
先日の金曜、昆虫好きの生徒が庭のノバラについている赤い実のようなものを見つけて、「あれ何?」と聞いてきたので、勉強が終わったらとって調べることにしました。
生徒にとってきてもらった赤い実のようなものを、小型カッターで二つに割ってみました。すると、中には小さな丸い空洞と、その中でかすかにうごめくクリーム色した1.5mmくらいの幼虫がいました。昆虫好きの子どもは、感心仕切りでした。自分でも他の実を二つに割って、中の虫をしばらくの間眺めていました。
“おかさん”は、子どもたちのこのように何にでも貪欲に興味を示し、のめりこむ姿を見るのが好きです。子どもたちの、このような時間を大切にしてあげようと思います。なぜなら、小さい頃自分自身がしてきた、このような一見無駄だと思われるようなことが、今の“おかさん”の一部を作ってくれたように思うからです。
季節はいよいよ夏。学舎の庭には、一年を通していろいろな動植物たちが入れ替わり立ち代り登場します。ここが今年も、子どもたちの好奇心をはぐくむ場所になってくれればと思います。
ちなみに、子どもが興味を示した丸い実のようなものは、「虫こぶ」という物です。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』では、次のように紹介されていました。
虫こぶ(虫瘤、英:gall)は、植物の内部に昆虫が卵を産み付けることによって、植物組織が異常な発達を起こしてできるこぶ状の突起のこと。虫癭(ちゅうえい)ともいい、英語カナ読みのゴールが使われることもある。
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