ホームセンターでこんなものを買いました。
板金用のハンダこてとステンレス用のハンダセットです。
直径19mmのステンレスパイプを10cmにカットして、6.5mmの穴を空けました。
空けた穴に内側からも6mmのナットを噛まして仮固定して、
ハンダ付けをしました。
ステンレスパイプの内径に合った変換アダプターと6mmのアンカー、打ち込み棒を買ってきて、
変換アダプターをハンダ付けして、抜け防止に4mmの穴を貫通させてボルトを通し、
アンカーピトンアダプターの完成です。
アンカーを打ち込む穴を空けるのはジャンピングという道具です。
大阪市内の登山用具店で買いました。
空けた穴をきれいにするブロアーは100円ショップで買いました。
アンカーを磯の岩に打ち込み、作成したアンカーピトンアダプターをねじ込んで、
ピトンと竿受けを固定したら、竿受けのぐらつきに気を取られることなく、
石鯛の舞い込みを待つことができます。
うまくいくかな?
この前、磯でアオブダイとの格闘の末、無残にも折れてしまった「極翔石鯛」です。
折れた個所は穂先と穂持ちの繋ぎ目で、
穂持ちの中に折れた穂先の挿げ込み部分が残っています。
釣具店に持って行って修理をしてもらおうとしたら、製造終了でパーツが無く、修理不可能ということでした。
数年前に旧モデルの半額セールで買った物だから仕方がないのか。
しかし、初めて石鯛を釣った愛着のある竿なので、買い替えるのは忍びない。
仕方なく家に持ち帰り、しげしげと「極翔石鯛」の折れたところを見てみると、破損した挿げ込み部分は、中空になっていました。
穂持ちの中に残っている挿げ込み部分に木ネジをねじ込んでペンチで引っ張ってみると、折れた挿げ込み部分を抜き取ることができました。
穂持ちが復活!
あとは穂先を何とかすれば、また「極翔石鯛」を使うことができます。
グラスソリッドで筏竿の穂先を何度も作ったことがあるので、何とかなるでしょう。
そういえば、前回の釣りで隣の磯の底物師が使っていた石鯛竿は白い蛍光色の穂先でした。
遠目にもアタリが見やすくていいなぁと思ったので、蛍光色の穂先を作ることにしました。
幸い筏竿の穂先を作ったときに使ったオレンジの蛍光塗料や人工うるし等の塗料も残っています。
まずはサイズの確認。
「極翔石鯛」の穂先は、全長が挿げ込み部分も含めて1295mm。
先径は2.4mm。
挿げ込み部分は80mmで、直径は6.7mmでした。
つまり、下から80mmの太さが6.7mm以上、1295mmの太さが2.4mmのグラスソリッドが必要です。
メジャーとノギスをもって釣具店へ。
長さ1500mm、太さ7mmのグラスソリッドがちょうどよい具合だったので購入。
併せて、トップガイドとLCガイドも購入しました。
元の「極翔石鯛」の穂先には6mmのトップガイドと同じく6mmのLCガイドが7個ついています。
6mmのLCガイドを7個欲しかったのですが、4個しかなかったのでトップガイドと上部3個のガイド径は5.5mmにしました。
購入したガイドはFUJIのガイドで
トップガイド PMNST5.5-2.4が1個、
LCガイドはPLCSG5.5が3個、PLCSG6が4個です。
グラスソリッドは1,300円位でしたが、ガイドは全部で6,000円近くもしました。
筏竿の穂先より断然高くつきます。
でもシマノのパーツ表をみたら、「極翔石鯛」の穂先は24,700円だったので、断然安くつきました。
グラスソリッドの先端を1295mmのところでカットし、挿げ込み部の加工をします。
写真を撮り忘れたのですが、挿げ込み部は作業台に固定した電動ドリルにホームセンターで買った内径3mm位の中空パイプをセットし、
中空パイプにグラスソリッドの穂先部分を差し込んで、ぐるぐる回しながら耐水ペーパーで削っていきます。
ちなみに、筏竿の穂先の挿げ込み部も同じ要領で作っています。
時々、穂持ちと合わせながら、80mm入るように削っていきました。
挿げ込み部を削れたところで、塗料がのりやすいように全体を紙やすりで軽くこすってから、2つ目のガイドから上を蛍光オレンジに、下部は黒の人工うるしを塗りました。
蛍光塗料は一度塗りで、上にウレタンクリアを2度塗りしました。
一番下の黒は、挿げ込み部を削りすぎてカタカタ音が鳴るので、補正するために塗っています。
