折りたたみ自転車で日本一周 etc

Bromptonで休日を繋いで、日本一周を目指しています。 その他、趣味の魚釣りなどを綴っています。

ちょっと休憩-15 「膝痛」

2012年02月19日 | Brompton

前回の日本一周で痛めた膝が、だいぶ良くなってきたので、久しぶりに自転車に乗ってみることにしました。

その前に、膝痛防止の対策です。
インターネットで調べてみると、膝痛の原因としては、サドルの高さが合っていないと書かれていました。
僕のように膝頭が痛い場合は、サドルが低くて、うさぎ跳びをしているような状態で、膝蓋靱帯に負担がかかっているそうです。
中学校の時はクラブでうさぎ跳びをしていましたが、あれって膝に悪いそうですね。
中学生の息子に聞いてみると、今はうさぎ跳びはしないそうです。

サドルの合わせ方ですが、股下を測って係数を掛けてサドル高を出すという方法もあるのですが、手っ取り早い方法で合わせてみました。
サドルに腰掛け、ペダルを一番下にして踵を乗せるというものです。
その時、膝が伸びきっているぐらいでサドルを合わせると、ペダルに爪先を乗せた時にちょうど良い高さになるそうです。

まずはRIDLEYで合わせてみました。
RIDLEYを買った時にお店でサドル高を合わせてもらったのですが、初めてのロードなので、少し低めに合わせてもらっています。
この方法で合わせてみると、1㎝ほど高くすると、ちょうど良い高さになりました。


次はBromptonです。
同じ方法でサドル高を調整してみると、なんと5㎝も低いではないですか。
サドル高の重要性なんて気にしないで、好みで合わせていたのですが、よく今まで膝を痛めずに走っていたものです。



サドルを合わせたところで、リハビリを兼ねてRIDLEYで走ってみました。
いつものとおり淀川河川敷にでて大阪城までの約40kmのコースです。
ペダルを踏むと大腿四頭筋に負担がかかり、膝蓋靱帯を傷めるということなので、軽めのギア比で回転させる走りを意識しました。
膝の負担はだいぶ軽減されたように感じましたが、走り終えると少し膝が痛みました。

早く膝を直して、日本一周を走りたいものです。


日本一周30日目 2012年1月30日 宮崎県 延岡~宮崎県 宮崎

2012年02月12日 | 日本一周


ホテルの窓から外を見ると、目の前は壁でした。
チェックアウトしてホテルから出ると、天気はまあまあです。

さすがに3日連続の走行となると、足が痛くなってきます。
ゆっくり体をほぐして、走り始めました。

国道10号線を日向市まで走り、願いが叶うクルスの海を目指しました。
国道からそれてすぐに後悔。
またもや急な登り坂です。

 なんとかルクスの海のところまで上ると、観光客がたくさんいました。
しゃべっている言葉が日本語ではないので、中国か韓国の人でしょうか?

「サイクリング」と聞かれたのですが、なんと答えていいのかわからず、日本語で「はい、大阪からきました」と答えました。
まあ、思いは伝わったでしょう。

しばらくするとバスの発車になったのか、誰もいなくなり、ゆっくりクルスの海を見ることができました。

岩が削られ、海が十字架のように見えます。


クルスの海に願いをかけて少し進むと、芝生の広場で、おじいさんやおばあさんがグランドゴルフを楽しんでおられました。
とても楽しそうで、うらやましく感じられました。


クルスの海から坂道を下って、国道10号線に向かっていると、料金所が現れました。
いつの間にか小倉ヶ浜有料道路に入っていたようです。
自転車の通行料は10円でした。


国道10号線に戻ったのですが、交通量が多くて走りにくいので、わきの道にそれてみると、九州なのに東北大学の鉄道総合研究所がありました。
まっすぐな線路が、延々と続いています。
リニアモーターカーのテストでもしているのでしょうか?


