10月は町内会の掃除や休日出勤、だんじり祭りと予定がいっぱいです。
しばらく釣りに行けそうにないので、天気が悪いのですが、
久しぶり石鯛の顔を見たいので、ウニの予約を入れました。
天気予報では1mmから2mmの雨で、少しうねりが出そうです。
渡船は出そうにないので、かねてから目をつけていた石鯛の釣れるという堤防に向かいました。
堤防に着いて、この日のために改造した、堤防用竿受をセットしようとしたところ、
長さが足りなくてセットできません。
仕方がないので、堤防に空いている穴にピトンを差し込んで、釣りを始めました。
竿受の手前のゴミは先人が捨てていったものです。
釣りが終わってから持ち帰りましたが、海に遊ばせてもらっているという気持ちはないのでしょうかね。
通りすがりのおじさんと話をしながら穂先を見ていると、時折穂先が震えて、エサが無くなります。
仕掛けを上げてみると、ウニの芯だけ残っているので、エサ取りでしょう。
石鯛なら芯も綺麗に食べてしまいますから。
そうこうしているうちに雨が降り出しておじさんはいなくなり、広い堤防には僕一人です。
天気予報に反して雨脚は強くなり、海のうねりも高くなって、釣りづらくなっていくのに、
エサは10分と持たずエサ取りに齧られてしまいます。
用意したウニ30個は4時間ほどでなくなり、
今日も石鯛の顔を拝めることはできませんでした。
カッパを着ているのにパンツまでびしょ濡れになってしまいました。
温泉で温もって、濡れた服を着替えてから帰ろうかと銭湯をカーナビで探したら、
台風21号の被害で営業してませんでした。
明日は台風24号が上陸しますが、
無事に通り過ぎてくれたらいいのですが。
僕たちがホームグランドにしている渡船が、台風21号の被害で筏が壊れ、休業していました。
廃業されないかと心配していたのですが、
ようやく筏を直して再開されたので、釣友のSさんと釣行しました。
通い慣れた筏は気楽に釣りを楽しめます。
隣の筏に乗っている常連のMさんが、アジが回ってきたと教えてくれました。
SさんはMさん教えてもらったタナでダンゴを切って、アジ狙いに切り替えましたが、
僕はアジの誘惑に耐えながら、底までダンゴを沈めてチヌ狙いを貫きます。
10時前、ダンゴが底より1ヒロほど上で割られてしまったので、
そのまま落とし込んでいくと、穂先を持っていくアタリが、
アジかなと思ったら、
小ぶりですがチヌでした。
アジの誘惑に負けずにチヌ狙いを貫いた甲斐がありました。
それでもアジを何匹か掛けてしまいましたが・・・
続けて竿を曲げたのは、真鯛です。
もうすぐ末っ子の誕生日なので、こいつは塩焼きですね。
昼寝の後、奇妙な魚が釣れました。
頭に吸盤があります。
コバンザメ?
今年の海は変ですね。
大丈夫かな。
昼からはサナギにも反応が出始めて、
ダンゴから釣針に刺したサナギが飛び出た瞬間、
穂先が綺麗に入って、
本日最大の40cmのチヌ。
サナギは明確にアタリが出るので、楽しいです。
その後も順調に竿が曲がり、
チヌ5匹、真鯛1匹、ヘダイ5匹、アジ6匹の大漁です。
Sさんも真鯛1匹、ヘダイ2匹、カワハギ1匹、アジ12匹と大漁。
渡船を再開した船頭さんも、喜んでくれました。
ホテルの窓から外を見ると、曇り空です。
でも、雨の心配はなさそう。
ホテルを出ると、北海道が昨日よりもくっきりと見えます。
北の大地をBROMPTONと走るのは、いつになるでしょうか。
走り出すとすぐに、かの有名な階段国道に出くわしました。
標高差70m、362段の階段です。
階段の脇にタイヤを乗せて、えっちらおっちらと降りていきました。
上りだとどうしようもないですね。
下りで助かりました。
階段を降りると、339号線は海岸にそって走ります。
アップダウンのほとんどない、車の通りもほとんどない道を軽快に走っていくと、
義経寺というお寺がありました。
奥州平泉で生き延びた義経が、竜飛崎から蝦夷に渡ったという伝説があるそうです。
その後、モンゴルに渡ってジンギスハンになったという伝説もありますね。
国道339号線に別れを告げて、280号線に入りました。
朝方は曇りだったけど、綺麗に晴れ渡ってきました。
国道280号線の脇には、岩屋観音堂がありました。
岩陰の小さな祠に観音様が祀られていました。
お昼近くに、平館灯台のそばに食堂を見つけました。
名物がイカハンバーグだそうです。
ぷりぷりとした触感で、おいしゅうございました。
280号線を走り続けると、青森市に入りました。
本州最北端の県庁所在地です。
「北のまほろば歴史館」というところに入ってみると、
大好きな千石船の模型がありました。
この旅で千石船を見たのは、何回あったでしょうか。
青森駅に到着。
昨日、BROMPTONの折れたスポークを治してもらうのに、
やきもきしていたのが遠い昔のように感じられます。
ホテルに入るには時間があるので、
BROMPTONをコインロッカーに預け、
駅周辺の観光巡りに。
駅から少し歩いたところに、青函連絡船の八甲田丸が係留されていました。
青函連絡船は、列車を運んでいたのですね。
めったに見ることのできない、船のエンジンも見ることができました。
12,800馬力のエンジンです。
でも、どうやって始動させるのかな?
