子供の頃の思い出です。小学校の頃の遠足で、帽子を忘れたときの事です。
憧れの先生が、ご自分のを貸してくださったのです。
それは、私たちが持っていた麦藁帽子とは違って、可愛い飾りの付いたお洒落なものでした。
私は、大喜びの得意顔で、その をかぶって、歩いていました。
そして、我家の前に近づくと 母が、私の帽子を持って待ち構えていたのです。
娘を見るなり母は、感激して、お礼の言葉とともに、私の頭の を取り替えてしまいました。
遠足の事は、ほとんど覚えていないのですが、4年生の時の担任の先生だったので、4年生のときの事。
《真ん中、 に見えませんか》
夏、麦藁帽子とともに思い出す先生とは、卒業後、一度だけ町でバッタリお会いしたきりです。