釣友のK君が、ここ何年かチヌを釣っていないので、連日チヌが上がっているという和歌山県の伝馬船にチヌを狙いに行きました。
伝馬船は3人乗りの小さな船を渡船でポイントまで引っ張って行ってもらって錨をおろし、魚釣りをするというものです。
僕たちは伝馬船が初めてだったので、近くの人に要領を教えてもらって、伝馬船に乗り込みました。
この日は天気も良く、波も穏やかだったので、絶好の状況です。
ポイントについてダンゴにエサをくるんで落とすと、イサキやカワハギが釣れました。
ボケを団子にくるんで落としたときは、ひったくる様なあたりがあって、38センチのグレも釣り上げました。
釣友のSさんやK君もお土産になる魚を何匹も釣っていましたが、なかなかチヌが釣れません。
深さが20メートル以上もあり、潮の流れが速くて、ダンゴが割れたのか割れていないのかわかりません。
ダンゴの握りが少ないと底に着く前にダンゴが割れてしまい、アイゴやイサキの餌食に。
固く握ると今度はダンゴがなかなか割れず、ダンゴごと潮に流されていきます。
毎日、仕事が忙しくて帰ってくるのが遅く、昨夜も一睡もすることができずに釣りに来たので、眠くなってきました。
ちょっと寝ようと船尾で横になった時に、釣友のSさんが大きく竿を曲げました。
ようやく海の底から上がってきたのは、50センチ以上のチヌです。
Sさんは初めて年なしを釣ったので、大喜びでした。
昼寝をやめて釣りを再開しょうかと迷ったのですが、疲れに勝てず、1時間ほど横になりました。
昼寝から起きて釣りを再開しましたが、そのあともイサキやアイゴは釣れますが、肝心のチヌは釣れずじまいで、結局釣れたチヌは釣友の年なし一匹でした。
ここ数年チヌを釣っていないK君は、残念ながら今回もチヌを釣ることはできませんでした。
それでもいっぱいお土産ができたので、楽しい釣りとなりました。
三人の釣果です。