銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

雨に輝く芦生の森

2013年05月29日 | Hの生きる喜び、それは
-分け入っても分け入っても 青い山-

種田山頭火の俳句が思い浮かびました
京都府南丹市美山町芦生(あしゅう)原生林

入山制限あり、事前予約制の森を歩いてきました

「美山」なんて、これほど美しい地名があるでしょうか
まさに、その名の通りの山(森)なのです

歩いても、歩いても、
どちらを向いても青い山の深い森

何度行っても、この森には癒されます


山頭火の俳句には、どうしようもない孤独が感じられますが
そこは芦生とは違います

足元はふかふかの土と落ち葉のじゅうたん
見上げれば、折り重なる無数の葉
あちらもこちらも巨木の森
さらさらと、清い水の流れ
あ、小鳥の鳴き声でしょうか キョロロロロ・・・
足元には、小さな命がたくさん
大きな殻を背負ったかたつむりに
ピョン・・・ 周囲の色ど同化したチビガエル
何気ない水たまりにだって、アメンボや
モリアオガエルの卵が 命を育んでいます

あー、なんて素晴らしい森
芦生は何度も来ています
その度に、森で生きる様々な生命に癒され、
生きるパワーをいただき、身体が浄化されていきます

心が すーッ

と、するのです!

この度は、雨でした
「明日、雨よね・・・」「せっかくなのに、残念だわ」
前日の確認電話をする際、がっくりとくるお客様に

「芦生は雨の時こそ、より一層輝くんです」と

雨に濡れて輝く葉、しっとり潤うコケ
雨水を、どくどくと飲むように吸い上げるブナの木
雨の時しか見られない、雨に喜ぶ森の姿がたくさんあります

ですから、私は雨の森歩きが大好きなんです

充実の4時間、雨の芦生森歩き
また、癒されてしまいました

さて、ここからが大変です
芦生を歩いた人はみな、厄介な病気にかかってしまいます

「芦生病」

症状:
「芦生が大好きになっていまい、抜け出せなくなること」
「毎シーズン芦生に来ないと落ち着かなくなること」

薬:
 今のところ、有効な薬はナシ

果たして、皆さんは大丈夫でしたでしょうか

終了後のアンケートを見ると、どうやら症状は深刻なようです
「秋にもまた企画して下さい!」
「次は別のコースを歩きたいです」
半数以上の方が、熱烈リクエスト

喜ぶ私は、もうとっくに慢性芦生病です

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