前回は雨煙に隠れて見えなかったかった山の上の松山城が、今日は綺麗に見えます。前回とは打って変わって、とても良い天気です。
松山中央郵便局でBromptonを受け取り、松山市街を抜けて海に向かいました。あちらこちらで、桜の花が咲いていました。Bromptonの2回目の桜の花です。
そういえば、今日は全国統一地方選挙です。昨日、期日前投票を済ませて、今日の旅に臨んでいます。
三津浜港には、小さな渡し船がありました。100mほどの距離ですが、なんと無料で渡してくれます。
とっても得をした気分です。
渡し船を下りてすぐに、秋山兄弟の像がありました。
司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」の主人公で、日露戦争の時代に活躍した人です。
兄の好古は陸軍の大将で、弟の真之は海軍の参謀です。
僕の息子たちも、それぐらい偉くなってくれたらよいのですが。
菊間町に入ると、道沿いに瓦の工場をたくさん見かけるようになりました。「かわら館」という看板を見かけたので、入ってみることにしました。
立派な鬼瓦のほか、日本各地の瓦も展示していました。
その中に気仙沼瓦というのがありました。
先月発生した東日本大震災の被災地の一つです。
たぶんあの震災がなかったら、気仙沼という地名には気付きもしなかったでしょう。
僕が東北の海岸を走るのは何年先になるかわかりませんが、早く復興していただきたいです。
僕も僅かながら、義援金を出させてもらいました。
「かわら館」の裏は、小高い丘になっていて、アスレチックの遊具や展望台などがあります。えっちらおっちらと展望台まで登って、風景を満喫しました。ふと横を見ると、ローラ滑り台がありました。子供が小さなころは、一緒に滑ったものです。歩いて下りるのも面倒なので、少し恥ずかしかったのですが、人目が少ないことをいいことに、ローラ滑り台で滑り降りました。
近くの加茂神社では、「お供馬」という子供が馬に乗って疾走する行事があるそうです。馬を見ることができませんでしたが、境内には大きな馬の像が祀ってありました。
こういう伝統行事を維持するのは大変だろうなと、地元で地車保存会の役員に名前を連ねている僕は、変な心配をしてしまいます。
松山から大角海浜公園のある波方町に入るまでは、海岸線の道はアップダウンも少なく、走りやすい道でした。
大角海浜公園は少し小高いところにありますが、桜の花がきれいに咲き誇り、遠くに「しまなみ海道」の橋が、小さく見えました。
大角海浜公園を下って、今治造船場の建造中の船を見ながら木島海峡展望館まで上ると、
木島海峡大橋が目の前に見えました。
遂に四国一周が完成!!
木島海峡大橋を渡ったのは去年の5月なので、季節が一巡したことになります。
のべ16日、走行距離約1,400㎞、16日のうち、5回も雨に降られました。
でも、機会があれば、もう一度四国を一周したいですね。
20日目 |
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走行距離 |
87.3km |
(GPS計測) |
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総走行距離 |
1874.8km |
宅急便 |
1,600円 |
(自宅~四国) |
交通費 |
6730円 |
(自宅~松山駅前バス停) |
交通費 |
10,440円 |
(今治駅~自宅) |
合計 |
15,840円 |
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※経費には食事代やお土産代は含んでいません。