東京アイランド

OCNブログ人サービス終了に伴い、ここに引っ越ししました!

日本一の秘境駅・小幌駅(その6)

2016-06-17 00:00:00 | 2016JR北海道H5系旅
 今度は小幌駅の照明に関する記事です。

 長万部方面のプラットホームに2基。

 東室蘭方面に2基

 室蘭本線で非電化区間なので、長いトンネルと長いトンネルの間に小幌駅。トンネル内の煙をここで排煙されるので、電球の球も真っ黒。
 照明も煤だらけになっているようだけど、せっかく灯っても明るさは減少しているかも知れない。
 日没後の小幌駅はどんな雰囲気になるか、1度は確かめてみたい。

 室蘭方面プラットホームの背後。川がホームの下に流れ、そのまま小幌海岸へ。

 何という野草かな??人を拒み続ける空間にこういうお花が咲いているとほっこりします。

 し尿の処理はどうしているか、気になるところ。屋根の上に電線らしきものがついているので、日没後、最終列車が出るまで照明はあるみたいです。しかし、誰もここで用を足そうとは思っていないかも・・・。

 秘境駅の白黒モード。


 東室蘭方面の本日始発、15時44分発の汽車がやってきました。これでも始発なんです。1人の若い人がこの汽車に乗ろうとしなかったので、「えっ!?乗らないの?」と車内のお客さんがいっせいに心配そうに目を向けていました。小幌駅を1人占めにしたくて、およそ2時間後の17時39分長万部行きを考えていたかも知れません。小幌駅(その7)に続く。
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日本一の秘境駅・小幌駅(その5)

2016-06-16 00:57:52 | 2016JR北海道H5系旅

 本当は観光客がいましたが、いなくなったのを見計らって撮影。人がいないほうが、秘境の雰囲気が増していて、よい構図が取れました。

 下り、札幌方面のホームにあった、観光客向けの小幌駅入場券が大きなボックスに収納されていたので、それを取り出して記念撮影。

 小幌駅ノート管理者が、管理しているようです。大きなボックスにノートを湿気でカビが出たり、濡らされないように除湿器が置かれてあり、管理も徹底しているようです。

 すごいですな~。JR北海道の発行する硬券のフォントなども、全く同じように再現されています。まるで、JR北海道の公認硬券をそっくり大きくしたもの。過去に1度、盗難事件があり、管理人さんが、全く同じようなものを作り直したそうです。自宅で飾っておきたい気持ちは理解できますが、これは、小幌駅に訪ねた方々にためにあるものなので、持ち帰る「盗(と)り鉄」ではなく、来訪記念にカメラで撮影する「撮(と)り鉄」なら容認できる範囲です。
 小幌駅を訪ねる方々のみなさん、どうか、足元のマムシに十分気をつけ、このような大きな硬券は何枚も記念撮影をして、画像のみ記念にお持ち帰りいただくようお願いいたします・・・。小幌駅(その6)に続きます。
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日本一の秘境駅・小幌駅(その4)

2016-06-15 00:00:00 | 2016JR北海道H5系旅

 2年前に訪ねたときに比べると、警告する張り紙が増えてしまいました。ホームが狭いため、三脚を利用して写真撮影は大変危険です、とのことです。少し前に動画をアップしたとおり、小幌駅は函館と札幌の大動脈、幹線(※)の室蘭本線なので、1日何本かの貨物列車や特急が超高速で通過します。トンネルからの強い風圧は圧倒的にすごく、もし、帽子をかぶっていたら飛ばされるのは必至、そこに三脚を立てると倒れて、カメラが列車に飛んでいってお陀仏っていうこともありえます。
 (※)幹線・・・・國鐵時代、日本全国どこでも運賃表は全く同じでした。1日数人しか利用客が乗ってこない北海道の赤字ローカル線、乗降客日本一の山手線も初乗り運賃は同じ。運賃表も全国統一。國鐵の赤字ローカル線は大都市圏や新幹線など儲かっている路線から補てんすればいいという考え。そのような経営方法だと、ますます赤字が膨らんでしまう一方。経営を見直そうと國鐵時代末期に鐵道の基幹となる路線でかつ利用客が多い幹線と、幹線から枝分かれする地方交通線に分類する「國鐵再建法」を制定。山手線と大阪環状線はキロ当たりの運賃が安く、次いでに東京と大阪の電車特定区間、全国の幹線、割高になるのは地方交通線といったような細かい運賃体制に。
 山陰本線は中国地方の日本海側沿い、ほとんど過疎地を抱えているのに京都から幡生(下関の1つ手前)までなので、「幹線」扱い。室蘭本線は厳密に言うと長万部から岩見沢、苫小牧で千歳線に接続なので、幹線。時刻表の巻頭ページで確認できますが、JR北海道の幹線は函館本線、千歳線、室蘭本線、根室本線、石勝線の5路線で、あとは地方交通線。幹線は黒線で、地方交通線は青線。

