在来線徳山駅改札真上にある、電光の発車案内。私が乗るのは、13時48分岩国行きだけど、その次は信じられないことに15時46分。2時間くらいも空きがあります。岩徳線はICカード利用できませんとお知らせ付き。
櫛ヶ浜から山陽本線(65.4キロメートル)経由でも、岩徳線(43.7キロメートル、換算キロ48.1キロメートル)の経路で計算するので、ICカードで乗車して岩徳線経由で岩国以遠の各駅に行っても問題はありませんが、岩徳線内にある各駅で下車するのにICカードは使えません。うっかりICカードで乗車してしまった場合は、ワンマンの運転士さんに申し出、ICカードの入場を取り消す証明書交付および、乗車駅から下車駅までの現金精算が必要になります。1人ならまたしも、数名だったら、精算に手間取り発車を遅らせてしまっては、困りますし・・。
ワンマン1両編成なんですかっ!?極端の利用者が減ってしまったんですかっ!?
左に見えるイエローの電車は、国鉄115系。1987(昭和62)年にJR西日本発足してから数年後、地域の特性に合わせたカラーバリエーションがたくさんありました。広島支社のディーゼルカーはイエローにクリームホワイトの2色でした。ところが、塗装代がかかる理由により、ディーゼルカーは国鉄のオリジナル、首都圏色(タラコ色)に戻してしまいました。国鉄電車は広島支社・岡山支社はイエロー、福知山支社はグリーン、金沢支社はブルーといったように一色のみで配色。
懐かしいキハ40のオリジナル色が入線。
キハ40 2121。子どもの頃山陰本線で活躍していたキハ40や47の製造番号を今でも覚えていますが、2121は昭和の山陰本線で活躍していなかった。主に広島で活躍し、2010年頃、山口に転属。
左は山陽本線、右は岩徳線の時刻表ですが・・・30年前の山陽本線は1時間に2本あったのは覚えていますが、日中は1時間に1本に減少。岩徳線も1時間に1本だったのに、2時間に1本。山陰本線も同じく、昔は1時間に1本ずつだったのに、今は今の岩徳線に似たような状況。鉄道利用者が減ってしまい、空気を運ぶだけの無駄を省こうと、ダイヤ改正のたびに少しずつ削減してしまった可能性があります。
新幹線徳山駅で途中下車印をもらったはずなのに、印影が見当たらないかと思ったら、右下の角あたりにうっすらと。
経由欄を単に小倉・新幹線・東京を指定しても、旅客営業規則69条によれば、最短距離の岩徳線経由として計上されています。もし、岩徳線が廃線になってしまうと、東京から新幹線で徳山以遠の駅に向かうのに遠回りになる山陽本線経由で計上するので、運賃が若干上がってしまいます。
新幹線駅らしく、やけに広すぎる改札内コンコース。開通したのは国鉄時代なので、あんなに広い空間を作っちゃえかも。
新幹線改札口から在来線改札口までの通路も広すぎる。
ここは在来線口。徳山駅でも自動改札機。2023(令和5)年のダイヤ改正から、下関まで拡張。山口県内の山陽本線は全線ICカードが使えます。
2023(令和5)年6月30日に襲った線状降水帯により、小串から長門市の山陰本線、長門市から厚狭までの美祢線はいまだに不通が続いています。代行バスのお知らせが掲示されていました。利用の見込めないローカル線なのに、莫大な費用を投じて復旧するかどうか・・・。実は美祢線も2010(平成22)年7月の集中豪雨により、鉄橋流失。国と山口県が6億8千万円を負担し、1年後の2011(平成23)年に復旧したばかりなのに、今回も似たような災害です。今回も巨額を投じて復旧させたとしても、厚狭川の治水対策を施してしなければ、二の舞を演じることになってしまいます。抜本的河川工事を、と国に要求しているようです。
