折りたたみ自転車で日本一周 etc

Bromptonで休日を繋いで、日本一周を目指しています。 その他、趣味の魚釣りなどを綴っています。

日本一周 60日目 2016年5月14日 淡路島一周

2016年05月15日 | 日本一周


日本一周の軌跡を見ていると、大阪湾がぽっかりと空いています。

大阪で島というと真っ先に浮かぶのが淡路島。
その淡路島が空白だと、なんとも寂しいので、淡路島一周の旅に出ました。

淡路島のサイクリングコースを調べてみると、一周が150kmです。

BROMPTONで150kmは厳しいので、折りたためて早く走れるGIANTのMR4で行くことにしました。
MR4に乗るのは久しぶりです。
しかし、僕は当年とって52歳。
一日に150kmも走れるでしょうか・・・

自宅から電車に乗って、明石港に到着。
明石港から船に乗って、岩屋港にまで13分の船旅です。

短い船旅ですが、明石大橋の下をくぐり抜けるので、なかなか乗り応えがあります。


7:20
岩屋港からいよいよアワイチ(淡路島一周)のスタートです。


途中のコンビニで「淡路島サイクリングマップ」をもらいました。
国道や県道の名前、コンビニの位置などが乗っているので、良い目安になります。
ショートカットのコースも乗っているので、150kmが無理な時には、エスケープもできます。


子どもが小さいころに遊びに来たオノコロや泊まったことのある洲本温泉までは、平坦で走りやすい道です。
県道76号線に入ると、通行止めの看板が・・・
警備員さん曰く、先々週の強風でクレーン台船が座礁して、その処理のために10:00~11:00まで通行止めになっているそうです。
ここからまだ30分ほどの距離なので、行くだけ行って待っていたらということです。


再び走り始めると急な上り坂が待ち受けていました。
ロードの集団が次々と僕を抜かしていきます。


怪しげな「なぞのパラダイス」を通り過ぎ、下り坂になったところで50km走破しました。


3分の1の50kmを走りました。
時刻は10:20
所要時間は3時間
平均速度16km/h強
まずまずのペースです。


水仙郷の峠を越えると海沿いの道になり、走りやすくなります。
しばらく走ると、クレーン台船が座礁しているのが見えました。
通行止めが解除されるまで20分ほどあるので、一服しようと煙草に火をつけると、通行止めが解除されました。
慌てて規制区間を通り抜け、通り抜けたところで改めて一服。


福良の手前でまたもや坂道です。
親切にも、登坂中間点の看板がありました。
まだ700mも坂があります。


県道76号線から26号線に入ると、また峠越が・・・
登坂中間点の看板に励まされながら峠を越えると、福良の港が見えてきました。
ここで走行距離が75km
ちょうど中間点です。
時刻は12:00


福良で昼食を食べました。
適当に入った食堂ですが、鱧がお勧めということで、鱧フライ定食を食べました。
あっさりとした味で美味しかったです。

食堂の写真を撮り忘れていたのを思い出し、振り返って写真を撮ろうとすると、BROMPTON乗りが食堂に入ろうとしていました。
彼もアワイチに挑戦しているのでしょうか?


福良から鳴門岬をショートカットするコースがありますが、時間も体力もいけそうなので、完全アワイチを目指し、鳴門岬を回るコースに挑みました。

「この先登坂1600m」の看板にめげそうになりながら、峠を登り切ると「道の駅うずしお」へ2kmの看板。
2Kmを往復する元気が無いので、そのまま下り坂に。
途中に鳴門大橋が遠くに見えました。
橋の向こうは四国かな。


県道25号から県道31号に入るところで走行距離が100kmになりました。
時刻は14:15
3分の2を走破しました。
でも、右膝の裏側が痛くなってきました。


右膝を労わるように走り続けていると、「岩屋から110km」の看板。
まだ40kmもあります。


県道31号線は緩やかなアップダウンを繰り返す道です。
時折ロードに抜かされながら、「岩屋から120km」の看板。


淡路城が見えましたが、山の上にあるのでパス。


「岩屋から130km」の看板。
看板があるたびに休憩。
だんだん休憩の頻度が多くなってきました。


「岩屋から140km」の看板。
あと10kmです。
岩屋港で見かけたロードの人に抜かされました。


ようやく明石大橋が見えてきました。
明石大橋を過ぎたらすぐにゴールの岩屋港です。


17:20ごろに岩屋港に到着。
船がすぐに出るということなので、アワイチ走破の感慨に更ける間もなくあわただしく乗船しました。

船の中でほっと一息。
ようやくアワイチ走破の感慨に浸ることができました。
52歳でアワイチ150kmを走破。
僕もまだまだ捨てたもんじゃないですね。
走行距離の目安です。
前半と後半3分の1はほぼ平坦。
中間の3分の1が峠越えです。



大きな峠は4つあります。
一番きついのが最初の「なぞのパラダイス」の峠ですが、
最後の鳴門岬の峠が一番こたえます。

60日目

 

走行距離

147.1km

(GPS計測)

 

総走行距離

5,721.3km

交通費

920円

(自宅~明石)

交通費

720円

(明石港~岩屋港)

交通費

720円

(岩屋港~明石港)

交通費

920円

(明石~自宅)

合計

3,280円

 




釣り-「最後の最後に」

2016年05月08日 | チヌ(黒鯛)

日本一周の旅から帰った次の日、嫁さんの買い物に付き合ったら、土曜日に釣りに行ってもよいと許可が出ました。

行先は和歌山の筏。
去年の暮れの竿納以来、久しぶりの筏釣りです。

最近、天気が悪くて風が強かったのですが、本日は風も波も穏やかで、水面は池みたいです。

仕掛けをセットして釣りを開始。
写真のクーラボックスの上にある椅子は僕の自作です。

以前、Docutte-D5000を椅子に改造したのですが、座る位置が高くてダンゴを握るときに腰が痛くなるので、クーラボックスで自作しました。

クーラボックスのハンドルと本体の間が狭くて、市販の椅子をつけるとハンドルが使えなくなるので、アルミの角材と材木で作っています。
薄っぺらいクッションしか使えなかったので、長時間座り続けるとお尻が痛くなるのが欠点です。


オキアミとアケミ貝は取られたり残ってきたり、コーンは残ったまま。
とりあえず餌を取られるので、魚は居るようです。
いつかは喰ってくれるかなと、期待を込めながら手返しを続けました。

今日は大潮のせいか、潮の流れが早くて仕掛けがすぐに浮いてしまうので、-Bの水中ウキをつけてみました。
ダンゴが割れたら潮の流れに任せて仕掛けを送り込み、少し止めて誘いを入れてみると、コツコツとしたあたりの後に穂先が抑え込まれました。

気持ちのいい引きを味わいながら、玉網に収めたのは40cmの真鯛です。
釣りを始めて2時間。
早い時間に魚が釣れると、後は気楽に釣りを楽しめます。
本命の黒鯛でないのは残念ですが、いいお土産です。


その後も餌を取られたり残ってきたりと状況は変わらず、時折フグが釣れるだけです。
ボラでも寄ってきてくれたら、エサ取りが散ってチヌの釣れる確率が上がるのですが、今日はボラの気配もありません。
そうこうしているうちに時間は瞬く間に過ぎ、本命のチヌの顔を見れないまま、納竿時間となりました。

いつもの通り最後に餌を付けて仕掛けを放り込み、後片付けに掛かりました。

小道具を片付け、釣れた鯛を締めてクーラボックスに入れ、バケツで海水を汲んでダンゴのヌカで汚れた筏をきれいに洗い、
玉網と竿、どちらを先に仕舞おうかなあと思ったら、穂先にアタリが、おっと!思って竿を握ると、穂先がぐっと抑え込まれました。

力強く合わせると、しっかりと魚が掛かりました。
結構強烈な引きです。
糸を出して魚の引きをいなし、引きが弱まった隙に糸を巻く。
魚が突進すると糸を出して引きをいなす。
そんなことを繰り返しますが、なかなか勝負がつきません。

この引きは何だろう?
最後に針に付けたエサはコーンです。
コーンはチヌぐらいしか食べないのですが、・・・

あと10分ほどで迎えの船が来るのに。
でも、焦って魚を逃してしまったら元も子もありません。
ここは、じっくりと魚とやり取りを。

5分ほど魚と格闘したでしょうか。
ようやく上がってきたのは

ボラでした。
最後の最後にお前かい!


