師匠、よろしくお願いします！

ゴールデンウィーク後半の大半を費やして、
ようやく毎月の旅サロン便りの原稿に目途がたちました。

ホッ　…とするまもなく、
明日から私は隠岐へと島旅です。

このたびは、わけあってお客様と同室です。

修学旅行でもないですが、
就寝前のひとときのお喋りというのは楽しいですね。
御年、私の…倍をゆうに超えるお客様です。
どんなお話しを聞けるのかなぁ

と思っていたら、本日テーマが見つかりました。

短歌です！

その方からお送りいただいた歌集から、
今月号の「一句投稿」をいただいていたのでした。

　　老人会の人ともつるまずこのひと日半透明の境地にかへる

「凛」という文字が浮かび上がり、
いいなぁ、素敵だなぁと思ってしまいました。

歌集に添えられたお手紙には
「私の生きた日々の証です」の言葉もあって。


最近、ちょっと熱が冷めているのですが、
今年に入ってから、私も何かにつけて

五七五七七

毎日一首、歌を詠んでいた時期がありました。

きっかけは…たぶん
寺山修司さんの歌集を読んだこと。

　マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身すつるほどの祖国はありや

ひゃー、とシビれてしまって、
それ以来、短歌のまねごとです。
朝日歌壇は今でもしっかり全部読みますし。

何でもそうですが、こると面白いですね。
感情、風景、一瞬の情景。
それらを掴み取り、そぎ落とし、
三十一文字のなかに落とし込む。

心に残った心象風景を日々そうして歌に詠んでいけば
必然的に、「この歌集が私の生きた日々の証です」という
お客様の言葉になるだろうな、と思います。

そんなわけで、明日からの隠岐。
島の風景も、海の幸にも心躍りますが、
実は一番楽しみなのは、就寝前の短歌指導かも。

師匠、明日からの隠岐合宿、
どうぞご指導よろしくお願いいたします！


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