新幹線の小倉駅を出発すると、まもなく関門トンネル。関門トンネルを出た直後、新下関駅通過。幼い頃からずっと暮らしていた田舎はそんなに離れていない場所にありますが、今回は立ち寄らず徳山へ。新下関駅は新幹線停車駅だというのに、対面販売の「みどりの窓口」が閉鎖され、リモートの話せる券売機に変わってしまいました。リモートでも障がいを持つ方でも対応できるようにしています。たとえば、乗車変更したいと申し出ると、原券をカメラ台に置いて、リモートのオペレータさんが区間や有効期限内になっているか、金額を確認します。確認が取れたら、オペレータさんにカメラ台の奥にあるポストのような差し込み口にきっぷを投函してくださいと指示されます。言われたとおりに、きっぷを投函。カメラを通して回収できたとして、変更後のきっぷを操作し、発券する仕組み。慣れていないと、本当にややこしいです。
ランチは小倉駅で購入した、駅弁。九州トリップ弁当。
福岡県から沖縄県まで九州全域のメニューがずらりと。
福岡県は4番の錦卵が乗っている、かしわめし。6番の明太子ごはんも。9番は沖縄県のゴーヤー。
ゆっくり九州が詰まった駅弁を味わっていたら、あっという間に徳山。小倉から125キロもあるのに、30分なんて速すぎる。
徳山でも「のぞみ」は停車します。ただし、新山口駅を通過したら、徳山に停車。新山口駅を停車したら、徳山は通過するパターン。徳山は昔なら徳山市だったのに、平成の大合併により現在は「周南市」に変わっています、
のぞみ156号は東京行き。小倉からでも東京に行こうと思えば、5時間後にはもう着いてしまいます。でも、今日は真っ直ぐ帰るのではなく・・・
徳山へ寄り道。左上の「九C」はJR九州のEX予約で決済したものを意味します。若かったころ、きっぷの地紋を見ただけでどこの会社で発行されたものだとすぐわかるのに、今は虫眼鏡がないと見えません。もう老眼になったのかも。虫眼鏡で確認したら、「K」地紋なので、JR九州の小倉駅発行。
在来線のJR九州「みどりの窓口」から階段をおりたところにJR西日本の「みどりの窓口」。私はネットのEX予約なので、並ばずにすぐ買えたんですけど、JR西日本の窓口では大混雑。JR九州の窓口は空いていました。山陽新幹線はJR西日本だけど、JR九州の窓口でも全く同じように対応ができるんですけど・・・。
新幹線側の小倉駅北口。栄えているのは反対側の南口です。延岡駅で1時間早いきっぷに変更できたら、小倉のエキナカでランチするつもりでしたが、今回は時間がないため、駅弁を購入。
小倉駅を出ると、新下関までずっとトンネルが続きます。関門トンネルは在来線、新幹線、道路の国道2号線(自動車専用と、歩道)、の3本あります。
東京行きの「のぞみ」がやってきました。
青色のJRなので、JR西日本所有です。オレンジ色だったら、JR東海。中身は全く同じです。
神田駅いや、苅田(かんだ)駅通過。京都(みやこ)郡苅田(かんだ)町だというのに、田舎には見えません。目にとまらないほどのスピードで朽網、下曽根、安部山公園、城野、南小倉を通過。西小倉に差し掛かったところ、スピードダウン。
ついに小倉駅停車。博多行きなので、ここで運転士さんと車掌さんはポジションチェンジ。再び西小倉を通りますが、例えば、宮崎 → 【福】福岡市内 経由:日豊・鹿児島線の乗車券を所持し、小倉の改札を出なければ、西小倉から小倉の往復運賃の精算は必要ありません。小倉の改札を出るときは、乗車券の経路外として170円×2=340円が必要になります。経由欄が 日豊・鹿児島線・小倉・新幹線・博多と印字されていれば、小倉での途中下車は可能です。
特急ソニック向かいの電車は、交流直流どちらも使える415系1500番台。
国鉄時代の鹿児島本線、山陽本線の小郡まで真新しい車両デビュー。東京から遠く離れた九州の地に山手線に似たような電車が来るとはと当時、斬新なものでした。JR九州コーポレートカラーの赤帯にすればいいのですが、なぜか国鉄時代に青帯と決めて、現在も引き継がれています。
小倉で途中下車印を捺印してもらい、出場。
懐かしい風景ですが、滞在時間は短め。
長門二見まで900円なーり。消費税3%導入前の昭和63(1988)当時780円だったのは覚えている。40年の歳月だといのに、目玉が飛び出すほどの大幅な値上げではなく、わずか120円の値上げ。
中津を出ると、次は福岡県豊前市の中心駅、宇島(うのしま)に停車。
背後は工業地帯のコンビナート。
