お義父さんが病気で亡くなり、看病や葬式でばたばたしていた嫁さんを労うために、久しぶりに旅行に行きました。
行先は高野山です。
お義父さんの葬式は真言宗のお坊さんにあげてもらったのですが、
お義母さんは20数年前に亡くなり、子供は娘ばかりなので、
我が家でお義父さんやお義母さんの菩提を弔うことにしました。
我が家は浄土真宗なので、真言宗の総本山にお礼をこめて詣でます。
7時過ぎに家を出発して、高野山の大門南駐車場に到着したのは9時過ぎです。
駐車場がいっぱいだったら困るので早めに出発したのですが、
駐車場には車が一台も停まっておらず、ガラガラでした。
車から降りて、まずは高野山の入り口の大門に向かいました。
道路脇の温度計が0.3度を表示しています。
水たまりも凍っていました。
さすが年末の高野山。
寒いです。
大門をくぐって、高野山の結界に入りました。
しばらく歩くと壇上伽藍です。
色鮮やかな大塔が青い空に映えています。
壇上伽藍の次は、霊宝館を見学しようと思ったのですが、今日から年末年始の休みで、休館でした。
で、次は真言宗総本山の金剛峯寺にお参りしました。
お義父さんのご冥福をお祈りします。
金剛峯寺の中を見学して、金剛山のランチで1位になっていた「花菱」さんで精進料理を戴きました。
どれも美味しかったのですが、右上のごま豆腐が、出汁のよく効いたあんかけに絡まって、特に美味しかったです。
お土産にみろく石饅頭と母親用に陀羅尼助を買って、金剛三昧院に向かいました。
三昧院の北条政子が建立した多宝塔は、陽があたった屋根から湯気があがっていました。
次の奥の院に向かう途中の高野山大師堂で塗香を袋に詰めた「きよめ袋」を買いました。
可愛い猫の顔の袋で、後で車に吊るしたら、車内が清い香りに包まれました。
そして、休憩がてら高野山の名物のやきもちを戴きました。
甘くて柔らかいお餅が、ほうじ茶に合います。
一の橋を渡ると、奥の院の参道です。
参道には明智光秀や石田三成など有名な人のお墓があります。
参道を歩き、最終目的、奥の院の弘法大師御廟にお参りしました。
お参りを済ませて一の橋に戻り、大門南駐車場行のバスで車に戻り、高野山詣でを終えました。
6時間ほどの高野山詣でです。
心が洗われたような1日でした。