「グラッパとボンシイクの饗宴」
きのうはそんな小旅行へ出かけてきました。
訪ねたのは、大阪と奈良の県境にある柏原市、
河内ワインのふるさとです。
大正期からワイン作りに取り組まれていたカタシモワイナリーさん。
ぶどうの蒸留酒、グラッパの生産に
国内で初めて取り組まれたことでも知られます。
こちらの歴史的なワイン蔵がこの日は厨房兼レストランに早変わり。
八尾のレストラン「ボンシイク」のシェフが出張してくださり、
目の前でできあがるお料理と、
選りすぐりのワインを楽しむ…と、そんな企画。
実は、柏原市に到着するまでのバス車中では
お客様からこんな心配の声があがっていました。
「ワイン蔵ってことは、調理器具も何もないところなんでしょ。
そんなところでどうやってお料理するの?」
「ケータリングみたいな感じになるの?
ケータリングだと、冷たいものはぬるく、
温かいものもぬるく、出てくるよね…?」
むむむ…と、私も答えにつまっておりました。
私自身は銀のステッキからの旅行で
カタシモワイナリーさんにも、
ボンシイクさんにも何度もお世話になっており、
そのワインとお料理の素晴らしさは、よくよく承知しております。
けれども、両者は車で30分の距離。
所せましとワインが並ぶ蔵の様子も知っているだけに、
そのワイン蔵での「出張料理」が、どのような形になるのか、
正直???でした。
この心配は、まったくの杞憂に終わりました。
貯蔵庫の大きな扉を開けると…
「きのう総出で、こちらの蔵のものを別の蔵に移したんですよ」
と仰るとおり、ひんやりした空気が心地よい、
見事なオープンキッチンのレストランがお目見えしていました。
羨ましがられることを承知で
メニューをご紹介させてください。
■ご挨拶の一皿
■完熟トマトに詰めたズワイガニのサラダ
ハイビスカスとトマトコンソメのエキューム
■季節のお野菜のパレット
■真鯛のポワレ
甘夏としょうがのソース
■70℃でゆっくり加熱した黒毛和牛のヘレ肉のロースト
■蜂蜜のアイスクリーム
■ぶどうの若葉のお茶
これだけのお料理が
「冷たいものは冷たく、熱いものは熱く」供されるのです。
調理台に立つ若きシェフの前には、
家庭用のカセットコンロ4つ。
即席の厨房から、絵のように美しい一皿ができあがり、
それがほとんど時間差なく、全員の前に並べられる様子は
まるで魔法か何かのようでした。
お互い表現力ないですよね~とお客様と笑いながら
一口食べては「おいしい!」「おいしい!」と連呼。
そして、お料理にあわせてグラスには、
シャンパン、白、ロゼ、赤、グラッパ…と
次々と美しい色の液体が注がれ――
まぁ、これを幸せと言わずして何と言いましょう。
「こんな添乗なら毎日きたいです!」
思わず出た言葉に、ワイナリーさんからは
「こんなこと、毎日、ようせんわ!」
と、即座にかえされましたが。
<追記>
一夜あけて今朝。
こんな添乗が毎日つづくはずもなく、今日は地味に事務所へと出勤。
きのう調子にのりすぎたのか体が重く、悪寒もするので
夜は台所のガスコンロで冷凍うどんを温めて食べました。
カセットコンロの方が何百倍もご馳走だった…と思いながら。
*****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
*****************************************
きのうはそんな小旅行へ出かけてきました。
訪ねたのは、大阪と奈良の県境にある柏原市、
河内ワインのふるさとです。
大正期からワイン作りに取り組まれていたカタシモワイナリーさん。
ぶどうの蒸留酒、グラッパの生産に
国内で初めて取り組まれたことでも知られます。
こちらの歴史的なワイン蔵がこの日は厨房兼レストランに早変わり。
八尾のレストラン「ボンシイク」のシェフが出張してくださり、
目の前でできあがるお料理と、
選りすぐりのワインを楽しむ…と、そんな企画。
実は、柏原市に到着するまでのバス車中では
お客様からこんな心配の声があがっていました。
「ワイン蔵ってことは、調理器具も何もないところなんでしょ。
そんなところでどうやってお料理するの?」
「ケータリングみたいな感じになるの?
ケータリングだと、冷たいものはぬるく、
温かいものもぬるく、出てくるよね…?」
むむむ…と、私も答えにつまっておりました。
私自身は銀のステッキからの旅行で
カタシモワイナリーさんにも、
ボンシイクさんにも何度もお世話になっており、
そのワインとお料理の素晴らしさは、よくよく承知しております。
けれども、両者は車で30分の距離。
所せましとワインが並ぶ蔵の様子も知っているだけに、
そのワイン蔵での「出張料理」が、どのような形になるのか、
正直???でした。
この心配は、まったくの杞憂に終わりました。
貯蔵庫の大きな扉を開けると…
「きのう総出で、こちらの蔵のものを別の蔵に移したんですよ」
と仰るとおり、ひんやりした空気が心地よい、
見事なオープンキッチンのレストランがお目見えしていました。
羨ましがられることを承知で
メニューをご紹介させてください。
■ご挨拶の一皿
■完熟トマトに詰めたズワイガニのサラダ
ハイビスカスとトマトコンソメのエキューム
■季節のお野菜のパレット
■真鯛のポワレ
甘夏としょうがのソース
■70℃でゆっくり加熱した黒毛和牛のヘレ肉のロースト
■蜂蜜のアイスクリーム
■ぶどうの若葉のお茶
これだけのお料理が
「冷たいものは冷たく、熱いものは熱く」供されるのです。
調理台に立つ若きシェフの前には、
家庭用のカセットコンロ4つ。
即席の厨房から、絵のように美しい一皿ができあがり、
それがほとんど時間差なく、全員の前に並べられる様子は
まるで魔法か何かのようでした。
お互い表現力ないですよね~とお客様と笑いながら
一口食べては「おいしい!」「おいしい!」と連呼。
そして、お料理にあわせてグラスには、
シャンパン、白、ロゼ、赤、グラッパ…と
次々と美しい色の液体が注がれ――
まぁ、これを幸せと言わずして何と言いましょう。
「こんな添乗なら毎日きたいです!」
思わず出た言葉に、ワイナリーさんからは
「こんなこと、毎日、ようせんわ!」
と、即座にかえされましたが。
<追記>
一夜あけて今朝。
こんな添乗が毎日つづくはずもなく、今日は地味に事務所へと出勤。
きのう調子にのりすぎたのか体が重く、悪寒もするので
夜は台所のガスコンロで冷凍うどんを温めて食べました。
カセットコンロの方が何百倍もご馳走だった…と思いながら。
*****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
*****************************************