日本一周59日目 2016年5月4日 小浜 ~ 敦賀

2016年05月05日 | 日本一周


ホテルの窓から外を見ると、空は晴れわたり、風も弱そうでした。

敦賀駅を6:39に出発する電車に乗って、小浜を目指しました。
昨日予定していたコースを走ります。
昨日とは打って変わって順調に電車は走り、定刻どおり7:36に小浜に到着しました。

小浜でBROMPTONを組み立てようとすると、BROMPTON乗りが走ってきました。
これから路線バスで、京都に行くそうです。

前回は道の駅「若狭おばま」まで走ったので、軌跡をつなげるためにいったん27号線に出ました。
国道27号線から国道162号線に入り、再び小浜駅前を通って、海岸線に出ました。
昨日とはうって変わって、風も弱く、しかも追い風で楽に走れます。


太鼓の音が聞こえるので覗いてみると、布団太鼓でしょうか?
黄色い半被を着た人たちが、台車に積んだ太鼓を叩いていました。


遠くに何度か釣りに来たことのある仏谷の筏が見えました。
釣友のK君が初めてチヌを釣ったのが、ここの筏です。


トンネルを越えた湾にも筏が浮かんでいました。
このあたりにも釣友と泊りがけで釣りに来たことがあります。
確か、二日間も竿を出したけど、チヌが一匹も釣れなかった記憶が・・・


国道162号線は車の通りが少なく、走りやすい道です。
なによりトンネルの中にもちゃんと歩道があって、怖い思いをしなくて済むのがありがたいです。

三方五湖では、たくさんの釣り人がたくさんの竿を出していました。
リールのところにセンサーがついているところを見ると、鯉狙いでしょうか?


道の駅「三方五湖」のすぐ横に、「若狭三方縄文博物館」があったので、入ってみました。
たくさんの縄文土器と当時の生活様式がわかる資料が展示してあって、なかなか見応えのある所でした。
遠い昔の猟中心の生活ですが、僕の祖先も何代にもわたってこんな生活を生き抜いてきたのですね。
そう思うと、縄文時代が身近に感じられます。


「若狭三方縄文博物館」過ぎて、国道27号線に入りました。
お昼時になったので、国道沿いにあった食堂に入りました。
メニューに「がっつり男丼」というのがあったので、名前に魅かれて注文してみると、
出てきたどんぶりにびっくり。
凄いボリュームです。


「がっつり男丼」を何とか胃に収め、国道27号線を走っていくと、昨日、東美浜駅から国道27号線に入った交差点がありました。
ここから先は昨日走ったコースです。


無事に敦賀駅に到着。
昨日は気付かなかったのですが、駅前に銀河鉄道999のオブジェがありました。
999の車掌さん。
懐かしいです。


今回の日本一周の旅は、二日間で58.7kmしか進めませんでした。
まあ、今回はこんなもんで良しとしておきましょう。

59日目

 

走行距離

58.7km

(GPS計測)

 

総走行距離

5,574.2km

交通費

2,590円

(敦賀~自宅)

合計

2,590円

 


日本一周58日目 2016年5月3日 小浜 ~ 敦賀のはずが

2016年05月04日 | 日本一周



7:45大阪駅発の新快速に乗って、9:50に敦賀に到着。

10:44発の東舞鶴行の電車に乗って、前回の到着地の小浜に向かいます。

ところが、一駅進んだ西敦賀で強風のため電車が止まってしまいました。

30分ほど待って解除され、やっと電車が動いたと思ったら、二駅進んだ東美浜でまた電車が止まりました。

今度は、一時間待っても動き出しません。
運転手さん曰く、解除の目途はわからないそうです。

時計を見ると13:00近くになっています。

仮に電車が動いても、小浜まで10駅以上あるので、小一時間掛かります。
今日は夕方から雨の予報。
ましてや電車が運休するぐらいの強風では、安全にBROMPTONを走らせることができるかどうか?

