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自転車ロードレースやロングライドの話題が中心です。
脊椎関節炎と付き合いながら生活しています。

BRM504 北海道十勝 200kmブルベ

2016-05-10 13:08:54 | 自転車

5月4日(水)に開催されたBRM504北海道十勝200kmブルベに参加させていただきました。
ブルベで長距離を走る事はもちろんですが、十勝の食材調達も大きな楽しみです。
森林公園での落車骨折からおよそ1ヵ月を経過し痛みもやわらいでいたので、どれだけ走れるかを試す意味もありましたが、4日後にはクリテリウムレースがありますので、あまりダメージを残したくないという中途半端な状態での出走でした。

前日の11:00頃に札幌を出発し、国道274号線を通って夕張ICから高速に乗ったのですが、夕張~鵡川間で8kmの渋滞中・・・帯広には14:30頃に到着しました。
更別の「パン舎」さんで予約してあったパンを回収し、同じ町内の洋菓子屋さんで名物のクッキーシューとチーズケーキを食べて遅めの昼食としました。
帯広市内に戻って満寿屋でパンを購入し、大塚精肉店でジンギスカンを購入し、甘納豆の「福豆」に寄って・・・「4月29日をもって閉店いたします。」の張り紙が・・・十勝産の豆を美味しく甘納豆に加工してくれる貴重なお店だっただけに、残念です。

ホテルにチェックインしてから徒歩で帯広駅方面へ移動し、お土産に頼まれていたクランベリーのシアンルルクッキーを購入し、輪菓屋のドーナッツを購入し、楽しみにしていたインデアンでカレー(インデアンルー+カツのトッピング)を食べて大満足。
ホテルに戻ってお風呂に入って、天気予報を確認してウエアを揃えて、マンガを読みながらのんびりして就寝。

翌朝は5:00頃に目覚めて、満寿屋のパンを食べて、軽量化しようとトイレに座ったけども、いつもは快調に出すのですが、めずらしく出せず・・・緊張しているわけでもないだろうに。
天気予報を確認し、風と雨の予報が変わっていないことにがっくりしながらも、帯広まで遠征してきてDNSはありえないので、そそくさと着替えて帯広の森へ移動しました。
既に多くの参加者たちが駐車場に集まってきており、N村さん、K野さん、H田さん等とご挨拶。
自転車を組み立てているうちに雨が本格的に降り始めてきたので、最初からウインドブレーカーをはおり、シューズカバーを装着しました。
アイスアリーナ内で受付を完了し、ブリーフィングで広尾方面の天候が悪いことが予想されると聞いたものの、この時点では天候を甘く見ていました。
あのときのiwanさんの笑顔が意味する事がわかったのはPC2の直前でした。

7:00スタートグループで帯広の森を出発し、しばらくは道がよくわかっていないので集団に着いてゆく事にしましたが、GARMINEdge500にルートを登録してあるので、簡易ナビでコースミスする事はなく、その点は安心してペースの合う方達(レース会場で顔見知りの皆様)と進みました。
PC1ではドリンクも補給食も十分だったので買い物はせずに、スタッフにチェックをしてもらい、すぐに出発しました。

ここから先は雨はさほどでもありませんでしたが、前走者の後輪がはね上げる水を頭からかぶるくらいの勢いで、口の中が常にジャリジャリしていました。
風は左側からの横風で、ときどき突風で飛ばされそうになるくらいでしたが、進行方向をみると空が少し明るくなっていたので、天候が回復するかもしれないと楽観していました。
ときどき前日に3時間耐久に出場していたM浦さんが遅れる事があり、回収しながら進みましたが、やはり前日の疲労が影響してか、残念ながらひき返すことになりました。

ここから先は3名でローテーションしながら進みましたが、N村さんが「登りになったら各自のペースで行ってください。」とのことで、しばらく進みましたが、H田さんと相談して、ここから先は向かい風でもあるし、まとまって走った方がよいのではないかと、しばらく後続を待つことにしましたが、なかなかペースが合わず、振り返ると誰もいなくなっていました。
8時間を切って走りたかったことと、夕食にインデアンのカレーを届けるミッションがあったので、そのままマイペースで走り続ける事にして、一人でPC2を目指しました。

雨が激しくなってきたところで、T字交差点で赤信号待ちをしているときに、ふと青看板を見ると、左折すれば広尾、右折すれば帯広・・・右折しようかとも考えましたが、もうここまで濡れてしまったら同じなので広尾に向かう事にしました。
左折してからは雨が強くなり、向かい風も強くなり、雨が滝のように顔面を流れて眼を開けていられなくなるほどでした。
どこまで走ったらPC2にたどり着くのか、初めて走る道なので不安を抱えたままGARMINとにらめっこしながら走り続け、右側にセイコーマートが見えた時はほっとしました。