そのあとも国道10号線に戻っては、脇道にそれるということを繰り返しながら、宮崎に向かいました。
走っているうちに、右足の膝が痛みがひどくなってきました。さすがに3日連続のサイクリングに、膝が悲鳴を上げているようです。

休憩するたびに痛みがひどくなり、元気な左足でペダルをまわして、右足は添えているだけという状態で走り続け、ようやく宮崎フェリーターミナルまでたどり着きました。
港には、大きなフェリーが泊まっていました。
今回は夜行バスで大阪に帰るのですが、今度はフェリーで宮崎に来ても良いかもしれません。


宮崎駅前の宅急便の営業所にBromptonを預け、近くにある極楽湯という銭湯で3日間の旅の疲れを癒し、大阪に帰りました。

30日目

 

走行距離

104.5km

GPS計測)

 

総走行距離

2,951.6km

通行料

10

小倉ヶ浜有料道路

宅急便

1,370

(九州~大阪)

交通費

9,520

(宮崎駅~自宅)

合計

10,900

 

※経費には食事代やお土産代は含んでいません。


日本一周29日目 2012年1月29日 大分県 佐伯~宮崎県 延岡

2012年02月06日 | 日本一周


ホテルの窓から外を見ると、空は綺麗に晴れ渡っていました。
Bromptonを組立て、今日は九州最東端を目指します。


鶴見半島の県道604号線を走っていると、丹賀砲台園地というところがありました。
200円を払って入ると、トロッコで高台に上ることができるそうです。
地下道にあるトロッコは、自分で動かさないといけません。


動かすといってもスイッチを押すだけですが、トロッコはゆっくりと急な地下道を登って行きました。

 戦時中は、この高台に15センチ砲が据えられていたそうです。
射程距離は30,000メートルもあるそうですが、広い日本を守るには少し心もとない気がしました。


丹賀砲台園地を後にすると、道は急な坂に差し掛かりました。
九州最東端の鶴御岬灯台は、とんでもない坂道の上にありました。
やっと入り口のゲートが見えたと思ったら、急な下り坂の向こうに灯台が見えました。
帰りにこの坂を上ると思うと、ここで記念写真をとって、引き返したい気分です。


気を取り直して坂を下り、灯台に辿りつきましたが、最東端の碑はさらに140m先でした。


急な階段があったので、Bromptonには灯台の下で待ってもらって、僕だけで最東端の碑に向かいました。
遠くに四国が見えます。

僕より東に九州人は一人もいないと思うと、少し優越感にひたれます。


灯台から引き返してくると、「水の子島海事資料館」がありました。
映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台になったところで、受付のおじさんが、丁寧に案内してくれました。

 100年以上も前の灯台守の宿舎が保存されて、ここから14km離れた水の子島の灯台に、2週間交代で灯台守をしていたそうです。
資料館の中には、水鳥の剥製がいっぱいありました。
灯台にぶつかって死んだ鳥を、灯台守の人が剥製にしたそうです。
2週間交代で、剥製を作る暇のある仕事が、うらやましく思えます。

それから、水の子島では、60センチのグレがバンバン釣れるそうです。
僕は年末に和歌山へ磯釣りに行ったのですが、25センチのグレが一匹だけ、それもうらやましい限りです。

県道604号線から県道501号線に入り、延岡を目指したら、道が行き止まりになっていました。
漁港の人に道を尋ねると、目の前に立ちはだかる山を越えないといけないそうです。

 
 覚悟を決めて山を登っていくと、空の展望所というところがありました。
別に空を目指して走っているわけではないのに…


展望所を越えて坂を下っていくと、自転車を停めていた数人の男の子が「グッドジョブ」と声をかけてくれました。
手をあげて答えると、拍手を送ってくれました。
ちょっとした英雄気分です。

国道388号線に入り、もう少しで延岡というところで、またもやひどい上り坂です。
日が暮れて道は暗く、車の通りも多く、恐々の態で、延岡にたどり着きました。
 
地理がわからず、信号で停まっていたルイガノのクロスバイクに乗った青年に延岡駅の場所を尋ねると、親切にも駅まで先導してくれました。

29日目

 

走行距離

141.3km

GPS計測)

 

総走行距離

2,847.1km

宿泊費

2,980

 

合計

2,980

 

※経費には食事代やお土産代は含んでいません。