ニュースをしっかりと聞くことも少ない一週間でした。
亡き主人の弟の急変の知らせに病院に駆けつけ、
話せないまま耳元で声をかけ手を握っていました。
たくさんの管や機械に囲まれて、痛々しい姿でした。
<楽にさせてあげて...>薄情なようですが、
そんな光景に一緒に駆けつけた娘とも声なく戻って
きたものでした。
次の日の午前中には訃報が届きました。
その日からお手伝いがはじまり、火葬場の都合で昨日の
葬儀となり、主人の弟は父母、兄のところへと旅立ちました。
今朝の私は身も心も抜け殻になっています。
どう考えてどう過ごしたのかがところどころ抜け落ちていても
手繰る気力もなくなっているのです。
放りっぱなしで、ときどき帰ってきては水だけは遣っていましたが、目をむけることも
なく、昨日はかなりの強風でガラス戸をあけることも憚られていましたが、
今朝はたっぷりと葉水もかけて様子をみましたら、あの風の中でもしっかりと
留守を守り、蕾をつけたり、花芽がついたり、咲いたりとした姿で慰めてくれました。
今日からまたいつもどおりの毎日が続きますが、しばらくはいろいろな場面が
思い出されることでしょう。
今日も蒸し暑い一日になりそうです。