全身ずぶぬれの状態で、まずはトイレをお借りして顔の泥を拭い、指先から水が滴る状態のまま飲み物とおにぎりを購入しました。
こういう寒くて指先がおぼつかない時に、電子マネーは便利です。
外に出ておにぎりを食べようとしたら、壁にたてかけてあったバイクが風で吹き飛ばされて駐車場に転がっていました。左のブラケットが少し内側に倒れていましたが、フレームその他には損傷や傷は見当たりませんでした。
おにぎりを食べている時がもっとも雨風が激しかったように感じました。
風で身体が飛ばされそうになり、寒くて震えがくる中で、雨でべちょべちょになったおにぎりをのどに流し込むようにむさぼり、食べ終わった後に寒さに我慢できずに店内に入って暖をとっているときに、後続の2名が到着しました。
この2名と3人でゴールまで走ることも頭をよぎりましたが、ここから先は追い風が多いはずなので、このまま一人でゴールを目指すことにしました。

寒くて全身に震えが来ていたので、とにかく早く身体を動かしたくてバイクに飛び乗って出発しました。
さすがに追い風なので走るのは楽なのですが、身体が暖まらず、震えながら進みました。
ようやく体が温まって来た頃にブルベの参加者たちとすれ違いはじめ、T字交差点までに5~6名とすれ違いました。
ここから先は景色を楽しむ余裕もなく、時折吹きつける横風に耐えながら、ひたすら前に前に進み続けました。
このあたりから雨は少なくなり、時折晴れ間も見えるようになってきました。

更別の交差点で赤信号待ちしているときにふと右側をみると、昨日寄った「パン舎」さんの店舗が見えたので、なにか補給しようかとも考えましたが、この時間には商品が残り少ないはずなので・・・とそのままお店に寄らずに進みました。
中札内のPC3の手前、帯広広尾道と交差する手前で停車してスマホでPCの位置確認をしていると、少し前で停車した車から懐かしい顔が・・・M添さんでした!
買い物に行く途中に見つけて声をかけてくださいました。
PCの場所がわからなくて心細くなっている時に知り合いの顔を見て安心しました。
PCの場所をM添さんに教わって不安なく走り続ける事ができました。
M添さん、ありがとうございました。
また、レース会場で会いましょう。

中札内のPC3で缶コーヒーを飲んでいるところへ、PC2で会った2名のライダーが合流しました。
もうゴールまでわずかな距離ですので、2名を待っている理由はありません。
缶コーヒーを飲み干して、そそくさと出発しました。
ここから先は信号で停車する事も多かったのですが、その度にドリンクを飲んだり腰を伸ばしたり首を回したりして、リラックスして走る事ができました。
時計を見ると、8時間以内での到着は無理そうでしたので、最後のゴールまでは時間に関係なくのんびりと走る事にしました。
「帯広の森」に入ってアイスアリーナまでもう少しという時に、真後ろでディレイラーの操作音が聞こえたので振り返ると、一人のライダーが「やっと追いついたよ!」と嬉しそうに声をかけてくださいました。
ゴールの受付を済ませてから、バイクを掃除して車に積み込もうとしましたが、あまりにも汚れが激しくて、水をかけながら洗剤とブラシで洗車する必要があったため、掃除を諦めて車に積んで、プロテインを飲んでから汚れたウエアを着替えて会場を後にしました。

所要時間は「8時間13分」で8時間を切ることはできませんでしたが、雨と風のコンディションを考えれば満足です。

今回のブルベの補給一覧は下記のとおりです。

1)エナジージェル 3袋
2)ドリンク ボトル5本分
3)缶コーヒー 1缶
4)おにぎり 2個

ほとんど平坦なコースでしたので、FTP以上で走る区間は少なかったですし、ジェルの補給タイミングも適切だったのか、エネルギー不足を感じることはありませんでした。
帰宅してから体重を測りましたが、出発前とほとんど変わっていなかったので、補給は成功したといえるでしょう。
気温が低かったので発汗量が少なかったのが救いだったように感じました。

メガドンキに入っているインデアンで家族の夕食用のカレーを購入し、ローソンで眠気覚ましのエナジードリンクとアイスカフェラテを購入して、満寿屋さんのパンを食べながら高速道路で札幌に向かいました。
渋滞にも巻き込まれず、眠気に悩まされることもなく18:30頃に無事に自宅に到着し、みんなで美味しくカレーをいただきました。

自転車の楽しさを再確認することを目的とした久しぶりのブルベでしたが、雨と風が激しく辛い区間が多かったので、自転車の辛さも再確認する事ができました。
それでも、やっぱり自転車は楽しかった。


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