前回の回答
次の四字熟語の読み方を答えてください。
※読み方が複数あるものには代表的な読みを答えとして表示しています。
問1 人心収攬 -じんしんしゅうらん-人々の心をうまくとらえてまとめること。また、人々の信頼をかちえること。▽「人心」は多くの人々の心。「収攬」は集めてつかむ、にぎること。
問2 洪範九疇 - こうはんきゅうちゅう-「書経」の洪範編に述べられた政治道徳の九原則。五行 (ごぎょう) ・五事・八政・五紀・皇極・三徳・稽疑 (けいぎ) ・庶徴 (しょちょう) ・五福の九つ。
問3 往事渺茫 -おうじびょうぼう-過ぎていった昔のことは、遠くかすんではっきりとしないということ。
「往事」は過ぎ去った過去のこと。
「渺茫」ははるか遠い様子や広くて果てしない様子のこと。
問4 鄒衍降霜 -すうえんこうそう-天に無実を訴えて、真夏に霜を降らせたという鄒衍の故事のこと。
中国の戦国時代の五行説を唱えた思想家の鄒衍は、無実の罪で投獄されたときに、天に無実を訴えると、天はそれに応えて真夏に霜を降らせたという故事。
問5 嗇夫利口 -しょくふりこう-喋りは達者だが、身分の低い人のこと。
「嗇夫」は地位の低い役人のこと。
「利口」は喋りが上手い人。
中国の前漢の文帝が、上林苑の動物園に行ったときに、動物園の帳簿について尋ねても誰も答えることが出来なかったが、口のうまい下級の役人だけが答えることができた。
その喋りに感心した文帝は、口のうまい下級の役人を長官にしようとしたが、家臣に口がうまいだけの男を昇進させると天下の混乱に繋がると諫められ、昇進を取りやめたという故事から。
今回の出題
次の四字熟語の読み方を答えてください。
※読み方が複数あるものには代表的な読みを答えとして表示しています。
問1 撥乱反正
問2 対驢撫琴
問3 人心洶洶
問4 恍恍惚惚
問5 白璧断獄
*漢字検定Web問題集 HP より
*goo辞書・四字熟語辞典オンライン より