「天はわれに何をさせようというのか?」
確か、映画「戦国自衛隊」の中で、戦国時代にタイムスリップしてしまった主人公が、いつの間にか自分自身が、あの歴史上の人物である「信長」に なっていることに気づき、天に向かってつぶやく名せりふです。
そんな言葉が昨日私の頭の中に、ふとしたことがきっかけで、浮かびました。それは、「こどもっと」主催の「森の中でのバームクーヘンつくり」 というイベントの準備の時の話です。
「バームクーヘン」を焼くために、レンガの上で焚き火を起こしましたが、その際、火に興味を持った子が、焚き火で遊び始めたのです。子どもが、火に興味を持つことは、ごく自然ですし、大いにその興味を拡大発展させて欲しいと思う“おかさん”ですが、何人かの男の子達が揃うと、その遊びは時としてエスカレートし過ぎてしまいます。
昨日もそうでした。周りの、女性スタッフ達からも再三再四注意を受けているにもかかわらず、あるとき、限度を越えて危険なことをする子がいました。その瞬間、思わず割りと大きな声で、子どもたちを怒鳴ってしまいました。
そう、“おかさん”が小学1年くらいのころに、近所の仲間と物置の屋根に上って悪ふざけをしていた時、近くの時計屋の“おやじ”が、大声で“おかさん”たちを怒鳴り散らかしたのと同じように。
それが、昨日は、私自身が「雷おやじ」役になっていたのです。怒鳴った直後、自分自身でちょっとビックリしてしまいました。「時と場合によって、人は、それぞれ演じなければならない役回りというのを、与えられることがあるんだな。 」と、その時感じました。
ところで、肝心の「森の中でバームクーヘンを焼こう!」の方ですが、準備段階で、上記のような「雷おやじ出現」などもありましたが、天気に恵まれ楽しく、そして美味しく行われました。
バームクーヘンの生地のもとを森の中で、調合することから始めました。↑
出来た、バームクーヘンの生地のもとを、熱した竹に絡みつかせます。↑
そして、素早く、盛んに燃え盛る炎で焼きます。そして、焼いた上にさらに液を絡め焼きなおします。
これを繰り返すと、年輪のようなバームクーヘンが徐々に出来てきます。
最終的に焼きあがったものは、こちらです。
見事に、年輪を刻んだバームクーヘンの焼きあがりです。↑
お味も最高でした。