一ヶ月ぶりの釣りで、釣友のSさん、K君と筏に乗りました。
先月、古希を迎えたSさんは、これが最後の釣りだと言っていたのに、しっかりと同行しています。
今日は日差しも弱く、波も風も穏やかで、海面は池のように凪いで絶好の釣り日和です。
魚の活性も高く、三投目で竿を曲げてくれたのは、30cm弱のヘダイです。
これは期待できそうだと思ったのですが、餌取りの猛攻でアタリもなくエサを取られ、結局午後にカワハギを1匹追加しただけで、あえなくチヌの顔を見れずじまいになりました。
Sさんもボラやフグを掛けただけで、K君も同じ感じでした。
筏全体的にチヌの食い気が渋かったようです。
Sさん曰く「7月・8月は暑いから、次は9月やな」
Sさんは釣りを最後にする気はないようです。
ホテルの窓から外を見ると、朝日が昇ってくるところでした。
今日も良い天気です。
草津温泉の朝風呂を浴びて、身支度を整えて日本国道最高地点へのチャレンジです。
5:41 出発です。
(目的地までの距離、11.3kmはショートカットしているみたいで出鱈目です)
国道292号線に入って、渋峠を目指します。
「ろんぐらいだぁず!」の紗希は、草津温泉からはボーナスステージみたいなものだと言っていたけど、本当でしょうか?
国道292号線に入ると、いきなり急坂です。
やっぱり、紗希と雛子の言うことは信じられません。
国道292号線沿いは火山活動が活発みたいです。
今はレベル1なので通行できますが。
休み休み登っていくと、草津の市街が見下ろせました。
登り始めて約1時間です。
5kmほど登っています。
でも、その間に5回ぐらい休憩をはさんでいます(笑)
木陰で休んでいると、ロードレーサが抜かしていきました。
僕は焦らずに自分のペースでゆっくりと登ります。
ここから500mは硫化水素ガスが発生しているかもしれないので、立ち止まり禁止です。
500m、一気に登れるかなぁ・・・
殺生ゲート、名前が怖いです。
道の両側の岩が硫黄で変色して、硫黄の匂いが漂っています。
駐停車禁止、立ち止まってはいけません。
ひたすらペダルを漕いでいきます。
もう500メートル走ったかなぁ。
森林限界を越えたので、ずーと上の坂まで見通せます。
佐多岬や伊豆半島では坂に悩まされましたが、今回は坂が続くことを覚悟しているので、心が折れることなく登坂を楽しめます。
振り返れば、今まで登ってきた坂を見下ろすことができます。
随分登ったものだと達成感が沸きます。
画面に光が反射して見にくいのですが、草津温泉から登った距離が9.65km
日本国道最高地点までの距離が9.65kmです。
時刻は7:27、約2時間かかっています。
ここがちょうど中間地点です。
展望台がありました。
赤城山系や榛名山系の山々が見えます。
気象条件が良ければ富士山が見えるそうですが、残念ながら見えませんでした。
道路の横に白いものが、よく見ると雪でした。
ひと月ぐらい前なら雪渓が見れるそうなので、その名残でしょうか。
でも、6月半ばに雪が残っているなんて、高い所に来たと実感できます。
草木の生えていない山が白根山頂でしょうか。
火山活動の影響で、立ち入り禁止になっています。
閉鎖されている白根山のレストハウスを越えると、下り坂が現れました。
本日初めてギアを5速に入れました。
坂を下っていくと、やっぱり登り坂が現れました。
また坂と格闘していると、アベックのロードレーサが抜かしていきました。
奥さんには内緒ですが、パートナーとサイクリングを楽しめるなんて、羨ましいです。
また、下り坂が現れて、その先に登り坂が見えます・・・
バックパックを担いで、写真を撮っている人がいました。
歩いて登っているのかな?
中央分水嶺、ここに降った雨は、日本海と太平洋に分れるのですね。
綺麗な風景ですが、延々と登り坂が見えます。
道端で写真撮影している人がいました。
先ほど抜かした人では?
休憩している間に抜かされたのでしょうか。
BROMPTONの登坂速度は、徒歩以下のようです。
目的地まで、あと300m。
山の上に碑が見えてきました。
ついに日本国道最高地点に到着。
登り切りました!!
