小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



先日、新聞のアーカイブを読んでいたところ昭和50年代に下府中小学校に石像が寄贈されたことを伝える記事があった。児童の交通安全を願ったものでカエルをモチーフにしたユニーク石像とのこと。その石像を見に酒匂にある下府中小学校へと出かけた。下府中小学校は昭和54年に巡礼街道沿いの中里から現在地へと移転。下府中小学校の寄贈に関する記事は他にもいくつかあって、地元彫刻家による象形文字の寄贈や児童遺族から鳥小屋の寄贈などがある。象形文字は体育館に現在でも飾ってあるようなで機会があれば見てみたい。児童の交通安全を願って建立された石像は校門のすぐ近くにあるとのこと。校門の通用口のすぐ横に3匹のカエルの石像があった。石像下のプレートには学童安全ぶじかえるの表記。見たかった石像だ。この3匹の石像「ぶじかえる」はもともと真ん中の1匹が昭和57年4月に寄贈されたのが最初。寄贈したのはPTAだった地元石材店の店主。ぶじかえるは白御影石製で体調70cm、高さ40cmほど。昭和58年には初代ぶじかえるの左横に同じく白御影石製の子ガエルが建立。さらに昭和59年には初代ぶじかえるの右側にもう一匹分が追加され計3匹となった。昭和58年に子ガエルが建立された時から、交通安全に対する意識をもってもらうため新入学生全員に瀬戸物の小さなぶじかえるの配布が始まり現在まで続けられている。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )