「水の都 延岡」
五ヶ瀬川を始め、大瀬川・祝子川・北川・沖田川・浜川など多くの河川が市内を流れており、その豊かな水郷としての性格から水の郷百選にも選ばれた。*Wikipedia より
延岡市は、市の後背地九州山地から五ヶ瀬川、大瀬川、祝子川(ほうりがわ)、北川の大きな河川が市街地を悠々と貫流して日向灘に注いでいる清らかな水と、豊富なみどり、市民のいきいきとした活力を指標とする、『水とみどりと活力ある都市(まち)』です。
特に、飲料水は、五ヶ瀬川の伏流水を基にし、殆ど滅菌も必要ないほど上質な水です。
市水道局では水源の水を塩素を使わずに加熱滅菌してペットボトルに詰めた、「天下一の水」を製造・販売しています。
五ヶ瀬川には、毎年秋になると、300年の歴史があるといわれている「鮎やな」が市街地を含め2箇所に架けられます。
やなのすぐ側には、取りたての鮎を提供する座敷が設けられ、川のせせらぎを聞きながら賞味する味は格別です。
また、この五ヶ瀬川では、昭和50年から「いかだ下り」が行われ、今では夏の風物詩として、40チーム近くが参加し、約4kmを下ります。
色とりどりのイカダが清らかな水面に浮かぶ姿は美しく、多くの見物客であふれています。
さらに、大瀬川河川敷では夏に「リバーフェスタ」と銘打って、子供達が手拭いで小魚すくいをしたり、川の中の生物調査、さらには親子でDボートをつくって競争するなど、川にじかに触れるさまざまな遊びが行われ、市民が自然に川と親しむようになっています。
この五ヶ瀬川上流には、江戸時代、八代将軍吉宗の時代に完成した岩熊井堰があります。
江戸時代としては屈指で、井堰の幅は約260m、用水路の長さは約12kmにもおよび、11年の歳月と多額の費用をかけて完成しました。井堰完成後には、 300石余の増収を得たといわれ、現在でもここから引く水で、多くの田んぼが潤っています。
このように昔から水との関わりは深く、水に対する感謝の気持ちを大切に、市内の各地には必ずといっていいほど水神さんが祭ってあります。
また、川に灯籠を流す「流れ灌頂(かんじょう)」は、お盆明けに毎年行われ、先祖や無縁仏の霊を供養する江戸時代からの伝統行事として今日まで引き継がれ ています。
*https://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/mizusato/shichoson/kyushu/nobeoka.htm より