 小幌駅の函館保線詰所なんですが・・・常時施錠されており、建物の中は窺えないものになっています。作業に必要な道具置き場や、作業員の休憩室もあるかも知れません。黄色い張り紙は・・・

 北海道でも、マムシはいるんですよね・・・やはり。夏の間はやはり気をつけたほうがよいです。もしも、小幌駅でマムシに咬まれ、携帯電話で119番しても、すぐには助けに来られない。救助までに時間がかかり、命を落としてしまうかも知れません。マムシは、草むらに隠れていることが多いので、むやみに草の中を歩かないほうが無難です。夏の間に、小幌駅に訪ねる予定のある方々たちには、足元には充分気をつけていただきたい。同じく秘境駅の、坪尻駅(JR四国の、香川県と徳島県の県境を超えたあたりで徳島県側)も、夏の間はマムシがたくさんいるので、深い背丈の草には立ち入らないほうがよいでしょう。

 小幌駅のトイレです。入って、用を足すのに勇気がいります。右側のドアが吹っ飛んでいますね・・・。

 本当はトンネルの真上にある、足の踏み場らしき場所から小幌駅全景を撮るつもりでしたが、立ち入り禁止のロープが架けられているので、行けずでした。小幌の話はまだまだ続きがあります。
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日本一の秘境駅・小幌駅(その3)

2016-06-14 00:00:00 | 2016JR北海道H5系旅

 小幌駅の長万部方面に掛けられてあった、青空の時刻表と運賃表。時刻表は改札口真上、運賃表はきっぷ売り場の真上にあるのが普通ですが、ここは屋根もない青空の状態。雨や湿度で濡らされないように防水仕様。
 「新函館北斗 2160円」と書かれてあるので、ダイヤ改正の前日、鷲ノ巣駅みたいに3月25日の最終列車が出たあと、交換かな?いや、小幌は道路もないので、最終列車が出ると帰れる術がない。どのような方法で交換されたのか、考えてみれば謎。
 文字が小さくてすいませんが・・・
 
 当駅に発着する列車に関するお問合せ 長万部駅 01377-2-****(7:00~18:45)
 当駅に関するお問い合わせ先    豊浦町役場 0142-83-****

 たぶん、列車がなかなか来なければ、長万部駅に電話で連絡して欲しいってことでしょう。停車するはずだった列車がうっかり行き過ぎてしまい、乗れなくなった場合も至急長万部駅に電話連絡すれば、救助に来てくれると思います。あの・・・18:45以降に停車するのは19:46(室蘭行)と、20:04(長万部行)があるんですけど・・・。行き過ぎてしまった事件は1回だけありましたので、2度とそのようなことが起きないように乗務行路表に「次は小幌、19時46分、ヨシ」と指差し確認励行しているかも知れません。

