釣友のK君と今年最後の釣りに行きました。
釣行先はいつもの和歌山の筏です。
天気予報では晴れで風も弱いという予報でしたが、結構強い北西の風が吹いていました。
幸い筏は島の南東にかけられているので、風裏になって少しはましです。
K君と釣り座を決めるジャンケン。
今回乗った筏は、沖向きの左の角が不思議とよく釣れます。
僕がジャンケンに勝ったのですが、今年あまり獲物に恵まれていないK君に一番良い場所を譲ってあげました。
僕は島と並行した向きに釣り座を決めて今年最後の釣りの開始。
オキアミをダンゴにくるんで底まで落とし、ダンゴが割れるとスーッと糸が流れていきます。
結構早い潮だなあと思いながら、リールから竿いっぱいまでの糸を出して仕掛けを流すこと3回。
穂先にコツンとあたりがあったと思うと、ぐいっと引き込まれました。
すかさずアワセを入れると、結構いい引きの魚がかかりました。
一投目からなんだろうと思っていると、赤い魚体が上がってきました。
真鯛です。
残念ながら尾ひれが擦り切れているので、天然物ではなく近くの釣り堀か養殖筏からの脱走兵でしょう。
家族から正月用の鯛を釣ってくるように言われていたので、幸先の良いスタートです。
しかし、その後すぐに潮が止まり、餌がそのまま戻ってくる状態になりました。
オモリをつけたり外したり、中層から落とし込んだり這わせたり、いろいろと手を尽くしましたが潮は動かず、魚の活性も上がらず、あっというまに納竿時間となりました。
K君は残念ながら坊主。
僕は正月の鯛を手に入れたので、上々の竿お納めとなりました。
長年釣りをやっていますが、竿お納めで鯛を手に入れたのは初めてです。
渡船で港に戻ると、船頭がミカンとカレイとヒイカをくれました。
お土産をいっぱい持って帰ることができて、気持ちよく今年の釣りを締めくくることができました。
来年も良い年でありますように・・・
前回で今年の石鯛釣りを最後にしようと思っていたのですが、悔しい思いの後に良い思いを味わったので、また磯の上に立ってしまいました。
今回はこの前より冷え込みがきつくなっているし、小潮なので魚の活性が低いだろうと思い、ウニは20個、注文しました。
そしてヤドカリと思ったら、なんと売り切れています。
ヤドカリが無いと今日はダメかも。
いや、この前はウニで大物が掛かったのでと気を取り直し、ウニの横にあったサザエ8個入りを一袋追加しました。
今までは投げやすいように瀬ずれワイヤーを1mにしていたのですが、前回は根に突っ込まれて道糸を切られたので、今回は2mの瀬ずれワイヤーを用意してきました。
これで、この前のように根に突っ込まれても大丈夫です。
でも、ウニはそのまま返ってきました。
やっぱり魚の活性が低いようです。
でも、サザエはあっという間に赤身だけを残して喰われてしまいます。
大したアタリがないまま、10時に弁当舟が来たので、弁当を食べて少し昼寝。
11時に釣りを再開して数投目に、竿が舞い込みました。
竿を持つとずっしりとした手応え、でも、なんか違います。
石鯛を戦闘機に例えると、爆撃機のような感じです。
速さが無くて重たい。
上がってきたのは大きなアオブダイです。
抜きあげたら竿が折れそうだし、玉網ですくうとタモの柄が折れそうです。
どうしようかと悩んでいる間に、針が外れて逃げられました。
アオブダイは毒を持っていることがあると聞いたことがあるので、逃げられて良しとしましょう。
その後も大したアタリが無く時間が過ぎていき、サザエはなくなり、ウニも残すところ二つ。
ラストツーのウニも少しかじられて戻ってきたので、ラストのウニと数珠掛けして投入すると、コツコツと穂先が反応しました。
舞い込め!と願うと、本当に竿が舞い込みました。
先ほどのアオブダイとは違ったスピード感のある引きです。
瀬に潜ろうとする魚を力ずくで引き離し、ようやく手元に寄せてきました。
瀬ずれワイヤーが見えてきました。
あと2m巻いたら魚と対面です。
今回も最後の最後に石鯛を獲ることができました。
と思ったら、魚が茶色い?
コロダイでもないし・・・
寄ってきた魚はかなりの大物で、抜きあげるのは無理です。(後で測ったら57cm)
仕方がないので玉網ですくおうとしたのですが、重い石鯛竿を片手にもって、魚をタモ入れするのは大変です。
何度も失敗しながらも、何とか玉網に魚を入れることができました。
何だろう?この魚は。
フエフキダイに似ているけど、ちょっと違うような。
迎えの船で船頭に聞くとタマミという魚だそうです。
標準和名はハマフエフキダイです。
美味しい魚だそうです。
本命の石鯛には出会えうことができませんでしたが、初めての魚を釣ることができたので、暖かくなるまで石鯛釣りを我慢できそうです。