小田原市の水道局が供給している水道の使用料がこの10月から値上げされた。平均で9.24%の値上げで、あわせて下水道使用料も値上げとなる。 先だって家のポストに水道料金票と水道料金値上げのお知らせの一枚ペラの紙が入っていた。それによると基本料は1,811円と据え置きながら、基本料金の上限が20㎥から16㎥へと変更。さらに超過料金は各区分とも10%近く値上げされている。今まであまり水道料金を気にしたことが無かったが、使うほどに1㎥あたりの単価が上がる仕組みなのが分かった。幸いにも生活感のない一人暮らしなので水道使用量は基本料金内で収まっているが、ファミリー世帯だとほぼ確実に今回の改訂で値上げになると思われる。 小田原市の水道はなかなか複雑で水源だけでも大まかに地下水と飯泉取水堰で取水される酒匂川の表流水の2つがあり、さらにいくつかの系統に分かれて各家庭へと給水されている。また小田原市東部の橘地区は小田原市営水道ではなく県営水道のエリアとなっている。小田原市の水道は有事の際には系統が分散されているので良いのかもしれないが、経費削減のため合理化するのは難しい状況なのかもしれない。 上下水道は運営するのに多額の費用がかかり、地方の自治体では重い負担となってきている。小田原もまもなく年間千人規模で人口が減少していくので使用料収入が減り水道事業を維持していくために今後も値上げが続くものと思われる。10年後の小田原の水道料金はいくらになっていることだろう。
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