 当駅に関するお問い合わせ先は豊浦町役場。小幌駅ができたきっかけや、民家もないところだというのに何で駅があるんですか?といったような問い合わせ先かなと思います。
 平成の大合併で市内が広域化になり、市外局番も3ケタ化が進んでいるさなか、長万部駅の市外局番がいまだに5ケタ!?01377。山口県の故郷、何もない漁村では、電電公社時代ですが、物心ついたときは08378。何もない田舎だから5ケタ。下関市は0832。関門トンネルを潜って政令都市の北九州市は093。大阪市は06、東京特別区は03。つまり、何もない田舎は市外局番が長くて、都会に行くほど市外局番は短くなるということは子供の時から知っていました。何もない田舎暮らしなので、電話帳の全国市外局番一覧や郵便番号簿で全国に羽ばたいて行きたいと何度も眺めていたせいもあったのか、市外局番や郵便番号を見ただけでもどこの地域なのか見当つくようになってしまいました。平成の大合併で、何もない漁村が下関市になり、旧豊浦郡地域も統一するため、現在は083に変わりました。
 ちなみに伊豆諸島は 伊豆大島と利島、新島、式根島、神津島は04992。市内局番は大島2、利島は04992グループのなかで秘境なので、9に割り当て。新島は5、式根島は7、神津島8。
 三宅島と御蔵島は04994。市内局番は三宅島5、御蔵島8。
 八丈島と青ヶ島は04996。青ヶ島は利島と同じく、最果てなので、市内局番も9に割り当て。東京都の最果て、檜原村も、現在042に変わっていますが、もともとは0425-98。最果てや辺鄙な場所は「9」に割り当てられているようです。小笠原村は04998。父島は2、母島は3、硫黄島は4。硫黄島って郵便配達区域外だけど、電話回線はちゃんとあるようです。04998-4-1111は自衛隊硫黄島基地隊の番号だって、ネットでは公開していますしね・・・。 
 小幌駅に貼られていた電話番号だけで伊豆諸島に脱線。利島と青ヶ島は「9」だって、この市外局番の中で1番端に追いやられている秘境なんです!というNTTさんの方針なのか、私もよくわかりませんが、全国の市内局番を見ていると「9」は端っこにあったりするケースが多いようです。
 03-3999-****も、23区の中で端っことされている練馬区内の一部に割り当て。小幌駅(その4)に続く。
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日本一の秘境駅・小幌駅(その2)

2016-06-13 00:00:00 | 2016JR北海道H5系旅

 四季ごとに様々な表情を見せてくれる、小幌駅。冬の間なら、白銀の世界。5月は前月の雪が解けて、カラフルな新緑の世界。紅葉のシーズン(10月下旬から11月上旬)も、紅葉に染まって美しい世界。
 「【区】東京都区内 → 小 幌  経由:東京・新幹線・新青森・新幹線・新函館・函館線・静狩」の乗車券で、その日のうちに小幌へ行けます。
  東京 9:36 → 新函館北斗13:38  はやぶさ11号
  新函館北斗 14:11 → 長万部 15:21 特急北斗13号
  長万部  15:43 → 小幌 15:43 

  ただし、宿泊施設がないので、その日のうちに小幌を出なければなりません。最終列車で小幌に降りようと思っても運転士さんに「あの・・・?本当に降りられるんですか?」と呼び止められてしまいます。

  小幌 17:39 → 長万部 17:56 または、もっと長く小幌に居て、秘境駅の星空を楽しみたいときは
  小幌 20:04 → 長万部 20:21 の列車もあります。

  長万部に戻って、長万部18:08 → 札幌 20:34 北斗17号。
 
 東京から新幹線に乗って、小幌へ途中下車。その後、札幌に向かうなら推奨プラン。


 下り札幌方面へ行かれる方は
 
  15時43分の次は、なんと4時間後の19時46分発で最終列車。

  小幌 19:46 → 東室蘭 21:05  東室蘭周辺の宿泊施設で宿泊するか、
  東室蘭 21:10 → 札幌 22:33 スーパー北斗21号

 さずかに室蘭本線。どんなに秘境駅でも、レール1本で札幌につながっているので、アクセスもしやすい。
 まだまだ小幌の話はその3に続く。あまりにも長すぎる・・・。
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秘境駅でも行き交う列車はとても多い

2016-06-12 00:00:00 | 2016JR北海道H5系旅

 まず、私たちが乗ってきた、東室蘭発478D 小幌15:13発 長万部行き
 本州から青函トンネルを潜ってきた、何両も連なったJR貨物のコンテナが札幌ターミナル駅に向かって疾走。
 今度は 函館発13D 北斗13号 札幌行きが通過。
 この次も、札幌発 14D スーパー北斗14号 函館行き。

 小幌駅通過時間はわずか2秒なので、乗客たちは目をよく凝らさないと通過しているすら気づかないかと思います。
 トンネルとトンネルの間なので、列車が近づいているとトンネルからの風圧がとても凄いです。帽子をかぶっていると、飛ばされそうになるのでご注意ください。
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北の秘境駅物語(シェアさせていただきます)

