個人的に小田原駅周辺の原風景と言えば商店街とアーケードの風景だが、年々撤去が進みアーケードのある風景も少なくなってきた。銀座通りのアーケードは電線地中化によりアプリ側は数年前に撤去され、反対側は一昨年秋から昨年初めにかけて撤去工事が行われ姿を消した。 銀座通りにアーケードが設置されたのは昭和30年代後半。最初に造られたアーケードは簡素なものだったので昭和50年代に入り老朽化が目立ち始め、昭和57年に建替えが行われた。その当時、毎日のように銀座通りを歩き通学していたが、建替え工事の記憶はまったく残っていない。 昭和57年に建替えられた銀座通りのアーケードは加盟店45店に設置され延長は約280m。ステンレス製で高さ3.5m、幅2.3m。特長はステンドグラス風の明かりとりとクリーム色の天井。総工費は約1億1千四百万円で店舗の出資金は間口割りで100万円から800万円ほどを負担したとのこと。 小田原駅前の商店街に最初にアーケードが導入されたのは昭和32年の7月頃。以降、駅前から周辺の商店街に広がっていったアーケードは、ここ数年でかなり撤去が進んでいる。今年はどこのアーケドが姿を消すのだろうか。
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