ホテルのバイキングでたらふく朝ごはんを食べた後、昨日は見れなかった宇和島城を見物に行きました。宇和島城は小山の上にあるお城です。途中まで自転車を押して上がったのですが、最後は階段となっていました。
三層のこじんまりとしたお城で、普段大阪城を見ている僕には、とても小さく見えました。中に入れるのは9時からですが、1時間も待つのはもったいないので、外観だけで我慢しました。
国道56号線を走っていると、何かが落ちる音がしました。慌てて自転車を止めると、ハンドルにつけているGPSが落っこちていました。自転車の振動がGPSにはよくないというので、バネで作った自作のステーでGPSを自転車につけていましたが、バネの根元が金属疲労を起こしたのか、ポキリと折れていました。GPSは外装に傷がつきながらも正常に動いていたので、ほっと一安心です。帰ったらステーを作り直さないと。
西予市のお伊勢山というところに、戦没者を祭った大きな慰霊塔が立っていました。この辺りでも、多くの人が先の戦争に駆り出され、戦死されたようです。英霊たちは、山の上から故郷を見ながら、眠っているのでしょうか。平和な時代に生まれたことを感謝しつつも、不謹慎かもしれませんが、漠然とした不安や閉塞感にさいなまれながら生きているのと、身近にせまる不安や恐怖と戦いながらも、絶対的な価値観と連帯感を共有できた時代とでは、どちらに生き甲斐が感じられるのか考えさせられます。
国道378号線に入ると、菜の花がきれいに咲いていました。春近しです。
でも、杉も花粉を膨らませています。僕は花粉症ではないのですが、今年は例年の10倍の花粉が飛ぶということなので、次のサイクリングはマスクを用意したほうが良いかもしれません。
明浜歴史民俗資料館です。
明浜歴史民俗資料館には、小学校の音楽室にあるような足踏みオルガンが展示してありました。
懐かしくなってキラキラ星を弾こうとしたのですが、ドの音が出ませんでした。きっと100人中96人ぐらいはキラキラ星を弾くから、ドの音が出なくなったのではないでしょうか。
明浜歴史民俗資料館のそばにある民宿の食堂で、釜揚げしらす卵とじ丼を食べました。あまりにお腹が空いていたので大盛りを注文したら、丼一杯のご飯が出てきました。
昨夜もそうだったのですが、この辺りの味噌汁は、とても甘いです。
何とか丼をかき込んで走り始めると、大崎灯台という看板がありました。試しに脇道にそれてみると、急な下り坂と上り坂の先に、これが灯台?という建物が立っていました。
展望台からの眺めも、靄で何も見えませんでした。
急な上り下りに使った体力を、返して欲しいです。
「みかめ海の駅」で、マンボウに餌をやることができました。
直にマンボウを見るのは初めてです。マンボウは動きは遅いのですが、ペンチのようなごつい歯をしていました。生簀のお姉さんの話では、フグ科の魚で噛まれるとえらいことになるそうです。
一緒にマンボウを見ていたおばさんに、餌をおすそ分けしました。
八幡浜港に入ると、造船所で大きなタンカーを造っていました。陸の上にある船をまじかに見ると、乗り物とは思えないほど巨大な物体でした。
八幡浜市では、バスまで時間があるので、銭湯で汗を流そうと思ったのですが、本日は定休日でした。残念。
時間を持て余したので、八幡浜の街並みを散策したのですが、歴史的な家も暗くてたんなる古い家にしか見えませんでした。
でも八幡浜ちゃんぽんは、鶏ガラスープがよく効いていて、美味しかったです。
17日目 |
|
|
走行距離 |
103.1km |
(GPS計測) |
|
総走行距離 |
1,593.7km |
交通費 |
7.550円 |
(八幡駅前バス停~自宅) |
宅急便 |
1,380円 |
(四国~自宅) |
合計 |
8,930円 |
|