ホテルの窓から外を見ると、今日もいい天気、絶好のサイクリング日和です。
でも、ホテルから出ると、結構寒いです。
さすが、東北の地。
BROMPTONに乗って、まずは国道45号線に出ました。
道端の温度計が、9度を表示していました。
どおりで寒いはずです。
大阪より、5度以上低いですね。
市街地を抜けると、車が少なく、走りよい道です。
併行して、三陸沿岸道路が走っているからでしょうか。
ゆっくり走ろう岩手県。
今日は150km以上走る予定なので、体力を温存するためゆっくり走りますよ。
そういえば、僕が岩手県に足を踏み入れるのは初めてです。
岩手県は、僕がBROMPTONと訪れる28個目の道府県です。
今日も太平洋を見ることができました。
やっぱり、海はいいですね。
津波を注意する看板が出ていました。
10年前の傷跡は、まだ残っているようです。
国道45号線はアップダウンを繰り返す道です。
いままで大した坂道はなかったのですが、登坂車線が現れました。
案の定、きつくて長い上り坂です。
途中、動物が前を横切りました。
慌ててカメラを出して撮ったのですが、写ったのは尻尾だけ、
狐みたいですね。
北海道ではないので、キタキツネではなくホンドキツネでしょう。
峠を越えて走っていくと、面白い盆栽がありました。
可愛い盆栽です。
こんな形にできるなんて、すごい技術ですね。
津波除けでしょうか、ここにも高い堤防が築かれています。
普代村は、北緯40度東端の地だそうです。
そういえば、本州最東端ももうすぐです。
きつい上りをえっちらおっちらと登っていくと、レストハウスがありました。
ちょうどお昼時だったので、坂に勝つためにかつ丼を注文しました。
サクサク衣のカツ丼は絶品で、お澄ましに入っていた海藻が美味しかったです。
お腹が膨れたところで、坂との格闘です。
国道45号線はアップダウンの多い道で、次から次へと坂が現れます。
ついにBROMPTONの1速でもペダルを踏むことができず、押しが入る坂まで現れました。
BROMPTONを押し押し坂を上っていくと、無情にも通行止めの看板が・・・
でも、看板をよく見ると歩行者や自転車は通行可能と書いてありました。
ほっと胸を撫でおろして進んでいくと、
国道45号線最高地点の看板が・・・
380mも上ったのですね。
ということは、ここからは下り坂です。
でも、楽な下りはあっという間に終わり、無常にアップダウンが続きます。
たしかに、最高地点とは書いてあったけど、坂道が終わりとは書いていなかった・・・
山間の向こうに見える水平線が綺麗です・・・
走行距離が100kmを越え、足も限界に近づいていますが、まだまだアップダウンが続きます。
上り下りが続くトンネルをいくつも超えて、
ようやく宮古駅に着いたときは、すっかり日が暮れていました。
国道45号線、思ったよりもきつかったです。
今日はここから宅急便センターに行ってBROMPTONを預けて、
明日はローカル線と東北新幹線を乗り継いで大阪に帰ります。
107日目
走行距離 151.4km(GPS計測)
総走行距離 10,316.4km
出発時間 5:59 (八戸)
到着時間 17:27 (宮古)
走行時間 11時間28分
平均速度 13.2km/h
三沢空港に向かう飛行機の窓から、富士山が見えました。
白い雪を被っています。
最近、めっきり寒くなりましたね。
無事に三沢空港に着陸し、BROMPTONのタイヤに空気を入れなおして、日本一周の旅の始まりです。
前回の旅で体を温めた三沢空港温泉の前を左に曲がり、国道338号線に出ました。
しばらく走ると、太平洋が見えました。
今日は海も穏やかなようです。
天気も良く、風もなく、絶好のサイクリング日和です。
国道338号線から県道19号線に入り、八戸を目指します。
国道からそれると、車の量が減って、走るのが楽です。
でも、秋の東北は日が暮れるのが早いです。
早くも日が傾いてきました。
河原では、ススキの穂が風に揺れていました。
のどかな風景です。
八戸に入ると、工場が並んでしました。
八戸は工業地帯なんですね。この線路は、貨物用の列車かな?
