<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

今晩の晩酌はおいしいぞ、きっと。

2024年01月09日 17時52分19秒 | Weblog

わははの、は、だ。僕は今日、怠け者をせずに、勤勉者になった。夕方5時半まで、もう暗くて手先が見えなくなるまで、働いた。働くことがないから、働くということに、すごい魅力を感じる。お爺さんは無職をもう長年やっている。イヤになるほど長くやっている。職がない。仕事に行かなくて家でぶらぶらしている。弁当を作ってもらって、毎日仕事に行って、真面目に働いている人に、引け目を感じている。

お金儲けが出来るのが仕事だ、と言われたら、身も蓋もない。畑に出て草取りをしていても、誰からもお金はもらえない、一円一銭だって。

午後2時過ぎから畑に出たから、休みなしに3時間以上働いたことになる。午前中も短時間だったが畑に出た。今日のお爺さんは、だから、ともかく偉かったのである。玉葱畑の草取りが終了した。明日、晴れていれば、追肥をして上げよう。有機肥料牛糞の。

わははの、は。今晩の晩酌はおいしいぞ。

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我が落選の俳句。よろこばせているポインセチアの、こころ。

2024年01月09日 13時27分33秒 | Weblog

よろこばすポインセチアをよろこびぬ

釈 応帰

落選したわたしの俳句です、これは。

我が家のトイレにポインセチアが飾ってあります。去年の暮れから。真っ赤です。目を元気にさせてくれます。

ポインセチアがわたしを喜ばそうとしている? していると思えばしている、していないとすれば、していない。受け取り次第である。

わたしは、よろこばそうとしているという受け取りをしました。だったら、よろこばなきゃならないぞ、って。

喜んだ方が勝ちだと思う。

「なんだこんなもの、ここに置いて邪魔だ。何処かへ捨てて来い」とはしなかった。邪険に扱わないですんだ。それだけでも、こころの余裕じゃないか。

ポインセチアに限らないと思う。みな善意でここにいるのだと思う。地上を祝福してくれているのだと思う。こころがあると思う。やさしいこころが、すべての存在に具わっているのだと思う。思うと嬉しくなる。

よろこばせようとするこころの波長に、こちらの波長を合わせたくなる。

そこにそうしてポインセチアが、ものは言わないが、わざとらしいことも言わないが、わたしを選んで、わたしの存在を祝福している。<この地上のここにいることを喜びなさいよ>と勧めている。それがもし、ほんとうだったら? 

それを無視しているのは、わたしの傲慢になるだろう。

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草を取って何が楽しいんだろうね。

2024年01月09日 13時12分00秒 | Weblog

しばらく外に出て、高菜の畑の草取りをして楽しんだよ。日の当たるところの。

こんなことでも楽しめる。命令されたら、苦痛なのに。自分の方からすすんですると、楽しくなる。

草を取って何が楽しいのだろうね。

ずばりそれは、忘我の楽しみだろうね。我を忘れると軽くなれる。すういと軽くなる。

体重計に乗ったらほんとに軽くなっているのかもしれない。

命を絶たれる草の方からしてみれば、さしずめ、お爺さんは鬼に見えているだろうなあ。

草は逞しいから、抜いても抜いても、しょぼくれないで、あとからあとから生えて来る。この不屈も、たいしたもんだなあ。

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東海の小島の砂のように、

2024年01月09日 11時42分16秒 | Weblog

ブログに何を書いたらわわわわわわわっとなるだろう。何を書いてもわわわわわわわわっとはならない。至って慎ましい。東海の小島の砂のように、ひそひそひっそりしている。

努力して色っぽいことを書いてもそれは同じ。(色っぽくなっていないのだろうね)(書く人が色っぽい人でないからだよね)笑っちゃう。

「これで一儲けできるよ」ってこと、書けないしね。もてはやされているらしい韓国のハンサムたちの歌にも興味ないしね。政治不信や社会批判も苦手だし。だったら、どうしようね。どうにもならないことは、どうにもしない、だよね。砂浜に来て蟹と戯れていればいいんだろう。

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大空が、青い色に透けている。

2024年01月09日 11時30分22秒 | Weblog

11時半。11時半の我が家の畑。11時半の畑の野菜たち。野菜たちに日が降っている。日が降って霜が解けて、葉っぱの色が鮮やかになった。大空が、水色をした青い色に透けている。

