眼科医院の帰りに、スーパーに立ち寄って、鰺二尾(390円)一パックを買って来ました。やや大きめのを。
*
帰宅して直ぐに、よく切れる包丁で、三枚に下ろしました。
*
南蛮漬けを作ってもらえるように、小さく切りました。
*
南蛮漬けに添える玉葱も切っておきました。
*
南蛮漬けは酒の肴に最適です。三日間ほどはこれで凌げます。
眼科医院の帰りに、スーパーに立ち寄って、鰺二尾(390円)一パックを買って来ました。やや大きめのを。
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帰宅して直ぐに、よく切れる包丁で、三枚に下ろしました。
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南蛮漬けを作ってもらえるように、小さく切りました。
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南蛮漬けに添える玉葱も切っておきました。
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南蛮漬けは酒の肴に最適です。三日間ほどはこれで凌げます。
百点の満点にして雪遊ぶ
山鳩暮風
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雪は遊んでいられます。
なぜ?
百点の満点だからです、何処も此処も。
直す必要がないからです。修正を加えなくともいいからです。
此処が悪い其処が悪いと目くじらを立てている間は、
遊べません。
目くじらを立てないと、
何処も彼処も満点なのです。
でもわたしたちは賢者だからそうはいきません。
(ほんとうは擬装ですけどね、それをいうと機嫌を損ねてしまいます)
賢者の目には何処も此処も悪く悪く見えてしまいます。
それでもわたしたちは賢者に固執します
あれもこれも不十分に見えてしまいます。
困ったものです。
わたしたちは雪にはなれません
遊んでなんかいられません。
そうじゃないとする否定が好きなのです。
不安が詩を書かせているようだ、どうやら。
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押し寄せて来る不安を追いやろうとしているようだ。
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詩を書くと、だから、しばらくは不安の嵐が鳴りを潜める。
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でもものの数分ともたない。
*
また新種の不安が襲って来て、逃げ惑う。
*
で、また詩を楯にしなければならなくなる。
*
不安とわたしの詩はイタチごっこをしているようだ。
*
ごっこは遊びだ。詩は遊びだ。
嬉しい
草も木もみんな嬉しがっているようで
嬉しい
嬉しい
山も空もみんな嬉しがっているようで
嬉しい
そんなことぐらいでおれは嬉しがったりしないぞ
と わたしの中の小さな智者が目を剥くが
その力みもすぐに緩む
嬉しがると大きくなる
大きくなる大きくなる
宇宙大に大きくなる
生きているそのままの価値 雪が降る
山鳩暮風
*
雪が降っている
わたしにも雪が降っている
わたしは生きている
生きているわたしがいる
+も-もしない
これでいい
これでいい
付与されている価値で十分うれしい
雪が降って来る
わたしの肩に雪が降って来る
新しい自転車がほしい
5段ギア切り替えのかっこいい自転車が
これに乗ればすいすい進むだろう
軽快な気分になれるだろう
自転車売り場に行って見てたら
安いので25000円の値札がついていた
いまはお金がない
でも春になる前にはぜひ買い揃えよう
そう心に決めて帰って来た
春風の吹く春になったら
サイクリングをして
野原の小径を走り回るお爺さんが
いるかもしれない
今日の即興詩 7行詩「カレーライス」
好きな食べ物はカレーライス
幼い子供はそう答える
じゃ カレーライスを食べたら
幼い子供に帰って行ける?
帰って行けそうな気がする
気がするだけでいい
お爺さんの右手のスプーンが笑っている
今日の即興4行詩「小鳥と目が合う」
小鳥がベランダの濡れ縁に来て部屋の中を覗いている
人間をしているわたしを見ている
わたしと目があったのでわたしはにっと笑ってみせる
野山は一面の雪 光が差して何処も彼処もまばゆい
あと、20年生きていたら100歳になる。
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100歳になったらどうしよう。
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なった気分になってみる。
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こうであってほしいという、虫のいい想像をして。
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100歳になれるかどうかは不明だが、100歳になったという仮定の想像はできる。
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100歳の時にはお爺さんは「100歳詩集」を出版する。
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その詩集が売れる。第一版、第二版、第三版まで出る。
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これで出版料が穴埋めになる。小銭が貯まる。持っていてもしよおうがないから、JRCに寄付をする。
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春の桜の桜トンネルを歩く。杖を突いて歩く。そこにあったベンチに腰を下ろす。鴬の鳴き声を聞く。桜が桜絨毯を敷き詰めている。それが匂う。
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ああいいなあいいなあを何度も声に出して、悦に入る。
雪が止んできた。
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今日は午後2時の予約で佐賀市内の眼科医院に行く。
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左右の眼の白内障手術後の経過観察をしてもらいに行く。
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此処は山里。町へ下りて行く道路の雪が心配だ。
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だから、雪は止んでくれた方が有り難い。