眼下に小さく草津温泉街が見えます。
到着時間は9:40です。
出発が5:41なので、3時間59分。4時間を切りました。
「ろんぐらいぁず!」では、長野原草津口に終電で着いて、日本国道最高地点に9:30に到着してます。
長野原草津口の終電は23:05なので、23:30に出発したとして10時間。
僕は昨日、草津温泉まで2時間46分、今日は3時間59分なので、6時間45分で登りました。
彼女たちより、3時間15分も早く登りました。
もっとも、一泊せずに通しで登っていたら、途中で野垂れ死んでいたでしょう。
ちなみに長野原草津口から日本国道最高地点まで34.3km。
僕とBROMPTONの平均登坂速度は5.1km/hでした。
日本国道最高地点を通り過ぎて下っていくと、渋峠ホテルに着きました。
ホテルの真ん中を群馬県と長野県の県境が走っています。
群馬県と長野県は海に面していない県なので、僕の日本一周の旅では訪れることのない県だったのですが、
日本国道最高地点のチャレンジのお陰で、38個目と39個目の都道府県に到着です。
渋峠ホテルで日本国道最高地点到着証明(ろんぐらいだぁず!バージョン)を購入して、ホットコーヒーと甘いワッフルで最高地点踏破を祝いました。
渋峠ホテルには亜美に絡んでいた犬がいるのですが、おじさんは嫌いなのか、呼んでも小屋から出てきてくれませんでした。
渋峠ホテルで一服して、長い下りに入ります。
気温は18℃。
下り始めると寒いぐらいです。
はるか下に信濃の街が見えます。
51号カーブ。
もしかして51個もカーブがあるの?
颯爽と下りたいところですが、あまりスピードを出しすぎると危ないのでブレーキを握りしめながら下っていきます。
しばらく下ってBROMPTONを止めてリムを触ってみると、触れないぐらい熱くなっています。
このままだとブレーキシューが溶けてしまいそうなので、ときどき停まってはリムが冷めるのを待って下っていきました。
ずーと下りかと思ったら、登り坂が現れました。
距離は大したことがないのですが、地味にしんどいです。
坂を越えると下り坂。
長野方面からロードレーサが登ってきました。
あと標高500mほどです。がんばれ!
標高1,500mまで下ってきました。
気温は22℃。
寒くもなくいい感じです。
一の瀬スキー場の道標がありました。
中学校の修学旅行が一の瀬スキー場だったので、懐かしいです。
15歳の頃なので、もう44年も前か・・・
気温が24℃に上がりました。
標高1,310mまで下ってきました。
標高900m。
1,000mを切りました。
カーブもあと5個です。
気温25℃、
暑くなってきました。
もうすぐ道の駅北信州やまのうちです。
道の駅北信州やまのうちに到着しました。
時刻は11:54。
渋峠ホテルから約26kmを1時間半ほどで下ってきました。
リムを冷ましながら下ってきたので、平均速度は15km/hぐらいです。
渋峠チャレンジ完走です。
お昼時だったので、道の駅のレストハウスで天ぷら蕎麦をいただきました。
歯ごたえのある蕎麦が美味しかったです。
昼食を終えて、ふとウエストバックを見ると、日本国道最高地点で飲み干したコーヒーのペットボトルがへこんでいました。
改めて高い所まで登ったのだなぁと実感できました。
道の駅から湯田中駅まで走って、駅前の温泉で汗を流して、大阪に帰ります。
133日目
走行距離 50.7km(GPS計測)
総走行距離 12,666.6km
出発時間 05:41 (草津温泉)
到着時間 12:55 (湯田中駅)
走行時間 7時間14分
平均速度 7.0km/h
GPSのデータです。
こちらは長野原草津口駅から湯田中駅までのデータです。
来年、僕は還暦を迎えます。
来年だと登り切れなかったかもしれませんね。
素敵な体験をさせてくれた漫画に、このタイミングに出会えたことを感謝です。
最近見つけた「ろんぐらいだぁず!」という漫画がお気に入りです。
その中に、日本国道最高地点の渋峠にチャレンジするエピソードがありました。
僕の日本一周の旅は、国道より海側を走り、本州、四国、九州、北海道の端っこを周るというルールにしています。
国道最高地点も、三次元的に見れば端っこでは、ということで、大阪から電車を乗り継ぎ、「ろんぐらいぁず!」の亜美たちが出発した長野原草津口駅までやってきました。
