中国のチベット問題に抗議して、ロンドンやパリで聖火リレーが妨害されるニュースが流れていますが、中国の暴力に対して抗議している人々が暴力で聖火リレーを妨害しては、正直なところ説得力が無いのでは・・・?と思ってしまいます。
もちろん、中国のやっている行為は酷いと思います。また、報道規制や情報操作をして世界の批判を鎮めようとしても、現代のような情報社会では無駄なことだと思います。しかし、イギリスもフランスも国として聖火リレーを受け入れているのですから、抗議はしても良いとは思いますが、妨害はいけません。これでは、せっかくの抗議行動も無駄になってしまうと思います。
また、北京オリンピックの参加の是非についても世界各国でいろいろな意見があるようですが、開会式は未だしも、国として競技の参加をボイコットすると言うのは避けて欲しいと思います。競技に参加するか、しないか、は選手が決めることであって、政治で強制するものではあってはならないと思います。
東西冷戦に行なわれたモスクワオリンピックとロサンゼルスオリンピックに西側と東側が参加しなかったことがありましたが、政治の犠牲になった選手達の悲劇を繰り返さないで欲しいと思います。日本でもマラソンの瀬古選手や柔道の山下選手などが涙を呑みました。
今の状況では中国独自の大会運営は正直難しいと思いますし、各国の選手が安心して競技に参加できるようにする為には、IOCの厳重な管理下の元で大会を運営するべきではないかと思います。
けれど、今日のニュースで、中国がダライラマを非難しているのは大変不快でした。
僕はチベットの件は中国が全面的に悪いと思っています。
ダライラマとて命からがら亡命したくらいですから。
ただ、チベットには天然資源が豊富に埋蔵されているので中国が絶対にチベット手放さないでしょう。
極論すれば、チベット人などいなくなってもいいからチベットの資源さえ手に入ればいいくらいの考えもあるでしょう。
僕はチベット支持します。
ダライラマは、中国の国家主席などより遥かに偉い方だと思ってます。
正直なところ、ダライラマ14世に関しては詳しく知りませんが、テレビなどで見ている限りでは、とても立派な人だと思います。この人は中国のオリンピック開催を支持していますし、チベット人に対しても冷静になるように呼びかけています。
中国側はダライラマを非難しているようですが、何もやっていないと思います。