こちらの海は瀬戸内海というよりも、周防灘。今年も「海」らしいところは行けなかった代わりに指定席は海側を予約。
小倉からおよそ25キロに位置する行橋市は北九州のベッドタウンと言われているところなので、お洒落な街並みになっています。
行橋駅停車。北九州空港の最寄り駅は、【九】北九州市内最南端の朽網(くさみ)駅。その間に京都郡苅田町(みやこぐんかんだちょう)がはさみます。京都、と書いて、こちらの京都は、「みやこ」と読みます。苅田も、「かんだ」。姓名や地名の「神田」と読みが同じです、
行橋を出ますと、次は小倉に停まります。特急「ソニック」は博多行きなので、競合する新幹線と並行します。新幹線は20分、自由席特急券990円。在来線の特急は45分、乗車前に自由席特急券を購入していれば、600円。車内で購入すると800円。新幹線はJR西日本、在来線はJR九州なので、運賃が異なります。安い新幹線経由のきっぷで在来線に乗ると、JR九州発行の140円区間変更券を購入しなければなりません。
小倉 ~ 博多 新幹線経由 1170円(JR西日本)
在来線経由 1310円(JR九州)
JR西日本の新幹線経由でJR九州の在来線に乗車した場合、運賃の配分はJR西日本。差額の140円はJR九州の収入。
逆に、1310円または経由欄に「鹿児島線」と印字された乗車券で新幹線に乗車した場合、運賃の配分はJR九州、JR西日本の収入はゼロ。利用者への差額返金はありません。
旅客営業規則第249条2項より抜粋
- (1)普通乗車券
- イ 次により取り扱う。この場合、原乗車券が割引普通乗車券(学生割引普通乗車券を除く。)であって、その割引が実際に乗車する区間に対しても適用のあるものであるときは、変更区間及び不乗区間に対する旅客運賃を原乗車券に適用した割引率による割引の普通旅客運賃によって計算する。
- (イ)前項第1号に規定する場合は、変更区間に対する普通旅客運賃を収受する。
- (ロ)前項第2号及び第3号に規定する場合は、変更区間(変更区間が2区間以上ある場合で、その変更区間の間に原乗車券の区間があるときは、これを変更区間とみなす。以下同じ。)に対する普通旅客運賃と、原乗車券の不乗区間に対する普通旅客運賃とを比較し、不足額は収受し、過剰額は払いもどしをしない。
- イ 次により取り扱う。この場合、原乗車券が割引普通乗車券(学生割引普通乗車券を除く。)であって、その割引が実際に乗車する区間に対しても適用のあるものであるときは、変更区間及び不乗区間に対する旅客運賃を原乗車券に適用した割引率による割引の普通旅客運賃によって計算する。
まもなく大分県最北端の駅、中津駅に停車します。
ここは大分市、別府市に次いでに3番目の都市なので、駅も高架になっています。
1万円札の肖像が渋沢栄一さんに変わってしまいますが、現行の福沢諭吉さんの故郷は、ここ、中津藩。聖徳太子さんから福澤さんに変わったのは1984(昭和59)年なので、40年間も流通。
駅名票を拡大してみると・・・
「つ」の文字が、うなぎになっていました。九州で「うなぎ」が捕れるのは、宮崎や鹿児島が有名なんですけど、中津も、!?
中津駅を出るとすぐに大分県と福岡県を分ける山国川を渡ります。県境を越えて、福岡県に入ります。
宇佐駅を出ますと、次は柳ヶ浦に停まります。
柳ヶ浦駅は、5年前だったら、日本一早い始発電車が出る駅として、とても有名でした。
なんと、4時17分発門司港行きです。(2023年11月現在、およそ30分繰り下げし、4時49分発下関行きに変更されています。下関行きなので、国鉄の交流、直流どちらも使える415系運用)
日本一早い始発列車の新聞記事は こちら。
日本一早い始発駅なので、柳ヶ浦市かと思いましたが、宇佐市内でした。
柳ヶ浦駅は、小さな「ヶ」と変換されますが、千葉県の袖ケ浦駅や袖ケ浦市は、大きな「ケ」と変換されます。(日本語入力システムのATOKで検証)ちなみに青ヶ島は小さな「ヶ」です。
豊前善光寺駅通過。目にとまらぬほどのスピードで天津(あまつ)、今津、東中津通過。天津といえば、中華料理の天津丼。5年くらい前だったかな、出前の注文で駅名と全く同じ「あまつどん」と言ってしまい、とんだ赤っ恥をかいたことも。中国語読みで「てんしん」とのこと。
