でも、違わなければ意味が無い。
富山らしさが出せるか?
「富富富」の良さは?
「富富富」を使いこなせるか?
課題は?
乗り越えなくてはならない壁は?
残念ながら、富山県は県内に足を引っ張る人たちがいる。
それを断ち切らなければ、動くに動けない。
自分が見えている部分については、全て伝えた。
持ち帰ってもらって、徹底的に話し合ってもらいたい。
14:30ころになると、富山県農林水産部農林水産企画課の人が訪ねてくる。
実は先週土曜日に、来年デビューの富山県のオリジナル品種「富富富」を、わざわざ持ってきてくれたのだが、その日自分は、原宿のmizucafeで、隣の福井県から、同じく来年デビューの「いちほまれ」の試食販売をしていて会えなかったからである。
自分が作成した「食味チャート」の「富富富」のポジションについて、作成した自分としても納得は出来ていないことから、今回、富山県農林水産部農林水産企画課の人と相談して、左下から右上に変更したいと思っているし、「富富富」のブランド化戦略についても、教えてもらえるところは、全て聞いてみたいと思っている。
楽しみ!
自分としては納得できない放送内容となってしまった、朝の情報番組。
うぅ~んと思いながらも、どうにもならない。
でも、同局の別の番組で、もう一度お米の情報を発信するチャンスがある。
なので、しぶとくもう一度挑戦。
実際は来月上旬の放送となるのだが、そのための収録を、今日の午前中にした。
今度こそ!