シジュウカラの巣立ちに立ち会おうと、昨日も朝から巣を張り込みましたが、
昨日は、一昨日と違って雛たちの穴からの体の乗り出しがほとんどなく、
鳴き声すらもやんでいることが多くなってしまいました。
前日のカラスの襲来を恐れて、親鳥が子どもたちに何らかの指示を出したようです。
まるで何日か前の状態に戻ってしまったような感じでした。
巣立ち確認は空振りに終わりました。
そして迎えた今日。
朝からぐずついた天気で小雨が降り続いていました。
8時57分の餌あげから今日の観察がスタートしました。
続いて、9時7分餌あげ・・・・と、普通の展開でした。
ただ昨日と明らかに違っていたのは一昨日同様雛たちの巣穴からの顔出しが盛んだったことです。
中でも頬の黄色が少し濃い一羽が巣穴を独占するような状態がしばらく続きました。
そんな中、9時40分。
教室で作業をしていると、巣の方が騒がしいので振り向くと、あの黄色い頬の一羽が巣横の木に飛び移る瞬間でした。
親鳥に誘導されての巣立ちではなく、仲間同士で巣穴から外を除く競争をしていて、誤って巣穴から押し出されてしまったかのように見えたくらいです。
しばらくの間呆然、そして、そのあと小さなキョロキョロを続けて、外の様子を確認していました。
そして5分くらいして見事に羽ばたいて、隣の家の屋根の方に飛んで行ってしまいました。
その後、親鳥が返ってきましたが、一羽が巣立ってしまったことには気づかないのか、巣の中の雛に餌を上げたりしていました。
しばらくして、巣立っていった雛は巣の近くに戻ってきました。
そして、しばらくの間巣の近くにいて巣の雛と交信するかのように鳴き合っていました。
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