線路が高架になり、周辺の風景も次第に都会になっていれば、まもなく中津駅です。
大分駅を出ると、次は全国的に知名度の高い温泉地の別府駅に停まります。
昨年(令和4)年7月も、ここに降り立ち、愛媛県の八幡浜行きのフェリーに乗って、JR四国にショートカット。今回はそのまま乗り続け、次の目的地へ向かいます。毎年JR6社を利用することを目標にしていますが、今年は残念ながらJR北海道、JR四国の利用はなさそうです。JR九州は私の故郷なので、必ず毎年は利用しそうです。
別府市街を出まして、次は杵築(きつき)に停まります。
のどかな田舎の駅ですが、杵築市の代表駅なので、みどりの窓口はあります。JR東日本首都圏のみどりの窓口が次々と無くなっているのに、JR九州は市の中心地なら存続。
杵築を出ますと・・・次はちょっと珍しい駅です。
日陰になって見えにくいんですけど、宇佐(うさ)駅。
アメリカの正式国名はUnited States of Americaで 略称はUSA。ちょうど、「うさ」のローマ字表示はUSAなので、アメリカン駅と呼ばれているようです。駅名票のイラストもアメリカ国旗。デザインはJR九州職員の粋な計らいかも知れません。
ここでも「みどりの窓口」はあります。ここはあって、山手線一部の駅に「みどりの窓口」がないなんて、おかしな話。
五井駅は市原市の中心駅なのに、対面販売のマルス端末は撤去されていて、指定席券売機のみ。せめてはリモートで対応が可能になる「話せる」機能が欲しいのに。
JR九州さんに物申す!なぜ1分接続を設定したのか、わかりませんが・・・・。大分駅で乗換えるときに座席位置もほぼ同じだったら、そんなに苦労はしません。乗っている皆さんが1分接続だからと、慌てて向かいの特急に飛び乗り、車内の通路で指定席券を取り出し、それぞれ自分の座るべきところに向かうわけなので、大混雑。
2号車から4号車に乗換えなので、通路で行き交う人がいなくなるのを待ってしまいます。空席があれば、すれ違い途中で譲れますが、今回はほぼ満席の状態なので通路ですれ違うのも大変。せめては、歩行困難な障がい者の方、高齢者の方が安心して乗換えられるように、接続時間を5分以上にして欲しい。
やれやれ・・・多くのお客さんとすれ違うのに苦労してしまいました。やっと座席に着席できたのは発車5分後。窓側なので、別府に向かう途中の海を撮影。今年の夏は「海」へ行けなかった代わりに車窓の風景から「海」に出かけた気分をさせてくれます。大分駅を出ると、次は別府に停まります。別府から先は、平成初期あたりに乗ったきりなので、久しぶりに眺められる風景になります。
大雨の影響なのか、大在(おおざい)駅を出た直後の川は茶色く濁っていました。
鶴崎駅停車。次は終点大分です。11時09分に到着して、同じホームで11時10分発の博多行き「ソニック24号」に乗換えるなんて、慌ててしまいそうです。1分接続なので、とりあえず目の前に停まっている特急に乗換え、指定した車両に向かうわけなので、車内の狭い通路が行き交う状態になってしまうのでは。せめては5分接続にしたほうがよろしいのに。
これぞ夏らしい風景。
高城駅通過。みどりの窓口がありそうな駅なんですけど、令和5年7月から駅遠隔案内システムの導入により、令和5(2023)年7月から無人駅化。何でもリモートで済ませられる現代の社会、リアルな駅員さんがいなくなり困るのは利用者なんですけど・・・。市内全駅にみどりの窓口があったのに、今は3駅とも指定席券売機設置のみ。ジパング、学生割引、障がい者手帳所持者などが割引を受けるのに、駅員さんに伝えれば、駅員さんが操作して割引券を出せるそうです。指定席券売機が駅員操作モードに代わり、複雑な経路をリクエストしても発券できるかどうか不明。
津久見駅を出ると、次は9.7キロ先の臼杵駅。となりの駅までちょっと長いなという感じです。臼杵で下り特急とすれ違い、発車。次は、大分市内の鶴崎駅に停まります。
下ノ江駅通過~!!
