折りたたみ自転車で日本一周 etc

Bromptonで休日を繋いで、日本一周を目指しています。 その他、趣味の魚釣りなどを綴っています。

日本一周15日目 2011年1月22日 高知県 足摺岬~高知県 宿毛駅

2011年01月24日 | 日本一周

 


目を覚ましてカーテンを開けると、真っ青な空が広がっていました。絶好の天気です。

 万次郎足湯でもらった観光パンフレットを頼りに、まずは松尾のアコウという木を見に行きました。県道27号線から少し海側に下ったところに大きな木があります。幹がごつごつして、血管が浮き出ているようで、ちょっと薄気味悪いです。

 

次は臼碆岬です。急な階段を下りていくと、いきなり目の前が開け、大きな岩山の上に祠が祀ってあります。魚を招き寄せるという竜宮神社です。僕も魚釣りをするので、たくさん魚が寄ってくるように、お参りをしました。
周りの磯では、たくさんの釣り師が竿を出していました。きっとたくさん釣れるのでしょうね。

 

 中浜はジョン万次郎の生誕の地です。江戸時代の末期、漁に出ているときに難破し、アメリカの船に助けられた人です。本来なら鎖国令を破ったとかどで厳罰に処されるところですが、ちょうど黒船騒ぎのおり、英語を話せる万次郎は、幕府に重宝されたということです。

復元された生家は、台所と居間が一つになった、こじんまりとした小屋で、今でいえばワンルームマンションのような感じです。こんな家で、のんびりと魚を釣りながら暮らしたいと思うのは、現代人の我儘でしょうか。

 
この辺りでは、すれ違う村人や子供までが、「こんにちわ」と挨拶をしてくれます。とても気持ちの良いところです。 


 竜串海中公園の竜の骨のような奇岩が並ぶところで、女将さんからもらったお弁当をいただきました。

焼きおにぎりに卵焼きとタクアン、シンプルなお弁当ですが、綺麗な風景の中で食べると絶品です。

久しぶりに米の旨味を堪能しました。 

 

竜串の向かいに見えている足摺海底館は、64段の階段を下りると、丸い窓から海中を覗くことができます。

30cm以上あるグレの群れが、窓の外を泳いでいました。

先週、和歌山の磯に友人と磯釣りに行ったのですが、3人でグレが1匹しか釣れませんでした。和歌山にグレがいないと思ったら、こんなところにいたのですね。


大月町で国道321号線から県道に入り、永遠と続くような大堂トンネルをくぐり抜けて、大堂お猿公園の展望台を目指しました。

しかし、あまりにも急な上り坂に耐え切れず、断念して、一切休憩所から豊後水道に浮かぶ柏島を望みました。

 

 大堂から宿毛へ向かう道は、細くてアップダウンの多い道が続きます。やっと広い道に出たと思ったら、ナビがまた細い道に誘導します。昨日、犬に吠えられたことを思い出したので無視して走り続けると、道は上り坂に差し掛かり、だんだん細くなってきました。結局、行き止まりで、ナビが正しかったのです。

つまらないロスのおかげで、宿毛に着くころにはすっかり暗くなっていました。

15日目
 走行距離  113.2km(GPS計測)
 総走行距離 1,375.2km
 出発時間  08:05 (足摺岬)
 到着時間  18:15 (宿毛駅)
 走行時間  10時間10分
 平均速度  11.1km/h


日本一周14日目 2011年1月21日 高知県 四万十市~高知県 足摺岬

2011年01月23日 | 日本一周


年末年始はなにかと用事が立て込んでしまったので、2ヶ月ぶりに高知の地に立ちました。今日の目的地は四国最南端の足摺岬です。

 

四万十市の中村から足摺岬までは50㎞ほど、まっすぐ走ると早く宿に着きすぎてしまうので、少し内陸にある安並の水車に寄り道しました。

 
田んぼの中の用水路に大小いくつもの水車が並んでいます。何となく懐かしい風景のような気がします。僕の地元の資料館にもよく似た水車が展示してあります。実物を見た記憶にはないのですが、僕の原風景にも水車が回っているのでしょうか。


四万十川沿いに河口に向っていると、川の中で漁や青のりを採っている人がいました。寒いのに大変でしょうね。

 

四万十川の河口から、アップダウンが続く細い道を海沿いに走りました。11日に禁煙して3週間、心肺機能が少し復活したのか、今までになく楽に坂道を越えていくことができました。

土佐清水市の下浦から国道321号線に入りました。このあたりはお遍路道が国道と並行して通っています。ナビの指示に従って、国道とお遍路道をいったり来たりしながら走っていると、行き止まりの道に誘導されて、犬に吠え立てられました。ナビにも困ったものです。

 
以布利で大阪・海遊館の看板を見つけました。

なぜこんなところに大阪が?と思って看板通りに走っていくと、研究所がありました。土日は見学できるようですが、今日は残念ながら金曜日です。看板に書いておいて欲しかったなあ。

 

ゆっくり走ったつもりが、余裕をもって四国最南端の足摺岬に到着しました。

時間があったので、岬巡りをしました。

 

 太平洋の荒波が打ち寄せる絶壁の上に立つ灯台は、なかなかの見ものです。


足摺七不思議といって「地獄の穴」や「弘法大師の爪書き石」などというのもありました





万次郎足湯があって、自転車を漕ぐのに疲れた足を癒しながら、岩山に大きな穴の空いた白山洞門を見下ろすことができます。


 

足摺岬の宿の女将さんの話では、部屋の窓からは、太平洋に沈む夕日が見られるし、天気が良ければ九州も見えるそうです。あいにくの曇り空でどちらも見ることができませんでしたが、海の幸ふんだんの夕食は、とてもおいしかったです。

14日目
 走行距離  67.4km(GPS計測)
 総走行距離 1,262.0km
 出発時間  08:20 (中村駅)
 到着時間  16:30 (足摺岬)
 走行時間  8時間10分
 平均速度  8.3km/h