2016-06-12 00:00:00 | 2016JR北海道H5系旅

 小幌駅はファイル8番目、25分くらいから収録されています。豊浦町長さんも、小幌駅ファンだそうです。字幕は「設定」で「日本語字幕ON」にすると、音声を文字に変換、自動表示されます。
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日本一の秘境駅・小幌駅(その1)

2016-06-11 00:00:00 | 2016JR北海道H5系旅

 初めて小幌行きを計画したのは確か2013(平成25)年。長万部まで来ているのに、翌日は大雨の影響で室蘭本線は不通。山線の函館本線は動いていたので、仕方がなく、函館本線で余市(ニッカウィスキー工場で無料ヤケ飲み)、札幌(素通り)、苫小牧で宿泊し、翌朝、苫小牧始発の普通列車で小幌行きを試みるが、普通列車運休、特急のみ。もちろん、小幌は通過。見れたのは2秒。
 翌年の2014(平成26)年、小幌駅のリベンジに上野発北斗星乗車。北斗星が無くなる半年前だというのに、よく切符取れたな~と思えるくらい。
 翌朝長万部で普通列車に乗り換え、やっと小幌駅下車。滞在時間が3時間以上もあるので、小幌海岸までハイキング。「1970~80年代、下の海岸には海水浴場もあって、降りる人は結構いた」とのこと、北海道の夏はとても短い。1番暑い時期に、汽車に乗って海水浴場に行くパターンが多かったらしい。例えば、留萌本線の瀬越駅~礼受駅間の線路が1番海岸に近い位置に(臨)浜中海水浴場駅を7月下旬から8月上旬にかけて開設。プラットホームなどの駅としての設備はいっさいなく、待機していたJR北海道の係員が、列車が到着するたびドア付近にタラップを取り付け、乗降の取り扱い。(1995年まで、1996年以降臨時開設無し)
 2015(平成27)年も、札幌発上野行きのカシオペアの最後尾、ラウンジカーで小幌駅を通過するのを見届け、その8ヶ月後にまた小幌駅に訪ねるとは思わなかった。北海道新幹線が札幌まで延伸できたら、長万部に停車する新幹線から乗り継いでわずか2駅で小幌!?
 3年前は、そんなに注意書きや立ち入り禁止のロープとか目立ったことはなかったのに、今はものすごく人気になり来訪者も増え続けているようです。そのうっかりが事故につながると困るので、やたらに注意を喚起する看板や張り紙が目立つようになりました。

 トンネルとトンネルの切れ間に小幌駅。トンネル続きだと、当時の蒸気機関車は煙だらけになり、客車の窓を閉め切っても煤が入る。小幌はちょうど排煙によく、上下線の線路を敷いてすれ違いを行っていたという。

 誰も小幌駅を見向きもしなかった時代、トンネルから超高速で疾走するスーパー北斗、北斗、JR貨物のDF200形ディーゼル機関車、北斗星やカシオペア、トワイライトエクスプレス、急行はまなすをけん引するDD51機関車からの出るディーゼルの排煙で駅名票は真っ黒に染まっていたというのに、今は、黒くなりかける前にふき取るなど、定期的にメンテナンスしているようです。誰が掃除しているのか、気になるところですが、豊浦町役場の関係者なのかな?

 海に近いせいか、鉄板もさびやすい。以前に比べると、あちこち補強した跡が見られます。

 鉄板プラットホームの背後に、つわぶき。煮物にしたら美味しいけど、わざわざ小幌に来て、つわぶきを狩る人は皆無。小幌に来る人はシェフや和食の料理人ではなく、ほとんどは熱狂マニア。つわぶきが欲しいって思う人は皆無。青ヶ島も、つわぶきの名産。道端にたくさん生えていて、島民たちがもぎとって、つくだ煮や煮物にする家庭も多いようです。小幌の話はまだまだ続きます。
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もはや・・・秘境マニアのための駅と化す

