「今日の香川県は曇、降水確率は30から40パーセントです」
とテレビの天気予報。
前日の激しい雨にさらされて、Bromptonのチェーンは油が流れてしまったのか、ギコギコと嫌な音がします。僕の膝も油が切れたのか、ギシギシと痛みます。
自転車と体をかばいながら、ゆっくりと走りはじめました。
屋島半島を周って、続いて庵治半島に向かいます。庵治半島は石が有名なのか、沿線に沢山の石材店が並び、色々な石像が迎えてくれます。
庵治半島の突端に、この日本一周の旅の一つ目の目的地、四国最北端の竹居岬があります。
県道から竹居海岸に降りる道は、ものすごい下り坂で、Bromptonのブレーキを握り締めても止まってくれません。
この日は清掃の日だったのか、大勢の村人が浜の掃除をしていました。
邪魔だったかもしれませんが、掃除中の最北端の記念碑の前で、写真を撮らせてもらいました。
親切な男の方が、記念碑の前に立つ僕とBromptonの写真を撮ってくれました。
竹居岬には観音様が祭られています。線香とローソクをそなえて、日本一周の祈願をしました。
残すは四国の東、西、南、そして九州、北海道、本州の15箇所の突端です。
全部周るのはいつになることやら。
竹居岬からは、空が晴れ渡り、暑いのなんのって、昨日の雨が懐かしいほどです。庵治半島を周ったところで、冷たいぶっかけうどんを食べました。
さぬき市で少し涼もうと、平賀源内記念館に入りました。
平賀源内は江戸の人だと思っていたのですが、讃岐で生まれた人だったのですね。
記念館では、ボランティアの解説員のおじさんが、懇切丁寧に平賀源内の話を聞かせてくれました。
家族ヘの土産を買おうと立ち寄った道の駅「津田の松原」の横にある琴林公園で、面白い橋を見つけました。
橋の名前が、行きは「願い橋」。
戻りは「叶え橋」。
往復すると、願いが叶うということです。
高速バスは折畳み自転車を持ち込めないので、高速引田ICバス停の近くにある宅配便の営業所にBrompton預け、帰路につきました。
自転車を宅急便で送ると、交通機関での移動がとても楽です。
8日目
走行距離 63.5km(GPS計測)
総走行距離 724.5km
出発時間 07:15 (高松市)
到着時間 13:55 (高速引田IC)
走行時間 6時間40分
平均速度 9.5km/h