引き返す勇気が必要ということで、東美浜で電車から降りて、敦賀に戻ることにしました。
駅でBROMPTONを組み立てて、輪行バッグを畳んでいると強風にあおられてBROMPTONが転倒してしまいました。


ひとまず東美浜駅から国道27号線に出ると、前に進むことができないぐらいの強風です。
GPSを見ると時速5km/hも出ていません。
ギアは当然1速です。
天理の坂よりきついです。

歩道に大きな木の枝が落ちていました。

後でニュースを見たら、今日は敦賀では5月観測史上最大となる35.8mの風が吹いたそうです。
35.8mということは、時速にして128.88km/h。

この枝が120km/hオーバーのスピードで飛んで来たら、当るとただでは済まないでしょうね。

とはいうものの、ホテルにチェックインするには時間が早すぎるので、敦賀市内を散策しました。

「敦賀鉄道資料館」
入ろうとしたらBROMPTONが突風で3回もこけたので、入るのを諦めました。

「敦賀赤レンガ」
中には精巧なジオラマがありました。

「氣比神宮」
日本三大木造大鳥居をくぐると、立派な社がありました。

「晴明神社」
小さな神社ですが、安倍晴明ゆかりの神社なので、きっとご利益があるでしょう。

「みなとつるが山車会館」
凝った飾りのついた山車が展示されています。

あっちこっち見て回ると程よい時間になったので、ホテルにチェックインしました。
本日の走行距離は21.3km。
でも、前回到着地にたどり着けなかったので、実質0kmです。
明日は風がやんだら良いのですが・・・


58日目

 

走行距離

0km

前回の到着地、小浜にたどり着けなかったので

 

総走行距離

5,515.5km

交通費

3,670円

(自宅~小浜)

宿泊費

4,200円

 

合計

7,870円

 

※経費には食事代やお土産代などは含んでいません。


釣り-「長男と磯へ」

2016年05月01日 | 石鯛

久しぶりに長男が釣りに付き合ってくれました。
釣行先は和歌山の磯で石鯛狙いです。


ところが、前日に天気予報を見てみると、天気はよさそうですが風が強いということです。
せっかく楽しみにしていたのに行けるかな?
といつもの和歌山の渡船屋に電話してみると、風裏に限定されるけれども、渡してくれるそうです。

港に着いてみると、時折車が揺れるぐらいの突風が吹いてきます。
大丈夫かなと思いながら船に乗ると、港から出てすぐの磯に渡してくれました。
背後に山、大きな岩があって、時折風が巻き込んでくるものの、何とか釣りができそうです。

今回用意した餌はサザエとナガレコ。
ウニが欲しかったのですが、最近は海が荒れていて、獲れていないそうです。

早速長男と僕の仕掛けをセットして、エサをつけて投げるも、サザエは赤身を残して白身が齧られるだけ、ナガレコはほとんど齧られずに残ってきます。
穂先が風に煽られて、アタリがわからない状況が続きました。


しかし、釣りを始めて3時間。
9時頃に長男の竿が大きく舞い込みました。
長男が竿を持つと、うまく魚が乗ったのですが、強烈な引きで穂先が海に着くぐらいに竿がのされてしまいました。

長男が竿を立てようとするも魚が動かない。
根に潜ったか?
長男に糸を緩めるさせると、すぐに魚が動き出しました。
長男と魚の格闘の再開。

なんとか長男が勝ったのですが、見えてきたのは赤い魚体でした。
60センチある玉網の枠よりも大きくて、すくうのも一苦労です。
何とか玉網に収め、磯の上に魚を引き上げました。

釣れたのは頭に大きな瘤のあるカンダイ、別名コブダイです。
80センチ近くはあったでしょうか。
本命ではないし、大きすぎてクーラーボックスに入らないので、写真だけ撮って逃がしてあげることにしました。


その後もサザエは赤身を残して白身が齧られるだけ、ナガレコはほとんど齧られずに残ってくる状況は変わらず、足元を攻めたり、遠投を試みるも甲斐なく、納竿となりました。

ひとまずは長男の竿が曲がっただけでも良かったということにしましょうか。

何よりも楽しかったのは、帰りの車の中で僕の若いころの話や、趣味や人生の考え方を長男に話せたことです。
息子とじっくり話をするなんて、こんな時ぐらいしかないですからね。