2016-06-10 00:00:00 | 2016JR北海道H5系旅

 駅前に民家もなく、利用者がゼロの状態のままでは駅を維持するだけでも照明費、除雪費など莫大な費用がかかる。鉄道ファンの間では、小幌駅を日本一の秘境駅として聖地とされているみたいですが、鉄道ファンのために駅を提供しているわけではないので、廃止したいとJR北海道が豊浦町役場に申し入れ。
 日本一がわが町にあるとは誇りじゃないですかっ!!と豊浦町役場が「待った!」をかけ、存続させるために、駅としての管理費は豊浦町が負担するという協議のうえで合意。
 1日1本しか停まらない上白滝駅も、もともとは白滝村。平成の大合併により、2005(平成17)年から遠軽町に編入。上白滝駅は1日1本しか停まらない駅として日本一だとテレビ番組で放映されたこともあり、遠軽町役場がホームページで「遠軽町に日本一があります!」と宣伝しましたが、豊浦町のような熱意はなかった。そのため、平成28年3月25日を以って、廃駅。遠軽町は周辺のいくつかの町村が合併してできた町なので、旧白滝村なんて関心がなかったなのかも知れません。豊浦町は洞爺村と合併して、洞爺湖町に編入することを考えていましたが、町民の反対により、合併することはなかった。小幌も豊浦町内にあるので、日本一秘境をわが町に抱えていることを誇りだと思っているかも知れません。
 日本一超ミニ自治体の東京都青ヶ島村。お隣の八丈町と合併して、戸籍や住所表示が「八丈町青ヶ島無番地」だったら・・・日本一秘境村が消滅してしまいます。ずーっと永遠に「東京都青ヶ島村」でありたい。青ヶ島村役場が八丈町役場青ヶ島支所になることは絶対にならないように願っています。
 ちなみに青ヶ島より南にある無人島のベヨネーズ列岩や、鳥島も、1番近い有人島は青ヶ島なので、それらの島も青ヶ島村に編入すべきだ、八丈町も、それらの島は八丈支庁に属しているので、八丈町に編入すべきだと過去に話し合いがあったみたいですが、両者ともなかなか譲らず、どちらに属するかは決定されず、「八丈支庁管内」で決着。八丈支庁の海域はとても広域、小笠原諸島に近い孀婦岩は八丈支庁管内の伊豆諸島最南端。
 小幌の話なのに、なぜか東京の島に脱線。同じ秘境繋がりの話ですので、ご愛敬を・・・。

 日本の鉄道は正確さ世界一。(お隣の韓国も正確)タイやベトナム、ミャンマーなど鉄道は日本のJR各社から中古車両を持ち込まれたとはいえ、時刻表通り運行されるという感覚で旅行は不可能に近く、かなりアバウトだと聞く。その土地の習慣なので、その土地に住んでいる人たちは鉄道の時刻表は正確ではないことは慣れっこなのかも知れません。

 わずか数分で小幌に着きました~!!ワンマンカーなので、運転士さんは席を立ってドア付近の運賃箱で集札業務。私は礼文から小幌までマルス券を用意し、「記念に持ち帰ってよいですか?」と聞いてみました。「はい、どうぞ」とうなずき。運転士さんも北海道の地形をあしらった無効印を携行し、乗客から持ち帰りの希望があったら、押印するとかそういうサービスがあれば・・・。

 礼文駅での乗車客は女性1名のみ。小幌に降りたのは、平日(金曜日)にも関わらず、ファンの方2名下車っ!!私、友人も含め、4名。何もない秘境駅だというのに、利用者がいる。その実績の積み重ねで小幌を廃駅に追いやられなくて済む。

 わずか30秒の停車で発車してしまいました。

 室蘭本線は複線なので、上下線とも独立。真ん中は待避線。

 去年だったかな、小幌止まりの電光発車案内表示があった。終点、小幌だったら、車内のアナウンスは「本日もJR北海道をご利用くださいまして、ありがとうございます。まもなく、終点、こぼろ、こぼろです。お忘れ物ないようご注意ください。本日最終列車ですので、この先のお乗り換えはございません。宿泊施設もございません。お気をつけて、お帰りください」かも???もし、小幌まで乗っているお客さんがいたら、どう対応するか、謎だらけ。秘境・小幌の話をするだけでも、本当に長い。続きはまだ今度。
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【動画】礼文~小幌

