銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

君が僕を知ってる♪

2013年05月02日 | のほほん同志Aの日常
今日は帰宅後、夕飯もそこそこに
CD棚から1枚のアルバムを取り出しました。

先ほどからエンドレスで流れているのは
RCサクセション、「君が僕を知ってる」

~君が僕を知ってる~

忌野清志郎さんのソウルフルな歌声。
この曲を聴きたくなったのにはわけがあります。


ちょうど12時間前のことでした。

そのとき私は添乗先の日光で、ひとりタクシーのなか。
旅行中に体調を崩され、大事をとって一晩入院された方があり
一夜明けた今朝、病院へと向かうタクシーのラジオから
この曲が流れてきたのです。

 
 ~今までしてきた悪い事だけで 僕が明日有名になっても
 ~どうってことないぜ まるで気にしない
 ~君が僕を知ってる


うわっ、いまこの曲ですか…。

大好きなキヨシローさんのなかでも
この歌は特に好きな曲なのですが、
それより何より――。

銀のステッキにはおひとり参加の方が多くいらっしゃいます。
このたびの日光旅行でもそうで、
ご体調を崩されたのも、そのなかのおひとりでした。

これまでに何度もご一緒下さっている方です。
だから私はその方のことを、知っているつもりでした。
旅行中に体調を崩すことの辛さ、心細さも、
分かっていたつもりでした。

でも

そんな「つもり」を形に表したのは私ではなく
今回、その方と初対面で
たまたま新幹線のお席が隣あわせになった、
あるお客様でした。

おひとり参加どうし、そしてお一人暮らしどうし、
新幹線やお食事の席でお話しされるなかで
初対面とは思えないものを感じていらっしゃったのでしょうか。


「これを、入院されたあの方に…」

一夜明けた今朝、
ホテルで私の顔を見るなり、お手紙を渡してくださいました。

「ゆうべ書いたの。私に何かできないかと思って」

チェックアウト後の出発まで、そう時間はありません。
お預かりした手紙を届けるために、タクシーに飛び乗りました。
そのラジオから、キヨシローさんの歌声が流れてきたのです。

~君が僕を知ってる~

知ってる人がいてくれるのは心強い。
そして、知ってる人を思い、伝えられる人はとても優しい。


ラジオからは、その後も
キヨシローさんの曲が次々と流れていきました。

そうだった、今日5月2日は――
きっととびきり優しい人だったのでしょう、
忌野清志郎さんの4回目の命日でした。


******** * ****** * ****** * ****** 

夜、旅を終えて新大阪駅についたところで
無事退院されて一足先に帰宅されたお客さまと、
お電話でお話ししました。

手紙を書いてくれたご本人にも「はい!」と携帯をお渡しし、
お電話口に出てもらいました。

騒がしい新大阪駅のホームで
声を張りあげ、こう仰っているのが聞こえました。

「いいの、いいの、そんなこと。
 旅は道づれ、世は情け、よ。
 また銀ステさんで会いましょう!」


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