日本国道最高地点、標高2,172mへの挑戦の始まりです。
国道406号線に入ると、激坂が現れました。
「ろんぐらいだぁず!」の紗希さんの教えでは、「登りの大原則は、ギアは残さず脚を残せ!」ということなので、1速に入れてゆっくりと坂を登っていきます。
しかし、1速でもペダルを踏むのが辛い、もっと軽いギアが欲しい。
400m先の交差点で国道292号線に入りますが、この400mが遠いです。
遠くに高い山が見えます。
あの山が最高地点なのでしょうか。
登りが続くと、脚に負担がどんどん溜まってきます。
脚だけではなく、腹筋も辛いです。
別に速さを競うわけではなく、走り切ることが目標なので、小刻みに休憩をとりながら坂を登っていきます。
草津までの距離の道標がありました。
これを頼りにえっちらおっちらと坂を登ります。
高校時代、国道308号線に暗峠というところがあって、同級生が原付バイクで登れなかったと言っていたので、僕は自転車で登ってやると通学に使っていた10段変速のサイクリング車で挑みました。
しかし、あまりの急坂にペダルを踏むことができず、あえなくリタイヤしてしまいました。
自転車屋でスプロケットを交換して1対1のギア比に改造し、再チャレンジ。
一回も足を着かずに暗峠を登り切りった思い出があります。
もしかしたら、僕は、坂道が好きなのかも。
国道292号線は、さほど交通量は多くないですが、草津温泉に向かうバスがひっきりなしに通ります。
木陰で休んいると、ロードレーサが駆け登っていきました。
彼も最高地点を目指しているのでしょうか。
標高1,000mを通過しました。
たぶん、ブロンプトンの最高標高は北海道の知床峠の738mなので、記録更新です。
でも、気温は26℃。
暑いです。
「登坂車線終り」の標識が現れました。
斜度が少しはましになるのかな?と期待します。
と思ったら、メロディラインンの標識が出てきました。
追い越す車のタイヤから、草津節のメロディが聞こえてきます。
でも、BROMPTONのタイヤにとっては、単なるでこぼこの道です。
メロディラインを過ぎると、下り坂になりました。
下った分、また登らないといけないのにと思いながら下っていくと、道の駅 草津運動茶屋公園に到着しました。
長い登り坂を登り切ったご褒美に、花豆みるくソフトクリームを食べました。
甘さが体に染みわたります。
道の駅から坂を下ると、有名な草津温泉に到着しました。
草津温泉は初めてです。
湯畑はものすごい量の温泉が流れていました。
湯畑の標高は1.156mです。
日本国道最高地点まで、まだ1,000m以上あります。
今日は草津の温泉で疲れを癒して、明日、日本国道最高地点を目指します。
(共同浴場の白旗の湯は熱くて、1分も入っていられませんでした)
「ろんぐらいだぁず!」では終電で長野原草津口駅に着いて、一気に日本国道最高地点を目指していましたが、主人公の亜美は19歳、僕は59歳なのでハンディをください。
132日目
走行距離 14.5km(GPS計測)
総走行距離 12,615.9km
出発時間 11:38 (長野原草津口駅)
到着時間 14:24 (草津温泉)
走行時間 2時間46分
平均速度 5.2km/h
長野原草津口から草津温泉のGPSのデータです。
前回、釣友と筏釣りに行ったときに寄った餌屋で、石鯛用の竿受けを見つけました。
竿を持ち上げると自動的に固定が解除される仕組みで、価格はなんと3,980円。
去年、石鯛釣りで竿受けを壊してしまったので、ちょうど良いと購入しました。
家で早速、石鯛竿を掛けてみると、
リールの重みで竿がくるっと回って、下向きになってしまいます。
それに引っ張ると抜けてしまい、魚に竿を持っていかれそうです。
装着の仕方を間違えているのでしょか?
他にうまい装着の仕方があるのかな?
で、思案した結果、ホームセンターでロングナットとアイボルトを買ってきて、こんな風に細工しました。
アイボルトのネジ山は、竿尻の穴を削りそうなので、やすりで落としています。
こんな風に竿をセットします。
これで、リールを付けた竿をセットしても下を向いたりしません。
魚が引っ張っても持っていかれることはないでしょう。
実釣でうまくいくかなぁ?