阿弥陀仏のアミタの語源は、アミターバとアミターユスから成り立っている。
アミターバは「無量光」。アミターユスは「無量寿」。
無量は「推し量ることが出来ないほどの」「数限りない」「中途では終わらない」の意。
アミターバは、「遮られることなく何処へでもどれだけでも届いていく光」を意味し、アミターユスは、「いつまでも絶えることなく続いて行く命」を意味している。
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だから、阿弥陀仏は無量光仏であって無量寿仏である。
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阿弥陀仏ばかりがそうなるのではない。わたしたちがみなそうなっていく。わたしがそうなっていく。
それが願われていて、それが成就していく。
嬉しい。それを嬉しがっていていいというのがまた、嬉しいことである。
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それを願った阿弥陀仏の願いというのが凄いなあ。自分だけが仏になるのではなく、すべての生命体をそこまで高めて行こうと願って、それが成就しているというのだ。