見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

お前も悪よのお~~ ԅ(´´ิ∀´ิ`ԅ)

2023-09-22 18:55:28 | 古代のこと

「越後屋、お前も悪よのお~~ ԅ(´´ิ∀´ิ`ԅ)」
時代劇で悪代官などの権力側が、つるんでいる商家の旦那に密室で投げかける言葉ですね~(^^;;
勿論、現在越後屋さんがいらっしゃったら違うことは当たり前ですがね。

そのセリフを真似したくなり、口を突いて出る「不比等よ、お前も悪よの~~」
我が国の最古の歴史書でありながら、編纂は改ざんに改ざんを重ねて出来上がった、らしい。
改ざんを重ねた記紀編纂の総責任者は、社会科の教科書にも登場する藤原不比等。

蘇我入鹿は極悪人?
昨夜から読み始めた関裕二著「ヤマト王権と十大豪族の正体」、真っ先に最後の“表の天皇家と裏の出雲国造家”、読み終えて第一章から。
僕には、虚実入り混じっていると思えるけど、そうだなあ、その見方はあるなあ。
特に、中臣・藤原家への筆遣いは鋭すぎて凄い!

豪族たちの力関係の中で天皇が決まり、変わっていった。
当然、政争と怨念にまみれた古代史だった?今も同じと言えば同じようなもの?
だから、聖徳太子は創り出されたとの説が説得力があったり、極悪人と書かれた蘇我入鹿は良き日本の未来の創造を目指していたのに逆を書かれ、等々、、、

藤原氏一人勝ち?
中でも聞いたこともなかったのは、不比等の父鎌足は百済の人質として倭にいた皇子の豊璋だった!というもの。
それだと、入鹿を誅殺した乙巳の変の現場の様子がなるほどとなる。へえ~~!

で、律令制度制定時期でもある天智、天武、持統の時代を通してとてもうまく立ち回り、律令制をうまく利用して政敵を追い落とし、ある意味独裁体制を敷いた不比等。
そして、藤原氏一人勝ちの時代は1000年続いたと。
えっ!?それって江戸時代になるまで?(@@

し、しかし、記紀編纂迄の古代史って、諸説入り乱れ、思うことを何でも書けて出版できる、そんな感じがしてなりません。
恐らく、明らかに違うだろう、ってことだって、正史が記紀ですから、いくらだって想像を逞しくして書けてしまうのかなあ?
風土記はいくら残欠があるものの、それまでの物は全て焚書されたと言われていますから猶更です。

遠くにあると思っていた記紀、一度ひらいてみることも必要かなあ?

コメント
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