脚が重く、疲労感が強い1週間をなんとか乗り切り、週末は100㎞以上を一本、朝里峠でもまわってこようかと弱気な週末を過ごそうと考えていましたが、チームのS川さんが「行きましょう!」ということでお誘いを受け、7/1(土)7:00に比羅夫に集合となりました。
今回の試走メンバーは自分とS川さんの2名。
チームに増えてきている50歳オーバーの選手ですが、登りに強く、粘り強く走る選手です。S川さんはカテゴリーの関係で70㎞コースにエントリーしていますが、今回はトレーニングとして140㎞コースにお付き合いくださいました。
今回の試走コースは登りが多いため、登りの強いS川さんに引きずり回されること必至・・・そのとおりとなりました。(笑)
比羅夫坂を下ってパレード区間を進みますが、どうも足が重く、ブレーキがホイールに擦っているんじゃないかと思うほど踏めず回せず・・・。
花園への登りで早くも休みたくなってきましたが、レース前の最後の高強度だと言い聞かせて、なんとかS川さんから遅れないように付いてゆきました。
ニセコ花園ヒルクライムのコースに出てからは斜度も緩いのですが、ここでも脚の重さは変わらず、下り区間に入ってからも登り返しで踏めず、COMPEXで臀筋をいじめたからなのか、臀筋の緊張を感じながらヒイコラと走り続け、老古美の駐車場まで目標1:00のところを1:08もかかってしまいました。
神仙沼のレストハウスでは足切関門が9:10ということで、スタートから2時間20分後までに通過しなければ、そこでレースは終わってしまいます。
駐車場から43分ほどでレストハウスに到着しました。合計で1:51だったので約20分ほど余裕がありました。今年も神仙沼での足切は免れそうです。(笑)
パノラマラインは終始霧が濃く気温も低かったのですが、自分としてはこのくらい気温が低い方が走りやすいです。先行するS川さんになんとか食らいつきながら神仙沼駐車場に到着。
少し休んでから水道の引かれていない山頂のレストハウスで貴重な水を分けていただきダウンヒルを開始しましたが、蘭越の海までの平坦部分は省略することにして、吉国まで下ってから70㎞コースを逆走して蘭越から新見への登りからコースに復帰して合計100㎞ちょっとでまとめることにしました。
このレースのリザルトを左右するのは登りでの強さはもちろんなのですが、この蘭越の平坦区間の30㎞を集団でまとまって走れるか否かも大きく影響すると考えています。ここで単独もしくは少人数であれば、海に向かって向かい風のことが多く、かなり消耗が激しくなり、豊国から日の出までの登り区間でタレてしまうことは必至です。補給地点でばらけてしまうかもしれませんが、前に追いつくなり、後続を待つなりして、なんとかまとまって走りたいところです。
ダウンヒルではほとんど踏まずに流して気持ちよく日の出の右折地点に到着し、吉国に向かってさらに下りました。ここも気持ちよく流して路面状態を確認しながら下りました。
豊国から登り始めると間もなく単独で試走していたI葉さんが追いついてきて、道を良く分かっていないとのことで一緒にゴール地点まで走ることになりました。
脚が重いのは変わらず、臀筋の緊張を感じ続けながらひたすら上り続けて日の出の足切関門まで到着しました。
黄金温泉まで下る途中で左折ポイントを見逃すところでしたが、100mほど通り過ぎただけで気づいてコースに復帰し、このコース最後の黄金温泉からの登り(去年のツールド北海道では厚さに耐え切れず途中で自転車を降りて用水路を流れる水で水浴びしました。)をなんとかこなしてニセコ駅に向かって下り、道道343号線までのちょっとしたのぼりで頑張ってスピードを上げて自己満足に浸り、ゴールの1㎞ほど手前にある自販機でコーラ休憩でのんびりと試走を終えた気分でくつろいでいましたが、とりあえずゴールまで走ろうと比羅夫坂でS川さんとダッシュ練・・・まくられました・・・。
I葉さんは、70㎞コースをおかわりすると走り去ってゆきました。この暑さの中、鉄人ですね。
雨にも降られず、パンクもせず、ハンガーノックにもならず、重い脚でもなんとか走り切ることができました。これも、一緒に走ってくださったS川さんのおかげです。
補給食はマルトデキストリンのジェル(自作で電解質パウダー、クエン酸、食塩を入れてます。)をフラスク2本のうち1本半消化でした。
本番ではフラスク2本を全部飲み切るでしょうから、念のため2個ほどエネルギージェルのパックを追加携帯しようと思います。
レース当日の天気は、台風3号の進路次第なのかもしれませんが、天気予報では曇りのち晴れで最高気温が26℃程度のようです。
レーススタートからパノラマラインまでは山の上ということもあって、それほど暑さは感じないだろうと思いますが、日の出関門への登りに差し掛かる頃には気温が上がってきますので、暑さに弱い自分としては黄金温泉からの登りはかなり厳しくなると予想しています。黄金温泉の補給処で「水」のボトルをもらって、かけ水しながら走ることを考えています。
黄金温泉からの登りを登り切ってしまえば、もうゴールはすぐそこですから、例年、キツくなって立ち止まる人も続出するこの坂ががんばりどころですね。
いつものミルク工房でお土産を買って札幌に戻りました。
帰宅してシャワーを浴びてからCOMPEXの「Training Recovery」プログラムで大腿四頭筋と臀筋とふくらはぎをそれぞれケアしました。
マッサージオイルでのケアをせずに寝ましたが、翌朝の脚のダメージは少なく感じました。
ついでに体幹部も鍛えておこうと、腹筋と背筋も「Strength」プログラムで刺激しましたが、強度設定が良く分からず(100程度)中途半端になってしまいました。もっと強く刺激しないと筋力強化にはつながらないような気がします。
日帰りでこれだけ楽しめるコースが自動車で2時間圏内にある札幌って、いい街ですよね。