出雲市出身、「越境する出雲学」の著者・岡本雅亨先生に会いに行ってきました。
先生のこの著書、全国に残る出雲の地名や出雲関係の神社に関するフィールドワークを重ね、出雲の人たちがどう全国に広がっていったのかが書かれています。
その足跡と資料をあたる姿勢は本当にすごい!、舌を巻く思いがしたので、ぜひ直接お話を伺いたいと訪ねました。
決して、僕が抱いているイメージ通りではありませんが、先生の足跡を辿ってみたいと改めて思いました。
そうそう、先生との古代史に関するお話もですが、大学の先生が感ずる“今どき”の学生像は、ひょっとしたら、想像していた以上に切羽詰まっているのかもしれません。
ある意味お利巧すぎる?だから、絶えずノーリスクを求めている、先生の見る若者像からは時代変革へのエネルギーを感じることはできませんでした。
現実は、僕が感じていた今の若者像以上なのかもしれません。
福岡からの帰り、出雲と深い関係にある宗像神社辺津宮、先生の本にも書かれている出雲神社を中心とする出雲の地名が残る山口市徳地の地を訪ねました。
この神社、千木は立て削ぎ、そして何より、裏の往古より大切に守られてきた根回り12.5mの杉の巨木の圧倒的なエネルギーにふれたことが一番の収穫だったかも。
機会があれば、この杉の巨木と生命を通わせるといいかも。