近くへ来て、愉快になったニンフたちが、愉快なリズムに乗って、踊りを踊っているように見えて来る。「お爺さん、あなたもどうぞ」と誘って来るが、お爺さんは踊りを踊ったことがない。

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芭蕉ならずとも、日光へ旅しなくとも。

2024年01月09日 11時14分42秒 | Weblog

あらたふと青葉若葉の日の光

松尾芭蕉

日光山は霊山である。霊山はおごそかである。人を近づけない。近づけないが光を満たしている。山は青葉若葉して明るい。芭蕉の歩く日光は初夏を迎えている。自然が織りなす季節の移ろいが、此処日光へ来てことさらに尊く尊く思われて来た。歩く足の草鞋さえがはずんで軽い。

「あら」は感歎の間投詞。「あらたふと」は「なんとまあ尊いことだろう」青葉も若葉も光を、小さな光だが、美しく厳かに放っている。

そう思えるときがある。芭蕉ならずとも、日光に旅をしなくとも、そういう思いが募って来ることがある。

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人は切なく生きている。

2024年01月09日 10時59分14秒 | Weblog

雪の新潟/吹雪に暮れるよ/佐渡は寝たかよ/灯が見えぬ

民謡「佐渡おけさ」より

新潟の冬は雪である。日が暮れかかって、雪は吹雪になって荒れた。あの娘がいる佐渡島は見えない。なんにも見えない。暮らしの灯なんてなんにも見えない。佐渡の孤島も、美しい娘の肩にも背にも、吹雪が吹雪いていることだろう。

人は切なく生きている。切なさをどうしよう。どうしようもない。吹雪が吹いて荒れて日本海が悲しい音を立てている。若者たちは、それぞれの胸にそれぞれの美しい娘を奥深く眠らせながら、喉の奥より声を絞らせて民謡を歌う。雪が降る。吹雪が新潟の街を覆い尽くす。

 

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月の光で幻想的に雲の峰が踊っている。

2024年01月09日 10時13分58秒 | Weblog

雲の峰いくつ崩れて月の山

松尾芭蕉

峰に雲が懸かっている。月山だ。雲が峰を離れる。とまた別の新しいのが湧き上がって来る。峰が雲に覆われる。それがまた大小して崩れかかる。月の光でそれが踊っているようにも見える。秋の月山の全体は隠れていて見えない。厳かで静かだ。静かで明るい。月山を見せよう見せようとして雲が幾つも幾つも崩れかかるが、それでも月山は奥の院を決め込んでいる。水墨画の世界だ。

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こころが松明の火を揺らせてかかる。

2024年01月09日 10時01分18秒 | Weblog

おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな

松尾芭蕉

鵜を取る舟が篝火を焚いている。鵜匠が大川に鵜を放つ。鵜が水深く潜る。川魚を嘴に銜えて飲み込んで舟に上がって来る。鵜匠が上手にそれを吐き出させて、己のものにする。よくしたものだ、鵜もそれを楽しんでいるふうに見える。

しばらくの間それに興を乗せていた。手を叩いて鵜飼をおもしろがっていたが、不意につまらなく思えて来た。人間にうまく利用されている鵜に同情をしたら、ふっと悲しい気分に誘われた。それを面白がって見ていた自分にも愛想が尽きた。

こころが松明の火を揺らせてかかる。松明の火が大川の水波を揺らせてかかる。

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我がこころの流動体の鏡。

2024年01月09日 09時53分03秒 | Weblog

同じ俳句でも、次の日に読むとまた違ったふうに眺めている。

それっておかしくない?

俳句自身は固定しているのに、それが動く。

別な日には別の読み方になって迫って来る。

俳句が流動体になっている。形を変えて来る。

我がこころの流動体の鏡が揺れているからだ。

悲しんでいるときに読む俳句は、ともに悲しがってくれる。

嬉しがっているときに読む俳句の作品は、共同体意識を発症して、ともに嬉しがってくれる。同じ作品を読んでいても。

美しい華やかな薔薇に見えたりする。美しい清楚な菫に見えたりもする。

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