前回たどり着いた宮崎から、大阪に帰れる交通機関のある志布志までは120kmもあります。
宮崎にフェリーが到着するのが8:30。志布志からフェリーが出るのが18:30なので、9時間で120kmを走ることになります。
手続きなどの余裕をみて8時間としても平均速度15km/h。休憩や観光を入れると、もっと速く走らないといけません。Bromptonではちょっと無理です。
しかし、僕のもう一台の愛車、RIDLEYなら走りきれそうです。
行も帰りもフェリーならば、折りたたみ自転車ではなくても行けるのではないか、ということで、今回はタイトルに反してロードバイクのRIDLEYの出番となりました。
久しぶりにフェリーに乗って、宮崎に着いたのは定刻通り8時半です。
早速走り始めたのですが、この日は北西の風が強く、追い風のときは30km/hで走れますが、向かい風になると25km/hにスピードが落ちてしまいます。
少々焦りながら、まずは青島神社に訪れました。
鬼の洗濯岩といわれる波打った岩が海岸に広がっています。
青島神社では、「天の平瓮投げ」というのがありました。磐境に平瓮が収まれば心願成就、平瓮が割れれば開運厄払いということです。
200円を払って平瓮を一枚とって、狙いを定めて磐境に投げてみました。
磐境に収まるどころか、平瓮も割れませんでした。
これはゲンが悪いと、もう200円払って、今度は力いっぱい投げました。
磐境には収まりませんでいたが、平瓮が割れたので開運厄払いというところでしょうか。
青島神社で「天の平瓮投げ」を試し、ソフトクリームまで食べたので、予定より20分も遅れてしまいました。
国道220号線に戻って南下していくと、サンメッセ日南海岸の丘の上にモアイ像が見えました。見に行きたい誘惑にかられましたが、モアイ像はあきらめて先を急ぎました。
次に訪れたのは、鵜戸神社です。
岩窟の中に立派な社が納まっています。
ここには「運玉」というのがありました。
男性は左手で、女性は右手で「運玉」という粘土を丸めたようなものを亀石の穴に入れたら願い事が叶うそうです。
左利きの人には有利だなと思いながら試してみました。
「運玉」は五個もらえました。
結局一つも穴に入らなかったのですが、亀石には当たったので、無病息災といったところでしょうか。
鵜戸神社を過ぎて、少し行ったところでナビが48.4kmを指しました。
日本一周を走り始めて、3,000kmの地点です。
道端には桜が咲いていました。
RIDLEYにとっては初めての桜ですが、僕にとっては日本一周を初めて3回目の桜です。
そろそろお腹が空いてきました。
前に宮崎はチキン南蛮が美味しいとのコメントをいただいていたので、チキン南蛮の看板の上がった店に入ってみました。
コメントのとおり、柔らかくて美味しいチキン南蛮でした。貴重なコメントをありがとうございます。
国道220号線はけっこう交通量が多かったのですが、国道488号線に入ると車が少なくなり、走りやすくなりました。
しかし、都井岬の手前は急坂で、RIDLEYに乗っているにも関わらず、力尽きてしまいました。
一休みして峠を越えたら、そこから志布志までは強い向かい風です。
風が吹いていなかったら、気持ちのよさそうな道だったのに・・・
人間、追い風のときは気付かずに調子に乗って走りますが、向かい風になると心が折れそうになってしまいます。
なんとか志布志港に着いたのが、17時15分。
フェリーに間に合って、よかったよかった。
31日目 |
||
走行距離 |
125.6km |
(GPS計測) |
総走行距離 |
3077.2km |
|
交通費 |
14,480円 |
(自宅~宮崎港) |
交通費 |
19,850円 |
(志布志港~自宅) |
通行料 |
10円 |
一ツ葉有料道路 |
合計 |
34,340円 |
※経費には食事代やお土産代は含んでいません。