ドラマがないとね、読んでて面白くないよ。そう言われそうである。汝が書くブログはストーリー・テラーたるべし、と。お伽草紙には夜伽の面白話が満載である。
お婆様は千夜一夜、怪しい物語を語って聞かせるので孫っ子らは眠るまでのひとときを手に汗を握る。昔昔あるところに・・・・さあさあ始まり始ままり・・・・
一月のタンスの中には青い山があって、山には洞があって、洞には親子の狐が棲んでいて、子の狐が親狐に甘い饅頭をねだっておったとさ。饅頭は毎日毎日あるわけではない。親狐は困っておった。子狐は泣いてねだる。
これを見かねた恵比寿神様は鯛焼きの鯛をかかえて洞を訪ねて来たんだと。二十日恵比寿があさってになった。佐賀市の辻々には恵比寿像が430余体も祀られている。