小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



2013年3月の小田原は上旬から中旬にかけて暖かい日が多く、梅から桜へと足早に花の見頃が過ぎていった。また、年度末に向け市内で建設していた商業施設やコンビが次々と竣工し営業を開始したが、一方、長年小田原駅前の顔だったベルジュが月末に53年の歴史に幕を閉じ一つの時代の終わりを感じて何とも寂しい気持ちで3月の終えた。 3月1日、ロビンソン百貨店からリニューアルした西武小田原店。3月の小田原の始まりは少しばかり春めいた曇天の一日だった。 3月2日、蓮正寺橋近くの狩川の土手。梅や桜の花も良いが、道端に無造作に咲く菜の花を見ると春の訪れをしみじみと感じる。 3月3日、本町の東電裏手の芸術文化創造センター予定地。昨年から発掘調査が行われており、この日は現地説明会が開催された。小田原藩士の大久保弥六郎邸跡で石組みの水路などの遺構を見学。 3月6日、荻窪の小田原税務署。確定申告のシーズンで連日、税務署前には行列が出来ている。雇われの身なので確定申告とは縁が無いが毎年大変そうだ。 3月10日、飯田岡の県道720号堀之内交差点近く。この日、尊徳マラソンが開催されていて白バイに先導された先頭集団が通過していった。今年の尊徳マラソンは色々あったようで、ニュースや新聞などでも取り上げられてしまった。 3月11日、成田の工業団地裏手の桜並木。まもなく満開の早咲きの桜が綺麗だった。 3月12日、荻窪のたかん堂。今年もたかん堂前の河津桜が咲いた。鮮やかな花の色と古びたお堂の取り合わせがなんとも堪らない。個人的に大好きな小田原の春の風景。 3月16日、城内の弁財天曲輪ポケットパーク。弁財天通り沿いで行われていた予備校の解体も終わりすっかりと更地になっていた。 3月19日、昼過ぎのお堀端通り。3月中旬は気温が高い日が多く桜の開花が一気に進んだ。旧警察署前の桜は早くも2分咲きくらいだった。 3月20日、入生田の長興山のしだれ桜。早起きして出社前に開花状況を撮影に出かけた。樹齢300年以上の立派な大木だがここ数年しだれ具合が衰えてきているように感じる。 3月23日、風祭の国立箱根病院。敷地内で新たな施設の建設工事が始まっていた。 3月24日、寿町の町田小学校。終業式を前に体育館が全焼してしまいなんとも気の毒。入学式は小田原市民会館で行われるとのこと。 3月26日、学橋からお堀端通りの桜並木を撮影。26日の午後には花が散り始めたので、今年の城址公園の桜のピークは25日から26日のお昼くらいだったのではと思う。同じく3月26日、本町の裁判所裏手。昨年から続いていた発掘調査現場が埋め戻されていてフェンスが撤去されていた。ここも芸術文化創造センター予定地だが本当に計画通りに工事が進むのだろうか。 3月30日、城址公園内の遊園地。今年の桜は開花が早かったが、開花後穏やかな天候が多かったので意外と花の見頃が長く続いた。この日も、花見客や家族連れで遊園地周辺は混雑していた。 3月31日、午後6時にシャッターが閉まり53年の歴史の幕を閉じた箱根登山ベルジュ。閉じられたシャッターの前には閉館を伝える小さな看板がぽつんと立てられていた。別れの季節を象徴するようなベルジュの閉館で3月が終わり、なんとも寂しい限りだが、今後の新たな駅前の整備にも期待したい。この4月はどのような風景が見れるだろうか。

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