八戸市街に入るころには、すっかりと日が暮れてしまいました。
国道の本線は自転車が進入禁止だったので、側道にそれると、
階段です・・・
BROMPTONを担ぎ上げて、ホテルに到着しました。
107日目
走行距離 30.4km(GPS計測)
総走行距離 10,165.0km
出発時間 15:28 (三沢空港)
到着時間 17:35 (八戸)
走行時間 2時間7分
平均速度 14.4km/h
前回の日本一周の旅で、急な坂道でペダルに力を入れて漕ぐと、チェーンテンショナーのあたりから、コリコリと異音が発生しました。
プーリは何度か交換していますが、テンショナー本体は11年前に買ったままで、1万キロ以上走っています。
材質がプラスチックということもあるので、劣化しているのかもしれません。
ということで、LOROさんで新しいテンショナーを買ってきました。
プーリーを何度か交換しているので、テンショナーの取り外しはお手の物です。
あっという間に新しいテンショナーに交換完了。
これで異音がしなくなるかな。
次の日本一周の旅が楽しみです。
末っ子の次男が二十歳になりましたので、恒例の生まれた年のワインをプレゼントしました。
真ん中が長女、左が長男、右が今回次男にプレゼントしたワインの空き瓶です。
初めてのワインは、みんな美味しくなかったみたいですが、記念です。
日本一周の旅を始めたときは、まだ小学4年生だったのに、大きくなったものです。
今日は久しぶりにSさんと釣行です。
釣友のK君は残念ながら、休みを取ることができませんでした。
筏に乗って、3投目に良い型の魚を掛けました。
45センチの、真鯛でした。
本命のチヌではありませんが、いいお土産です。
今日も魚の活性は高く、オキアミはもちろんのこと、コーンもサナギも、ダンゴが割れた瞬間に取られてしまいます。
中層はアイゴだらけで、途中でダンゴを割られると、刺し餌はアイゴの餌食になってしまいます。
餌取りに苦戦しながらも釣りを続けていると、昼過ぎにSさんがシマアジを釣り上げました。
底近くでダンゴを割ったら食ってきたそうです。
僕も真似をして9ヒロ下でダンゴを割ってみると、シマアジを釣ることができました。
丸々としたおいしそうなシマアジです。
時折ヘダイや小さな真鯛を掛けながら、刻々と時間は過ぎていきました。
納竿1時間前にSさんがようやくチヌを釣り上げました。
僕もあやかろうとSさんから活性起爆剤を振りかけたオキアミをもらって頑張ったのですが、
チヌをとらえられずに時間切れとなりました。
それでも、Sさんはチヌとシマアジ、僕は真鯛3匹、シマアジ1匹、ヘダイ2匹、アジ2匹の大漁でした。
コロナ感染症の影響で釣りはずっと一人でしたが、久しぶりの釣友との釣行は楽しかったです。
ウニを25個買って、和歌山の磯に上がりました。
広い磯に渡してもらったのですが、今日は大潮で渡礁したときはちょうど満潮です。
磯の先端がねらい目ですが、波をかぶっています。
船頭から潮が引くまでは船着きでしたら良いと言われたので、まずは船着きで竿を出しました。
船着きは水深が浅くて中々餌も取られず、9時ごろに潮が引いてきて、
そろそろ先端に移動しようかなと思ったら、穂先を抑えるいいアタリが出ました。
しかし、舞い込むまではいかず。
このままここで粘ろうかと悩んだのですが、先端に移動することにしました。
やっぱり、先端は目の前に海原が広がって、気持ちがいいです。
仕掛けを放り込むと、穂先をガンガンたたくアタリが出ました。
しかし、舞い込むまではいかず。
そうこうしているうちに弁当船がきて、船頭が右向きの島の方向にポイントがあると教えてくれました。
船頭のアドバイスに従って、右側に移動しました。
ところが、まったくアタリが無く餌を齧られるだけです。
先端に戻ろうか、それとも船着きに戻ろうかと悩んでいるうちに、餌のウニが無くなってしまいました。
狙っているポイントを信じ切ることができず、中途半端な釣りになってしまいました。