釣友のSさんは親の介護で忙しく、K君は子守で忙しく、久しぶりの三人での筏釣りです。
風も弱くて波も穏やかで、絶好の釣り日和です。
魚の活性も高く、餌がすぐに取られてしまいます。
ボラも寄ってきて、ダンゴを突っついてきます。
でも、なかなかチヌが口を使ってくれません。
まだチヌが寄らないか、まだ寄らないかと思いながらダンゴを打ち返すこと2時間半、ダンゴが着底直前に割られてしまったけど、そのまま待っていると小さなアタリが出ました。
小気味良い引きを味わいながら、玉網に収めたのは33センチのチヌでした。
小ぶりですが、綺麗なチヌです。
本命のチヌが釣れて一安心。
でも、後が続きません。
Sさんはボラを掛けたりしていますが、チヌは釣れていません。
一方、K君はアタリもないそうです。
10時過ぎに早めに昼食をとって、釣座をK君に譲ってあげました。
K君の釣座でチヌを釣り上げたらネタになるのですが、そうもいかないです。
そのころから風が強くなってきて、波が立ち釣り辛くなってきました。
相変わらず魚が掛からないK君は諦めモードに。
見かねたSさんが活性起爆剤を振りかけたオキアミをK君に譲ると、K君の竿が大きく曲がりました。
K君、自己記録更新の48センチのチヌです。
僕の釣座とSさんの餌で釣ったチヌなので、感謝するように。
残念ながらSさんはチヌを釣ることができませんでしたが、久しぶりの3人の釣りは楽しいものになりました。
釣り仲間との釣行も良いものですね。
ホテルの窓から外を見ると、今日もどんより曇っています。
今日も富士山は見えそうにないですが、日差しがない分、走りやすいでしょう。
ホテルを出発して、吉田港入口から国道150号線を走ります。
太平洋岸自転車道の標識に従って海沿いの道に出ると、海はたくさんのサーファーで賑わっていました。
今日は波が高いので、絶好のサーファー日和でしょうね。
でも向かい風なので、自転車は辛いです。
太平洋岸自転車道は国道沿いになって、走りよい道です。
国道150号線をそれて、御前崎に向かいます。
しばらく走ると、白い灯台が見えてきました。
静岡県最南端の御前崎に到着です。
灯台のところまで登って、灯台に登ってみることにしました。
ちょうど開業する時間で、係の人が鍵を開けていました。
灯台に登って富士山が見える方向を伺ったのですが、やっぱり富士山は見えませんでした。
灯台を出て、再び国道150号線に入りました。
道沿いで馬が草を食んでいました。
僕の緑の馬と白馬のツーショット。
太平洋岸自転車道の標識があったので従っていくと、
浜松まで自転車道が通っているようです。
海沿いの感じの良い道です。
でも、砂に埋もれて通行止めになっていて、国道に戻る羽目に。
今度は右折の標識が出ていましたが、僕のルールでは国道より海側を走ることになっているので、無視して直進します。
浜名湖で名物のウナギを食べようと思っていたのですが、空腹に耐えきれず見つけたラーメン屋に飛び込みました。
濃厚なスープが美味です。
美味しいラーメン屋さんに入れてラッキーです。
お腹が膨れたところで、またもや現れた太平洋岸自転車道に入りました。
ところが、道を見失って行き止まりに入ってしまって、また国道150号線に戻る羽目に。
この先の橋は強風が吹いているようです。
天竜川に差し掛かりました。
橋の上は向かい風が強くて、橋を渡り切るのに往生しました。
橋を渡ってさざんか通りを走っていると、ロードのライダーがお疲れさまと言って抜かしていきました。
今日は向かい風で疲れています。
激励、ありがとうございます。
浜名湖に到着しました。
新幹線の向こう側に浜名湖があるはずですが、見えません。
そういえば、小さいころに母方の祖父に生まれて初めて新幹線に乗せてもらって、浜名湖に来たことがあります。
母の実家に行くと、まずは祖父の部屋に入って、正座をしてご挨拶しなければいけませんでした。
幼心に厳しく怖い思い出しかないのですが、孫は可愛かったのでしょうか。
僕にはまだ孫がいないですが、きっと可愛いのでしょうね。
そんなことを思い出しながら今日の目的地の新居町駅に到着。