佞武多を展示している「ワ・ラッセ」にも入ってみました。
テレビで見たことはあるけど、実物は初めてです。
絵が綺麗ですね。
奥さんにねぶたのフェイスタオルをお土産に買いました。
ほどよい時間になったので、青森駅に戻る道すがら、
日本縦断途中の自転車を見つけました。
見知らぬ台湾の方、
ここから九州まで、かなりの距離がありますが、
がんばって、完走してくださいね。
75日目
走行距離 83.7km(GPS計測)
総走行距離 7,258.5km
出発時間 08:00 (竜飛崎)
到着時間 15:00 (青森駅)
走行時間 7時間0分
平均速度 12.0km/h
ホテルの窓から外を眺めると、今日もいい天気です。
BROMPTONも治ったことだし、今日はいい走りを楽しめそうです。
五所川原駅から列車に乗って、鳴沢駅に降り立ちました。
ここから竜飛崎に向かって走ります。
国道101号線から広域農道に入ります。
この道が、一番海岸線に近いルートです。
広域農道は、綺麗に舗装された道で、アップダウンも少なく、走りやすいです。
今日の走行距離は80kmほどなので、
最終氷河期埋没林という看板を見つけたので、寄り道してみることに。
看板に沿って走っていくと、道は行き止まりに。
海岸に地層が出ていて、その一部が埋没林ということです。
来た道を引き返して広域農道を走っていくと、
今度は、高山稲荷神社という看板があったので、寄り道してみることに。
神社の入り口には大きな鳥居がそびえていました。
階段を上って小山を超えると、鳥居が綺麗に並んでいます。
高山稲荷神社のすぐ横の小高い丘の上には、
展望台とチェスボロー号遭難慰霊碑がありました。
明治22年に米国船がこの近くで遭難したようです。
広域農道を抜けると、十三湖です。
ちょうどお昼時だったので、十三湖名物のシジミラーメンを食べました。
シジミの出汁がよく効いて、おいしかったです。
十三湖畔の駐車場にお店が出ていて、
シジミソフトなるものが売っていました。
試しに食べてみることに。
僕の下ではシジミの風味が判別できなかったけど、
甘くておいしかったです。
広域農道から国道339号線に入ると、クマに注意の看板が、
国道399号線もアップダウンが緩やかで、車の通りが少ない走りやすい道でしたが、
七つ滝という滝が連なる名所を過ぎると、
長いのぼりが現れました。
斜度12%の急坂が続く道で、とてもBROMPTONのペダルを踏みこむことができず、
BROMPTONを押し続ける羽目に。
体力が落ちたのか、それともこの坂が急すぎるのか?
寄り道で余分な体力を使ったのが悔やまれます。
BROMPTONを押しても押しても坂が続き、
遥か遠くに展望台のようなものが見えます。
まさかあそこまで行くのか?