元の「極翔石鯛」の穂先に合わせてガイドの位置に印をつけ、テープで仮止めしてから絹糸で巻いて固定しました。
絹糸の糸目が見えなくなるまで人工うるしの黒を重ね塗りして完成です。
右が元の穂先、左が今回作った穂先です。
これで「極翔石鯛」が復活。
ちなみにグラスソリッドの穂先はカーボンの穂先と比べると、反発が少なくて喰い込みが良いそうです。
早く痔瘻の手術の痕を治して、復活した「極翔石鯛(グラスソリッド穂先仕様)」で石鯛と勝負をしたいですね。
去年の暮れにお尻に違和感を感じました。
肛門の背中側が腫れていて、痛みがあります。
インターネットで調べた肛門専門の病院に行ったら、痔瘻だということです。
しばらく通院したのですが、手術しないと完治しないといわれました。
手術は一週間の入院になるそうです。
一週間も入院は嫌だなあと思って、インターネットで「痔瘻 手術」で検索してみると、
日帰り手術ができる病院を見つけました。
手術は自費になるのですが、1週間の入院費とあまり変わらないこと、
病院の雰囲気やお医者さんが優しそうだったので、そこで手術を受けることに決めました。
予約がいっぱいで、取れたのは10月の半ばでした。
手術当日はドキドキしながら手術台に上がりました。
痛かったのは麻酔だけで、そのあとは痛みも感じず、15分ぐらいで手術は終わりました。
手術の内容は、肛門の後ろの膿の出口から肛門側の入り口まで鉄の棒を差し込んで、レーザメスで切り開くというものです。
傷口は縫うとまた膿がたまるので、そのままにしていて、組織が盛り上がってきて、もとに戻るそうです。
写真を見せてもらいましたが、結構深く切っています。
でも、手術後の痛みは心配したほどでありませんでした。
翌日の排便は恐怖でしたが、痛みもほとんどなく便が出て、少し出血をしましたが、大したことなく済ませることができました。
毎食後に抗生剤や腫れ止め、便を柔らかくする薬を飲まないといけないのと、朝晩に肛門に当てたガーゼの交換が面倒ですが、このまま綺麗に治ってくれたらいいですね。
来週、痔瘻の手術をします。
手術は痛くないか不安があるし、しばらく釣りに行けないかもしれない。
ということで、不安を紛らわせるために石鯛狙いで和歌山の磯に釣行しました。
磯に渡って愛竿「極翔石鯛」と「豪腕遠投(改)」をセットし、釣りの開始です。
用意したエサはウニと冷凍ヤドカリです。
釣りを始めてしばらくすると、隣の磯の底物師の穂先に反応がありました。
穂先が激しく揺れたかと思うと、一気に舞い込みました。
隣の底物師の竿が大きく曲がりました。
上がってきたのは縞々模様の石鯛です。
拍手を送ると嬉しそうに獲物を見せてくれました。
うらやましいです。
僕の竿も舞い込まないかなとウニを打ち返していると、
「極翔石鯛」の穂先が小刻みに揺れだしました。
身構えていると竿が根元まで舞い込みました。
僕の竿にもきました。
ゴリゴリとリールを巻いていくと、姿を見せたのは青い魚体。
アオブダイです。
結構な大物で重たかったので、道糸を手繰って磯の上にあげようと思ったのですが、
磯際にオモリが引っかかってあげることができません。
仕方がないのでごぼう抜きすると、
バキッと嫌な音がして、穂先が落ちてきました。
愛竿「極翔石鯛」が無残に折れてしまいました。
玉網ですくえばよかったと後悔です。
アオブダイをリリースして、気を取り直して「豪腕遠投(改)」にかけることに。
すると、「豪腕遠投(改)」の穂先反応が。
舞い込め舞い込めと祈っていると、大きく竿が舞い込みました。
「豪腕遠投(改)」が大きく弧を描きます。
今度こそ石鯛であるように
と願ってリールを巻いていくと
縞々でもなく青くもない魚体が?
茶色くて平べったい魚体は、
石垣鯛です!
準本命の石垣鯛を上げて、「極翔石鯛」の溜飲を下げることができました。
その後、しばらくアタリが遠のいたのですが、
冷凍ヤドカリを放り込むと、一気に「豪腕遠投(改)」が舞い込みました。
やったね「豪腕遠投(改)」と竿を褒めながらリールを巻いていくと、
茶色い魚体。
イシガキかなと思ったら、平べったくない。
上がってきたのはコロダイでした。
でも、おいしい魚なのでいいです。
その後も何度か舞い込みがあったものの針かかりせず、納竿となりました。
トラブルがあったものの、石垣鯛とコロダイが釣れて、楽しい一日を過ごすごとができました。
痔の手術も安心して受けれそうです。