2016-06-09 00:00:00 | 2016JR北海道H5系旅

 音が出ますので、ご注意ください。動画の説明です。15時04分、礼文発車!!次の停車駅は小幌、15時12分30秒、ヨシ!と乗務行路表に指差し確認!!
 5月の北海道は新緑が映えて美しいです。
 小幌駅は頑なに人を拒み続ける異空間。周辺に民家は皆無。外界とつながる道路も一切なし。鉄道以外の手段ではこの駅に訪ねるのは非常に難しいところ。ヘリポートもないので、ヘリコプターも絶対無理です。
 日本一の何もない秘境だというのに、駅として存続させる自体、本当に不思議なんですが、「北の無人駅から」の本によれば、室蘭本線が全線開通したのは昭和3(1928)年。当時はまだ単線でトンネルの切れ間に上りと下りの列車はすれ違うために信号場が設けられました。正式に開設されたのは昭和18(1943)年。
 洞爺に国鉄OBの元小幌駅員さんが住んでいるのを探し出し、電話してみると、意外なことがわかりました。
 「以前は小幌に民家はあったんですか?」
 「ありましたよ。昔は、小幌の浜に漁師さんがたが何軒も住んでいて、磯舟でもってワカメ採ったり、刺し網でカレイを獲ったり・・。全部で11軒かなんぼあったんだよね。それでは小幌は、信号場でありながら、旅客業務もやっておったんです。随分と利用者がいた時代もあったんですがね」。
 現在は駅舎すら残っていませんが、昔は「小幌信號場驛」として駅員さんが駐在していた時代もありました。
 国鉄時代は仮乗降場として、時刻表には載っていませんが、小幌に停車する列車もありました。1987(昭和62)年4月1日、JR北海道発足とともに、小幌は駅に昇格。1990(平成2)年3月10日のダイヤ改正から営業キロ設定、全国のマルス端末も「小幌」電報略号(セカコホ)を出せるようになりました。(仮乗降時代の運賃は両隣の静狩、礼文までと同額)
 小幌までの動画をお楽しみください。去年の9月も、カシオペアで同じ線路の上を通過。日没後なので、周辺の景色はあまりよく見えませんでしたが、トンネル区間以外は春先の光風明媚な風景ばかり続いています。
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本日で2本目、礼文15:04発長万部行き

2016-06-08 00:40:40 | 2016JR北海道H5系旅
 礼文駅の時刻表を見ていると、
 
 長万部方面は

  8:30 長万部
 15:04 長万部
 17:31 長万部
 19:56 長万部
 23:09 長万部 (小幌通過)

 東室蘭方面は
 
  5:59 苫小牧 (小幌通過)
  6:52 東室蘭 (小幌通過)
 15:50 東室蘭  
 19:52 室蘭

 そう、極端な時刻表。ここから小幌に行くとしたら、ちょうどよいダイヤの組み合わせは、15:04発の汽車に乗って、15:50の汽車で戻ってくる。
 秘境駅に行って、ちょうどよい時間で戻って来れる。
 当初計画では、「小幌は時間的に無理でしょう」とパスするつもりでしたが、なんと、時刻表博士の友人から小幌駅熱狂マニアの私のために「礼文15時4分の汽車で小幌に行って、15時50分に戻ってこれる都合のよいダイヤがあるけど、どうしますか?」と提案がありました。
 「そんな美味しい話なら、小幌は外せない!」とプランに組み込んでしまいました。
 日本一秘境の小幌駅なので、今回もまたじっくりと味わいたい。

 礼文は無人駅なので、改札チケッター無しの入鋏省略。

 国鉄のキハ40じゃないのが残念。JR北海道になってから製造されたキハ150でした。これが1日2本目。その列車の前は、なんと8時30分ですよ!?
 ちなみに青ヶ島は1日2本。朝の9時45分は、ヘリコプターで八丈島行き。その次は、12時50分または13時30分、船で八丈島行き。
 梅雨の季節、濃霧でヘリが欠航するので、実質的に船の1本しかない。
 青ヶ島に比べると、小幌は1日6本(上り4本、下り2本)もあるなんて、マシなのかも知れない。ちなみに6日、7日、両日とも船は動き、ヘリは欠航しました。
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豊浦駅-大岸駅-礼文駅-小幌駅-静狩駅-長万部駅

2016-06-07 00:37:19 | 2016JR北海道H5系旅
 豊浦駅-大岸駅-礼文駅-小幌駅-静狩駅-長万部駅。どれか1つだけ除き、駅前または駅周辺に必ずあるもの。それは何でしょう??