この駅は、いわく付きの駅です。駅舎はおそらく鉄道院時代の1915(大正4)年に建築されたものであろう。その頃からずっと駅やその周辺で自殺者や列車に轢かれて亡くなる方が続出。当時の村人たちが不吉な災いが続くのは狐のたたりだと言い出し、当時の駅長が別府市の霊媒師に相談。確かに霊媒師の仰るとおり、「鉄道敷設時に狐の巣を破壊したため、狐が怒っているので稲荷神社を建立して祀るべき」とのこと。事実確認のため、大分保線事務所に照会をかけたところ、下ノ江駅建設時に基盤の土を盛るため、駅から北側0.5キロ先にあった鳥越山を切り崩した際に狐の巣を破壊していたことが判明。
狐のたたりをを鎮めるため、15年の歳月を経て1930(昭和5)年11月3日に稲荷神社建立。建立してから、災いはぴたっと止まりました。ところが、次の駅長が多忙のあまり、11月3日の祭典を怠ったため、駅構内で貨物列車が脱線し、機関助士が即死。機関士と車掌が重傷を負う事故が起き、代々の駅長はこの神社の建立日である11月3日を例祭日とし、その時期には例祭を行うこととされている。しかし、1972(昭和47)年から駅長や駅員が駐在しない無人駅となっています。神社の世話人が現在も11月3日は例祭日を実施していることが判明しています。詳しい記事は こちら。
次は坂ノ市駅通過。
大分市内なので、やがて都会的な風景になります。
佐伯を出ると、次は海崎駅通過。
狩生駅通過。かりう、と文字を見ると「狩」に宇宙の「宇」?と思いましたが、「う」のところは「生」。逆に「狩生」と書いて、何と読む?と聞かれても、正確に答えられる人は少ないかも知れません。同じく大分県の日豊本線沿いに「佐志生駅」があります。こちらは
やっと海が見えてきました。今年も伊豆諸島や小笠原への島旅が出来ないまま夏が終わってしまいました。若いときは「若気の至り」という言葉があるとおり、「そうだ!青ヶ島へ」といきなり出かけたり、毎年1回は必ず小笠原へ帰っていましたが、様々な事情も抱えているので、昔のようになかなか実行できず。
浅海井駅通過。ここでも海崎に続き、「海」が付く駅名です。しかし、「あざむい」と読めるわけではなく、なかなか難読駅。明るくて派手な塗装をした古めかしい木造駅舎があります。ここは九州最東端の駅。
入り江などの海岸に沿い、まもなく津久見駅停車。
ここは津久見市内の中心駅です。津久見は高校野球の甲子園常連なので、「つくみ」の地名は全国に知られているほうだと思います。津久見を出ると、次は臼杵に停まります。臼杵も、国宝の「臼杵石仏」が有名です。
宗太郎を出ると、次は重岡駅通過。
宗太郎駅は極端なダイヤだけど、重岡駅の時刻表を調べてみると・・・
<上り佐伯行き>
6:47 (南延岡発)
18:21 (重岡始発)
20:43 (重岡始発)
<下り延岡行き>
6:47 (延岡行き)
17:29 (重岡止まり)
19:03 (重岡止まり)
重岡行き、重岡始発が2本追加されています。早朝と、夕方、夜間。
直川、直美、上岡(かみおか)を通過して
秘境の風景から街が開けてきたら、まもなく佐伯駅に停まります。
佐伯駅停車中。毎年JR6社を利用するのが目標だけど、2023(令和5)年はJR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州の4社しか利用せず。
かつて、佐伯から宿毛(すくも)まで結ぶ宿毛フェリーを利用し、宿毛から土佐くろしお鉄道およびJR四国を利用して、瀬戸大橋で本州入りを考えていましたが、あの頃は中国ウイルスのせいで宿毛フェリーは運休していたため、断念。ホームページで確認すると、現在は1日3便運行中のようです。
朝6時のときは雨だったのに、今は晴れています。でも、時刻表では通過扱いなのに、ドアが開かない運転停車してくれたおかげで再び心ゆくまでウォッチング。
むっ!?3号車はグリーン?と見間違えそうですが、実は自由席。指定席の2号車は座席の数が多く、ぎゅうぎゅう詰めなのに、自由席は足を伸ばせるほどの余裕あり。そんなのあり?指定席が満席で自由席は空席ありなんて、JR九州っていつもそうなのかちょっと理解できませんが・・・。だったら、2号車の指定席を放棄して、居心地が良さそうなこっちに座りたいんですけど。
ほんの数時間前に雨宿りした、宗太郎駅の待合小屋です。小倉を6時39分に出発した宮崎空港行きの特急にちりん3号が通過し、まもなくこちらの特急も発車。特急同士交換のため、にちりん6号は宗太郎駅での数分間の運転停車が行われます。宗太郎駅ファンの方にとって絶好な特急なのかも。