昨日、「あたまの準備運動」の代わりに、2枚の絵で違っているところを探す「間違い探し」を行ないました。
大人用の問題に挑戦してもらいました。
間違いを探すことで集中力を高めてから勉強に入ってもらうのが狙いです。
ただ、昨日もう一つの効果を実感しました。
それは、生徒達に、見つけた間違いの箇所をみんなに発表してもらう時に感じました。
“おかさん”もそうでしたが、小学生は特に自分勝手に説明をします。
他の人に通じようが通じまいがかまいません。
実際に一人目の子が発表すると、“おかさん”には何とか場所を特定することが出来ましたが、他の生徒たちは“ちんぷんかんぷん”でした。
“おかさん”がいくつか質問をすることで、その子が言っている箇所を他の子も知ることが出来ました。
2人目も、少しましにはなりましたが、やはり通じにくい説明となりました。
3人目も・・・・・。
これは、「人に物事を説明する際の技術を実につけてもらうのにいいな!」と思いました。
今度は中学生にも同じことを試みてみようと思います。
中学2年生では「図形の証明」という生徒達にとっての難題が控えています。
毎年、「他人に何かを正確に伝えるためには、少しくどいくらいの説明が必要なんだ!」と言って、
説明をはしょる生徒達をたしなめています。
そんな生徒達に身を持って「説明の難しさ」と、その「テクニック」を知ってもらえたらと思いました。