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 ↓
 ↓

 それは・・・郵便局!! です。小幌だけ、郵便局無し。あとの4つはすべてあります。

 大岸郵便局。民家が疎らに点在する地域。大岸駅前にクルマを停めて、汽車に乗り換えて礼文、小幌も良さそう。今回は礼文駅前の郵便局に寄るので、礼文から乗車にしました。

 大岸から礼文に向かう途中の道。

 この風景を見ると、なんだか、あまちゃんの小袖海岸に向かう道に似ています。

 ここは北海道だというのに、三陸の海と見間違えそう。

 青森県内の五能線沿線も似たような風景あり。

 礼文駅前の郵便局到着。この先に礼文華小学校。大岸と同じく、民家が点在。郵便局は全国津々浦々どんなに人口の少ないところでも必ず設置されており、数は2万4千局。ゆうちょ銀行のオンライン回線も全国どこでも繋がっている。母島簡易郵便局も局番号01850、ATMは設置されていませんが、窓口にキャッシュカードを差し出し、暗証番号のテンキーを押すだけでも、引き出しは可能。しかも手数料無料~!!

 礼文郵便局の中から向かいの駅舎が見えます。

 礼文駅。比較的新しいです。

 その隣が日本一秘境の小幌だとは・・・。

 2年前の26.5.17、遊び心で発券したJR九州・小倉駅発行。まさか、2年後の5月13日に実乗するのは思わなかった。実乗する切符は、他社ではなく、地元を応援するつもりでJR北海道で発券。
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日本一秘境の小幌駅が熱くなっていますっ!!

2016-06-06 00:51:48 | 2016JR北海道H5系旅

 鉄道業界では、日本一秘境の駅は小幌駅。
 自治体業界では、日本一の秘境村は青ヶ島。どちらも、数十年前までは誰も見向きされなかった場所だというのに、最近は人気が異常なほど、うなぎのぼり。
 今年のゴールテンウィーク。青ヶ島行きの船に69名もの乗船客・・(冷や汗)
 8月10日の牛祭りも、多くの人が押しかけるかも知れません・・・早くも戦々慄々な状況。もともと、牛祭りは、島内のみのお祭りで、島外に出てしまった島民たちの帰省に合わせて、曜日に関係なく毎年8月10日に開催。青ヶ島も人気がうなぎのぼりの状態なので、牛祭りに多くの観光客も混ぜる時代になりました。
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絶景・地球岬

2016-06-05 00:00:00 | 2016JR北海道H5系旅

 地球岬は太平洋に面した断崖絶壁、えりも岬と同じく、とても風が強いところでした。5月とはいえとも、北海道。やはり、長袖を羽織っていても、肌寒い。

 地図で確認してみたところ、かすかに見える島影は函館の山々でした。

 風が強いのに、海はベタ凪ぎ。青ヶ島も同じ断崖絶壁、眼下に太平洋の海が広がっています。
 次のスポットは、礼文駅。

 白鳥大橋ができたお陰で、伊達方面へショートカット!!

 この橋がなければ、かなり遠回りになり、時間ロスになるところでした。

 1本の特急に乗り遅れていなければ、高速を使わず、一般道路で気になるところの黄金(こがね)駅や、ホームの脇には内浦湾が望める北舟岡駅に寄る予定でしたが・・・礼文発の汽車に間に合うように室蘭から高速。北海道らしい眺めが続きます。
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母恋駅前郵便局

2016-06-04 00:00:00 | 2016JR北海道H5系旅

 今度は・・・母恋駅前郵便局。いつもなら旅先からお便りを書くはずなのに、なぜか今回は用意せず。非常に極端な郵便局に行くとわかっていれば、用意するけれど、母恋といっても、街の中。あの日本一秘境の小幌駅前に小さな小屋を建て、ゆうちょ銀行のオンライン端末を設置し、小幌駅全景の風景印を用意し、JR券の発券業務を局員さんに委託し、みどりの窓口も設置。全国の変わっている人がわっと連日のように郵便局に押しかけ、長蛇の列になりそう??小幌駅で引き受けた郵便物は、列車で豊浦駅まで運ばれ、豊浦郵便局で中継し、本局の伊達郵便局に運ばれ、全国へ。過度な妄想話なんですが、小幌駅を永遠に存続させるために必要かな??

 私が出さない代わりに、わざわざ友人が用意してくれました。母恋駅前郵便局の風景印は、地球岬から眺める太平洋のデザインになっていました。

 地球岬に到着~!!続きはまた今度。
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