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李白の、冬の月の詩を読む 詩情にしんみりしてしまう

2019年11月22日 18時46分50秒 | Weblog
「静かな夜の思い」     李白

床前に月光を看る/疑(うたご)うらくは是、地上の霜かと/頭(こうべ)を挙げて、山月を望み/頭を垂れて、故郷を思う/     五言絶句   李白(701~762)


この数日、わずかに霜が下り始めたね。畑のブロッコリーの葉っぱが白くなってそれを教えてくれる。そうだよね、11月ももう下旬にかかるんだものね。

李白の詩では、まずは明るい月の光が照っている。霜が下りたのではないかとふっと勘違いをしてしまっている。中国人は堅い木製のベッドでやすむ。そこまで月の光が射し込んできている。よく見ようと思って窓へ行って頭を挙げてみた。そのうち故郷の事が思われてきて自然と頭が垂れてしまった。

3句目4句目の対句がいいね。「詩仙」の称号を持つ李白の詩。溢れて来る詩情に、滲みるね。
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