ここから東海道線で豊橋まで行って、新幹線で大阪に帰ります。
31日目
走行距離 98.1km(GPS計測)
総走行距離 12,301.4km
出発時間 07:04 (吉田町)
到着時間 14:39 (新居町駅)
走行時間 7時間35分
平均速度 12.9km/h
新幹線を名古屋でこだまに乗り継ぎ、新富士駅に到着しました。
今日は富士山口から出てみました。
残念ながら、富士山は雲に隠れて見えません。
富士山が見えないのは残念ですが、日差しが柔らかになって走りやすいだろうと気持ちを切り替えて、日本一周の旅に出発です。
国道1号線に入って、西を目指します。
今日も太平洋岸自転車道の標識を頼りに走る予定です。
太平洋岸自転車道の標識に従って国道をそれて、堤防の上の道に入ってみと、真横に太平洋を見ることができました。
でも、堤防沿いの道が行き止まり、
太平洋岸自転車道に戻って走っていくと、東海道廣重美術館がありました。
浮世絵が展示されていて、昔の東海道の様子を伺えました。
国道1号線は自動車道になっていて、自転車で走行することができません。
左は高速道路?右は国道一号線のバイパスで、間の歩道を走って西に向かいます。
清水港まで走ってきました。
清水の次郎長の生まれ故郷ですね。
大きな市場があったので入ってみると、食堂がありました。
ちょうどお昼時だったので、ポキ丼セットを戴きました。
ごま油の効いたマグロの漬けが美味です。
少し走ると、ちびまる子ちゃんランドがありました。
ファンシーな雰囲気で、還暦前のおじさんが一人で入るには勇気がいります。
作者のさくらももこ先生と同世代なので、勇気を出して入ってみることにしました。
チケットを買って足を踏み入れると、まるこちゃんが迎えてくれました。
ちびまる子は単行本の巻末に載っていた「ほのぼの劇場」が好きでしたね。
国道150号線からそれて、東海大海洋科学博物館のある岬を回りました。
海の博物館は予約制なので入れません。
自転車は時間が読みづらいので、予約を取りにくいのですよね。
岬を回って三保の松原まで走ると、羽衣伝説の松がありました。
この松は3代目だそうです。
海岸に出て、廣重美術館で見た浮世絵みたいな写真が取れないかと挑戦してみました。
とった写真はこれ、
富士山は見えないし、廣重はどこからあの浮世絵を書いたのでしょうか?
三保の松原の入り口の茶店で安倍川餅を戴きました。
自転車で疲れた体に甘さが染みわたります。
国道から、徳川家康が葬られた久能山が見えました。
昔、家族旅行で訪れたところです。
海沿いの道を走ろうと、県道416号線に入りました。
県道416号線は海の上に突き出ていて、海沿いマイナス100mです。
県道416号線はここからきつい上りで、ロードバイクとオートバイが抜かしていきます。
峠を越えてコンビニで休憩していると、ホンダDAXがとまっていました。
コンビニから出てきた持ち主とお話すると、去年の10月に注文して、ようやく手に入ったそうです。
僕は去年の夏前に予約しているのに、まだ手に入りません。
羨ましいなあ。
ぎゃあぎゃあと鳥の声がするので辺りを見回してみると、木に大きな白い鳥がいっぱい止まっていました。
繁殖しているのでしょうか?
大井川に差し掛かりました。
廣重の時代は橋が無くて、川渡しを雇わなくてはいけなかったようです。
端から川を見ると、前日の雨で増水しています。
江戸時代だったら足止めを食らっていたかも。
無事に大井川を渡って、吉田町のホテルに宿泊しました。
130日目
走行距離 87.36km(GPS計測)
総走行距離 12,503.3km
出発時間 08:28 (新富士駅)
到着時間 16:33 (吉田)
走行時間 7時間05分
平均速度 12.3km/h
今日は島根から里帰りした長男と筏釣りに行きました。
朝のうちは波や風も穏やかだったのですが、魚の気配がありません。
そうこうしているうちに天気予報では5mほどの風だったのですが、突風が吹き荒れ、波も激しくなってきました。
筏に乗り慣れていない長男は酔ってしまってダウン。
僕がフグを一匹釣っただけで、早上がりの船で納竿することになってしまいました。