2時間近く坂と格闘し、ようやくたどり着いた展望台は、
老朽化で立ち入り禁止になっていました。
でも、ここからは下り坂です。
気持ちよく坂を下っていくと、
山の中だというのにGPSの画面に線路の表示が、
そうです。
僕の走っている道の地下には、青函トンネルが走っています。
少し行くと、青函トンネル記念館がありました。
時間が無くて体験坑道には入れず、展示室を見るだけになってしまいました。
寄り道で余分な時間を使ったのが悔やまれます。
青函トンネル記念館から少し坂を上ると、竜飛崎です。
岬には白い灯台があって、
岬の先端からは、北の大地、北海道が見えます。
74日目
走行距離 82.1km(GPS計測)
総走行距離 7,174.8km
出発時間 08:30 (五所川原)
到着時間 17:06 (竜飛崎)
走行時間 8時間36分
平均速度 9.5km/h
三連休を利用して、久しぶりの日本一周の旅です。
今日は伊丹空港から青森空港、そして前回の到着地、五所川原市に向かいます。
家を出発しようとしたら、BROMPTONの前輪からブレーキの擦れる音がしました。
なんだろうと前輪を見てみると、なんとスポークが折れています。
しかも、2箇所も。
前日にタイヤの空気圧を点検したときは、気づかなかったのですが・・・
スポークの予備なんて持っていません。
BROMPTONを買ったLOROはまだ開いていないし、
開店を待っていたら飛行機に間に合わない。
もともと今日は移動だけの予定だったので、時間に余裕があります。
「青森 ブロンプトン」で検索したら、青森県内の自転車屋のリストが見つかりました。
とりあえずプリントアウトして、
壊れて走れないBROMPTONを担いで、伊丹空港に向かいました。
飛行機の中で冷静になると、壊れて走れないBROMPTONにこだわるよりも、
GAIANTのMR4を出動させればよかったと後悔です。
悶々としながら、飛行機、空港バスを乗り継ぎ、青森駅に到着しました。
取り合えず、リストの一番上の「サイクルショップ ピエタ」に電話をしました。
恐る恐る「折りたたみ自転車のBROMPTONの前輪のスポークが折れてしまったのですが、治せますか?」と尋ねると、
「治せますよ」とのお返事。
「すぐに向かいます」と電話を切って、
googlマップで場所を調べてみると、青森駅から4kmほどの距離です。
BROMPTONを担いで1時間も歩けないので、駅前からタクシーで「サイクルショップ ピエタ」に向かいました。
「サイクルショップ ピエタ」は住宅街の中にある、ともすれば見落としそうなお店でした。
店内は雑然としています。
でも、店長さん?は職人気質の人のようで、手際よく折れたBROMPTONのスポークを交換してくれました。
ホイールのぶれ取りはもちろんのこと、ハブのグリスアップまでしてくれて、
料金はなんと1,000円!!
良心的なお店です。
BROMPTON 無事に復活
これで、明日、竜飛崎に向かって走れます。
ちなみに、「サイクルショップ ピエタ」さんでは、BROMPTONを取り扱っていないそうです。
近くの東青森駅から電車に乗り、
本日の目的地、五所川原に着いた時には、
日はとっぷりと暮れていました。
台風21号はすごかったですね。
職場の窓から、屋根が飛んでいくのが見えました。
大阪は台風の被害がほとんどないので、
あんなすごい光景は初めてです。
和歌山の筏渡船は、どこも船を出していないので、
久しぶりに三重の安乗に釣行しました。
安乗は筏釣りを始めて一年目にして、
初めてチヌを釣った思い出深い釣り場です。
25センチの小さなチヌですが、嬉しかったです。
それからしばらく安乗に通っていたのですが、
なにしろ遠い。
和歌山の倍以上の時間がかかります。
いつの間にか足が遠のいて、実に10数年振りの安乗の釣行です。
懐かしい風景を見ながら、釣り座を構えました。
しかし、アジが沸いていて、ダンゴが割れるとすぐに刺し餌を掠め取られます。
10時頃にコーンを落とし込んでいると、いいアタリといい引き。
これはチヌかと思ったら、
アイゴでした。
その後も三度もアイゴに騙され、アジ14匹で幕切れとなりました。
チヌが釣れたら帰りの道中も楽しいのですが、
ボウズで3時間半の運転は辛いです。
ようやく夏休みが取れたので、和歌山の磯に石鯛を狙いに行きました。
いつもは竿を2本出していたのですが、気持ちが分散するので、
今回は一本だけです。
午前中に良いアタリがあったのに待ちきれずに合わせてしまって、
午後は竿が舞い込んだのにすっぽ抜け。
チヌは調子良く釣れているのに、石鯛はいずこに?